Angular Grid グループ化

    Angular Material テーブルまたは UI グリッドの Group By 動作は、列の値に基づいてグループ化されたデータ行を作成します。igxGrid の Group By では、グループを階層構造で視覚化できます。グループデータ行は展開または縮小でき、グループの順序は UI または API で変更できます。行選択を有効にすると、Group By 行セレクターがグループ行の一番左の領域に描画されます。rowSelection プロパティが単一に設定されている場合、チェックボックスは無効になり、選択が行われるグループの表示としてのみ機能します。rowSelection プロパティが複数に設定されている場合、Group By 行セレクターをクリックすると、このグループに属するすべてのレコードが選択されます。

    Angular Grid グループ化の例

    この例は、大量のデータのグループ化が可能であることを示しています。列ヘッダーを一番上 (グループ化領域) にドラッグすると、ユーザーは選択した列のデータを階層構造で表示できます。さらに列ヘッダーを一番上にドラッグすることで、複数のフィールドでグループ化できます。これらのグループ化オプションは、ユーザーが多数の行と列を持つテーブルがあり、はるかに高速で視覚的に受け入れられる方法でデータを表示しようとする場合に役立ちます。

    初期のグループ化状態

    グリッドの groupingExpressions プロパティに式の配列を割り当てることによって、グリッドの初期グループ化を定義することができます。

    public ngOnInit() {
        grid.groupingExpressions = [
            { fieldName: 'ProductName', dir: SortingDirection.Desc },
            { fieldName: 'Released', dir: SortingDirection.Desc }
        ];
    }
    

    グループ式は、ISortingExpression インターフェイスを実装します。

    Group By API

    グループ化 API

    グループ化は、UI およびグリッド コンポーネントで公開された API で実行できます。各列の groupable プロパティを true に設定してエンドユーザーは特定の列でグリッド データをグループ化できます。

    <igx-grid [data]="data">
        <igx-column *ngFor="let c of columns" [field]="c.field" [groupable]="true">
        </igx-column>
    </igx-grid>
    
    public ngOnInit() {
        grid.columns.forEach((column) => {
            column.groupable = true;
        });
    }
    

    ランタイムの式は groupingExpressions プロパティの取得または設定できます。既存の式を追加または変更する必要がある場合、ISortingExpression の単一または配列の groupBy メソッドを使用してください。

    grid.groupBy({ fieldName: 'ProductName', dir: SortingDirection.Desc, ignoreCase: true });
    

    グループ化は、ソートおよびグループ式が列がグループ化されずにソートされた場合もソートされた列として適用される場合に可能です。グループ式は sortingExpressions プロパティにあり、グループ列の式が常に最初になるようソートします。ソート API は、グループ化された列の式を変更した場合にグルーピングに影響があります。グループ式 (列グループ解除) を削除してソートを解除します。

    API の展開/縮小

    グループ式の他にグループ行の展開も制御できます。igxGrid コンポーネント groupingExpansionState の別のプロパティに保存されます。グループ行は、作成されたフィールド名とグループ化の各レベルを表す値に基づいて識別されます。以下は展開状態のインターフェイスのシグネチャです。

    export interface IGroupByKey {
        fieldName: string;
        value: any;
    }
    
    export interface IGroupByExpandState {
        hierarchy: Array<IGroupByKey>;
        expanded: boolean;
    }
    

    groupingExpressionsIGroupByExpandState のリストを直接 groupingExpansionState に設定すると展開が変更されます。igxGrid はグループ レコード インスタンスでトグルするメソッドを公開します。

        const groupRow = this.grid.groupsRecords.find(r => r.value === "France");
        const groupRow = this.grid.getRowByIndex(0).groupRow;
        grid.toggleGroup(groupRow);
        groupRow.expanded = false;
    

    グループは展開済み (デフォルト) または縮小済みに作成でき、展開状態は一般的にデフォルト動作の反対の状態のみ含みます。グループを作成して展開するかどうか、または groupsExpanded プロパティを介すかどうかを制御できます。

    グループ API ですべての行を選択/選択解除

    グループ内のすべての行の選択/選択解除は、selectRowsInGroup および deselectRowsInGroup API メソッドを介して利用できます。

    以下のコードスニペットは、グループ レコード selectRowsInGroup メソッドを使用してグループ内のすべての行を選択するために使用できます。さらに、このメソッドの 2 番目のパラメーターは boolean プロパティです。それを使用して、前の行の選択をクリアするかどうかを選択できます。以前の選択はデフォルトで保存されます。

        const groupRow = this.grid.groupsRecords.find(r => r.value === "France");
        const groupRow = this.grid.getRowByIndex(0).groupRow;
        grid.selectRowsInGroup(groupRow);
    

    プログラムでグループ内のすべての行の選択を解除する必要がある場合は、deselectRowsInGroup メソッドを使用できます。

        const groupRow = this.grid.groupsRecords.find(r => r.value === "France");
        const groupRow = this.grid.getRowByIndex(0).groupRow;
        grid.deselectRowsInGroup(groupRow);
    

    テンプレート

    グループ行テンプレート

    展開/縮小 UI を除くグループ行は完全にテンプレート化可能です。デフォルトでグループ アイコンを描画し、フィールド名と値を表示します。テンプレートが描画されるレコードのグループ化には、以下のシグネチャがあります:

    export interface IGroupByRecord {
        expression: ISortingExpression;
        level: number;
        records: GroupedRecords;
        value: any;
        groupParent: IGroupByRecord;
        groups?: IGroupByRecord[];
    }
    

    たとえば、以下のテンプレートはグループ行集計でより詳細な情報を表示します:

    <ng-template igxGroupByRow let-groupRow>
        <span>Total items with value: {{ groupRow.value }} are {{ groupRow.records.length }}</span>
    </ng-template>
    

    グループ行セレクター テンプレート

    上記のように、展開/縮小 UI を除くグループ行は完全にテンプレート化可能です。グリッド内にカスタムの GroupBy 行セレクター テンプレートを作成するには、igxGroupByRowSelector ディレクティブを使用して <ng-template> を宣言します。テンプレートから、Group By 行の状態に関する情報を提供するプロパティを使用して、暗黙的に提供されたコンテキスト変数にアクセスできます。

    selectedCount プロパティは、現在選択されているグループ レコードの数を示し、totalCount はグループに属するレコードの数を示します。

    <ng-template igxGroupByRowSelector let-groupByRowContext>
        {{ groupByRowContext.selectedCount }} / {{ groupByRowContext.totalCount  }}
    </ng-template>
    

    groupRow プロパティは、グループ行への参照を返します。

    <ng-template igxGroupByRowSelector let-groupByRowContext>
        <div (click)="handleGroupByRowSelectorClick($event, groupByRowContext.groupRow)">Handle groupRow</div>
    </ng-template>
    

    selectedCounttotalCount プロパティを使用して、Group By 行セレクターをチェックするか不確定にする (部分的に選択する) かを決定できます。

    <igx-grid #grid [data]="gridData" primaryKey="ProductID" rowSelection="multiple">
        <!-- ... -->
        <ng-template igxGroupByRowSelector let-context>
            <igx-checkbox
                [checked]=" context.selectedCount > 0 && context.selectedCount === context.totalCount"
                [indeterminate]="context.selectedCount > 0 && context.selectedCount !== context.totalCount">
            </igx-checkbox>
        </ng-template>
    </igx-grid>
    

    Angular Grid ページングでグループ化

    グループ行は、データ行とともにページング プロセスに関係します。それらは各ページのページ サイズにカウントされます。折りたたまれた行はページング プロセスに含まれません。展開または折りたたみ操作を行うと、ページングでページ数が再計算され、必要に応じてページ インデックスが調整されます。 複数のページにまたがるグループは、ページ間で分割されます。グループ行は、開始ページでのみ表示され、後続のページでは繰り返されません。グループ行の要約情報はグループ全体に基づいて計算され、ページングの影響を受けません。

    Angular ページングでグループ化の例

    集計でグループ化

    グループ化と要約の統合については、集計トピックで説明しています。

    キーボード ナビゲーション

    グループ UI は、以下のキーボード インタラクションをサポートします。

    • グループ行 (行または展開/縮小セルにフォーカス)

      • ALT + RIGHT - グループの展開
      • ALT + LEFT - グループの縮小
      • SPACE - rowSelection プロパティが複数に設定されている場合、グループ内のすべての行を選択します。
    • グループ領域の igxChip コンポーネントのグループ化 (チップにフォーカス)

      • SHIFT + LEFT - フォーカスしたチップの左へ移動し、可能な場合はグループ順序を変更します。
      • SHIFT + RIGHT - フォーカスしたチップの右へ移動し、可能な場合はグループ順序を変更します。
      • SPACE - ソートの方向を変更します。
      • DELETE - フィールドのグループ解除
      • チップの別の要素をフォーカスでき ENTER キーでインタラクティブに操作できます。

    Angular Grid カスタム グループ化

    igxGrid では、列ごとまたはグループ化式ごとにカスタム グループを定義できます。これにより、カスタム条件に基づいてグループ化が提供されます。これは、複雑なオブジェクトごとにグループ化する必要がある場合、または他のアプリケーション固有のシナリオで役立ちます。

    Note

    カスタム グループ化を実装するには、まずデータを適切にソートする必要があります。このため、ベース DefaultSortingStrategy を拡張するカスタムのソート ストラテジを適用する必要がある場合もあります。データがソートされた後、列または特定のグループ化式に groupingComparer を指定することにより、カスタム グループを決定できます。

    以下のサンプルは、Date によるカスタム グループ化を示しています。日付の値は、ユーザーが選択したグループ化モードに基づいて、日、週、月、または年でソート / グループ化されています。

    Angular カスタム グループ化の例

    このサンプルでは、さまざまな日付条件のカスタム ソート ストラテジを定義しています。 各カスタム ストラテジ、ベースの DefaultSortingStrategy を拡張し、compareValues メソッドを定義します。 値をソートするときに使用されるカスタム比較関数です。さらに、比較に必要な日付から値を抽出します。

    class BaseSortingStrategy extends DefaultSortingStrategy {
    
        public getParsedDate(date: any) {
            return {
                day: date.getDay(),
                month: date.getMonth() + 1,
                year: date.getFullYear()
            };
        }
    
        compareValues(a: any, b: any) {
            const dateA = this.getParsedDate(a);
            const dateB = this.getParsedDate(b);
            return dateA.year < dateB.year ?
                -1 : dateA.year > dateB.year ?
                1 : dateA.month  < dateB.month ?
                -1 : dateA.month > dateB.month ?
                1 : 0;
        }
    }
    
    class DaySortingStrategy extends BaseSortingStrategy {
        compareValues(a: any, b: any) {
            const dateA = this.getParsedDate(a);
            const dateB = this.getParsedDate(b);
            return dateA.year < dateB.year ?
                -1 : dateA.year > dateB.year ?
                1 : dateA.month  < dateB.month ?
                -1 : dateA.month > dateB.month ?
                1 : dateA.day < dateB.day ?
                -1 : dateA.day > dateB.day ?
                1 : 0;
        }
    }
    
    class WeekSortingStrategy extends BaseSortingStrategy {
    
        public getWeekOfDate(a: any) {
           return parseInt(new DatePipe("en-US").transform(a, 'w'), 10);
        }
    
        compareValues(a: any, b: any) {
            const dateA = this.getParsedDate(a);
            const dateB = this.getParsedDate(b);
            const weekA = this.getWeekOfDate(a);
            const weekB = this.getWeekOfDate(b);
            return dateA.year < dateB.year ?
                -1 : dateA.year > dateB.year ?
                1 : weekA < weekB ?
                -1 : weekA > weekB ?
                1 : 0;
        }
    }
    

    groupingComparer 関数がグループ化式に対して定義され、選択されたグループ化モードに基づいて同じグループに属するアイテムを決定します。この関数が 0 を返すソートされた値は、同じグループの一部としてマークされます。

     groupingComparer: (a, b) => {
        const dateA = this.sortingStrategy.getParsedDate(a);
        const dateB = this.sortingStrategy.getParsedDate(b);
        if (this.groupByMode === 'Month') {
            return dateA.month === dateB.month ? 0 : -1;
        } else if (this.groupByMode === "Year") {
            return dateA.year === dateB.year ? 0 : -1;
        } else if (this.groupByMode === "Week") {
            return this.sortingStrategy.getWeekOfDate(a) === this.sortingStrategy.getWeekOfDate(b) ? 0 : -1;
        }
        return dateA.day === dateB.day && dateA.month === dateB.month ? 0 : -1;
    }
    

    スタイル設定

    igxGridを使用すると、Ignite UI for Angular テーマ ライブラリでスタイルを設定できます。グリッドの テーマ は、グリッドのすべての機能をカスタマイズできるさまざまなプロパティを公開します。

    以下の手順では、グリッドの Group By スタイルをカスタマイズする手順を実行しています。

    グローバル テーマのインポート

    グループ化機能のカスタマイズは、すべてのスタイリング機能とミックスインが配置されている index ファイルをインポートする必要があります。

    @import '~igniteui-angular/lib/core/styles/themes/index'
    

    カスタム テーマの定義

    次に、igx-grid-theme を拡張し、必要に応じて Group By をカスタマイズするために必要なパラメーターを受け入れる新しいテーマを作成します。Group By 機能で使用されるため、igx-chip-theme を拡張する必要もあります。

    
    $custom-theme: igx-grid-theme(
        /* Group By properties that affect styling */
        $group-row-background: #494949,
        $group-row-selected-background: #383838,
        $group-label-column-name-text: #f8f8f8,
        $group-label-icon: #FFCD0F,
        $group-label-text: #f8f8f8,
        $group-count-background: #FFCD0F,
        $group-count-text-color: #000,
        $expand-icon-color: #FFCD0F,
        $expand-icon-hover-color: rgb(223, 181, 13),
        $cell-active-border-color: #FFCD0F,
        $row-selected-background: #fff6d3,
        $row-selected-text-color: #000,
        $drop-indicator-color: #FFCD0F
        /* add other features properties here... */
    );
    
    /* Chip theme will style the chips in the Group By area */
    $custom-chips-theme: igx-chip-theme(
        $background: #494949,
        $text-color: #f8f8f8,
        $hover-text-color: #e7e7e7
    );
    

    カスタム カラー パレットの定義

    上記で説明したアプローチでは、色の値がハード コーディングされていました。または、柔軟性を高めるために igx-paletteigx-color 関数を使用することもできます。
    Igx-palette は指定した一次色と二次色に基づいてカラーパレットを生成します。

    $black-color: #292826;
    $yellow-color: #FFCD0F;
    
    $custom-palette: igx-palette(
      $primary: $black-color,
      $secondary: $yellow-color
    );
    

    カスタム パレットが生成された後、igx-color 関数を使用して、さまざまな種類の原色と二次色を取得できます。

    $custom-theme: igx-grid-theme(
        $group-row-background: igx-color($custom-palette, "primary", 300),
        $group-row-selected-background: igx-color($custom-palette, "primary", 400),
        $group-label-column-name-text: igx-contrast-color($custom-palette, "primary", 500),
        $group-label-icon: igx-color($custom-palette, "secondary", 600),
        $group-label-text: igx-contrast-color($custom-palette, "primary", 500),
        $group-count-background: igx-color($custom-palette, "secondary", 600),
        $group-count-text-color: igx-color($custom-palette, "primary", 400),
        $expand-icon-color: igx-color($custom-palette, "secondary", 600),
        $expand-icon-hover-color: igx-color($custom-palette, "secondary", 300),
        $cell-active-border-color: igx-color($custom-palette, "secondary", 600)
    );
    
    $custom-chips-theme: igx-chip-theme(
        $background: igx-color($custom-palette, "primary", 300),
        $text-color: igx-contrast-color($custom-palette, "primary", 500),
        $hover-text-color: igx-contrast-color($custom-palette, "primary", 600)
    );
    

    カスタム スキーマの定義

    さらに進んで、スキーマ のすべての利点を備えた柔軟な構造を構築できます。スキーマはテーマを作成させるための方法です。 すべてのコンポーネントに提供される 2 つの事前定義されたスキーマの 1 つを拡張します。この場合、$_light_grid を使用します。

    $custom-grid-schema: extend($_light-grid,(
        group-row-background: (igx-color:('secondary', 100)),
        group-row-selected-background: (igx-color:('primary', 400)),
        group-label-column-name-text: (igx-color:('primary', 600)),
        group-label-icon: (igx-color:('primary', 600)),
        group-label-text: (igx-color:('secondary', 700)),
        group-count-background: (igx-color:('primary', 600)),
        group-count-text-color: (igx-color:('secondary', 400)),
        expand-icon-color: (igx-color:('primary', 600)),
        expand-icon-hover-color: (igx-color:('primary', 400))
    ));
    

    カスタム スキーマを適用するには、light グローバルまたは dark グローバルを拡張する必要があります。プロセス全体が実際にコンポーネントにカスタム スキーマを提供し、その後、それぞれのコンポーネントテーマに追加します。

    $my-custom-schema: extend($light-schema, ( 
        igx-grid: $custom-grid-schema
    ));
    
    $custom-theme: igx-grid-theme(
        $palette: $custom-palette,
        $schema: $my-custom-schema
    );
    

    カスタム テーマの適用

    テーマを適用する最も簡単な方法は、グローバル スタイル ファイルに sass @include ステートメントを使用することです。

    @include igx-grid($custom-theme);
    @include igx-chip($custom-chips-theme);
    

    スコープ コンポーネント テーマ

    カスタム テーマが特定のコンポーネントのみに影響するように、定義したすべてのスタイルをグローバル スタイル ファイルからカスタム コンポーネントのスタイルファイルに移動できます (インデックス ファイルのインポートを含む)。

    このように、Angular の ViewEncapsulation により、スタイルはカスタム コンポーネントにのみ適用されます。

    Note

    コンポーネントが Emulated ViewEncapsulation を使用している場合、::ng-deep を使用してこのカプセル化を解除する必要があります。

    Note

    ステートメントがコンポーネントの外にある要素に影響を与えないよう、ステートメントを :host セレクター内にラップします。

    :host {
        ::ng-deep {
            @include igx-grid($custom-theme);
            @include igx-chip($custom-chips-theme);
        }
    }
    

    デモ

    Note

    このサンプルは、「テーマの変更」から選択したグローバル テーマに影響を受けません。

    既知の制限

    制限 説明
    グループ列の最大値は 10 です。 10 列以上の場合はエラーがスローされます。

    API リファレンス

    その他のリソース

    コミュニティに参加して新しいアイデアをご提案ください。