Angular ワークブックの使用
Infragistics Angular Excel Engine は、データを Microsoft® Excel® に保存、また Microsoft® Excel® からの読み込みを可能にします。ライブラリのさまざまなクラスを使用してワークブックやワークシートを作成、データを入力、データを Excel にエクスポートできます。Infragistics Angular Excel Engine は、Excel スプレッドシートでアプリケーションのデータの表示や Excel からアプリケーションへのデータのインポートが簡単にできます。
Angular ワークブックの使用の例
既定のフォントを変更
IWorkbookFont
の新しいインスタンスを作成します。Workbook
の styles
コレクションに新しいフォントを追加します。このスタイルにはワークブックのすべてのセルのデフォルトのプロパティが含まれています。ただし、行、列またはセルで指定されている場合はその限りではありません。スタイルのプロパティを変更すると、ワークブックのデフォルトのセル書式プロパティが変更します。
var workbook = new Workbook();
var font: IWorkbookFont;
font = workbook.styles().normalStyle.styleFormat.font;
font.name = "Times New Roman";
font.height = 16 * 20;
ワークブック プロパティの設定
Microsoft Excel® ドキュメント プロパティは、ドキュメントの整理やトラッキングを改善するための情報を提供します。Workbook
オブジェクトの documentProperties
プロパティを使用してこれらのプロパティを設定するために、Infragistics Angular Excel Engine を使用できます。使用可能なプロパティは以下のとおりです。
Author
Title
Subject
Keywords
Category
Status
Comments
Company
Manager
以下のコードは、ブックを作成し、title
および status
ドキュメント プロパティを設定する方法を示します。
var workbook = new Workbook();
workbook.documentProperties.title = "Expense Report";
workbook.documentProperties.status = "Complete";
ブックの保護
ブック保護機能は、ブックの構造を保護できます。つまり、ユーザーがそのブック内のワークシートを追加、名前変更、削除、非表示、およびソートができます。
Infragistics Excel Engine のオブジェクト モデルから保護が強制されることはありません。これらの保護設定を履行し、対応する操作の実行をユーザーに許可または制限することは、このオブジェクト モデルを表示する UI の役割です。
保護は、protect
メソッドを呼び出すことによってブックに適用されます。
Workbook
がパスワードを使用せずに保護される場合、エンドユーザーは Excel で Workbook
の保護をパスワードを入力せずに解除できます。Workbook
の保護をコードで解除するには、unprotect
メソッドを使用できます。
Workbook
が保護される場合、この Workbook
の protection
プロパティの WorkbookProtection
インスタンスのプロパティの値は無効な操作を示します。
isProtected
が既に true の場合、protect
メソッドは無視されます。
var workbook = new Workbook();
workbook.protect(false, false);
ブックが保護されているかどうかの確認この読み取り専用プロパティは、ワークブックに Protect メソッドのオーバーロードを使用して設定された保護がある場合、true を返します。
var workbook = new Workbook();
var protect = workbook.isProtected;
この読み取り専用プロパティは、保護の各設定を個別に取得するためにプロパティを含む WorkbookProtection 型のオブジェクトを返します。
var workbook = new Workbook();
var protection = workbook.protection;