Web Components 複数列コンボ ボックスの概要
複数列コンボ ボックスは、データ オブジェクトのプロパティ列を自動的に生成します。このコンポーネントは、ドロップダウンに埋め込まれたデータ グリッドのように大量のデータを可視化するコンボ ボックスであるという点で独特です。
Web Components 複数列コンボ ボックスの例
このサンプルは、ポップアップ ウィンドウの複数の列にデータを表示する IgcMultiColumnComboBoxComponent
を作成する方法を示しています。
依存関係
Chart コンポーネントをインストールするときに core パッケージもインストールする必要があります。
npm install --save igniteui-webcomponents-core
npm install --save igniteui-webcomponents-grids
npm install --save igniteui-webcomponents-inputs
npm install --save igniteui-webcomponents-layouts
モジュールの要件
複数列コンボ ボックスを作成するには、以下のモジュールが必要です。
import { IgcMultiColumnComboBoxModule } from 'igniteui-webcomponents-grids';
import { IgcMultiColumnComboBoxComponent } from 'igniteui-webcomponents-grids';
ModuleManager.register(
IgcMultiColumnComboBoxModule
);
使用方法
データ ソースのバインド
オブジェクトを複数列コンボ ボックス コンポーネントに表示するには、DataSource
プロパティをバインドする必要があります。これは、複雑なオブジェクトの配列の形式としてバインドできます。以下のコードは、データ ソース プロパティをバインドする方法を示します。
以下のコード スニペットでは、"countryNames" コレクションはカスタム オブジェクトで満たされた any[] です。
<igc-multi-column-combo-box id="comboBox" height="50px" width="400px">
</igc-multi-column-combo-box>
constructor() {
let multiColumnComboBox = document.getElementById("comboBox") as IgcMultiColumnComboBoxComponent;
multiColumnComboBox.dataSource = countryNames;
}
表示値とデータ値の設定
複数列コンボ ボックスのバインドされた DataSource
のさまざまなプロパティを構成して、コントロールの表示テキストとして機能し、選択が行われたときに既定値としても機能します。コントロールの textField
と valueField
プロパティをこれらを表現したいデータ項目のプロパティ名に設定します。
以下のコード スニペットは、基本データ項目に "Country" および "ID" プロパティがある場合、これらのプロパティを設定する方法を示しています。
<igc-multi-column-combo-box id="comboBox" height="50px" width="400px">
</igc-multi-column-combo-box>
constructor() {
let multiColumnComboBox = document.getElementById("comboBox") as IgcMultiColumnComboBoxComponent;
multiColumnComboBox.dataSource = countryNames;
multiColumnComboBox.textField = "Country";
multiColumnComboBox.valueField = ["ID"];
}
フィールドの設定
デフォルトで、複数列コンボ ボックスは基本データ項目のすべてのプロパティを表示しますが、これはコンポーネントの fields
プロパティを設定することで制御できます。このプロパティは表示されるプロパティを決定するために基本データ項目のプロパティ パスの string[]
を取得します。
以下のコード スニペットはこれを設定する方法を示します。結果のドロップダウンは ID および Country 列のみを表示します。
<igc-multi-column-combo-box id="comboBox" height="50px" width="400px">
</igc-multi-column-combo-box>
constructor() {
let multiColumnComboBox = document.getElementById("comboBox") as IgcMultiColumnComboBoxComponent;
multiColumnComboBox.dataSource = countryNames;
multiColumnComboBox.fields = ["ID", "Country"];
}
プレースホルダー テキストの設定
複数列コンボ ボックス コンポーネントに選択がない場合にプレースホルダーとして表示するテキストを設定できます。placeholder
プロパティを表示したい文字列に設定します。以下のコードは設定する方法を示します。
<igc-multi-column-combo-box id="comboBox" height="50px" width="400px">
</igc-multi-column-combo-box>
constructor() {
let multiColumnComboBox = document.getElementById("comboBox") as IgcMultiColumnComboBoxComponent;
multiColumnComboBox.dataSource = countryNames;
multiColumnComboBox.placeholder = "Please choose a country";
}
ソート モードの設定
ユーザーは、ドロップダウンで列のヘッダーをクリックして、複数列コンボ ボックスに表示される列をソートすることができます。列は単一の列または複数の列でソートすることができ、昇順または降順に制限したり、3 ステートにしたり、ソートの構成方法も変更できます。コンポーネントの sortMode
プロパティを使用して設定します。
注: TriState のソート オプションを使用すると、ソートされた列のソートを解除できます。
以下のコードは、複数列の 3 ステートでソートできるように複数列コンボ ボックスを設定する方法を示します。
<igc-multi-column-combo-box id="comboBox" height="50px" width="400px">
</igc-multi-column-combo-box>
constructor() {
let multiColumnComboBox = document.getElementById("comboBox") as IgcMultiColumnComboBoxComponent;
multiColumnComboBox.dataSource = countryNames;
multiColumnComboBox.sortMode = SortMode.SortByMultipleColumnsTriState;
}
API リファレンス
DataSource
fields
GetValueAsync
GetValue
IgcMultiColumnComboBoxComponent
placeholder
sortMode
textField
ValueChanged
valueField