バージョン

タイトル / サブタイトルの構成 (XamLinearGauge)

トピックの概要

目的

このトピックでは、コード例を使用して、XamLinearGauge コントロールのタイトルおよびサブタイトルを構成する方法を説明します。説明には、タイトル領域の幅、テキストの開始位置、およびタイトル / サブタイトルのテキストが含まれます。

前提条件

本トピックの理解を深めるために、以下のトピックを参照することをお勧めします。

トピック 目的

このトピックでは、主要機能、最小要件、ユーザー機能など、 XamLinearGauge コントロールに関する概念的な情報を提供します。

このトピックでは、XamLinearGauge コントロールを WPF アプリケーションに追加する方法を説明します。

タイトル / サブタイトルの構成

タイトル / サブタイトル構成の概要

XamLinearGauge コントロールのタイトルは通常、主目盛など測定対象を識別するために使用されます。必要に応じてサブタイトルによって、タイトルの詳細を付加することができます。タイトル / サブタイトルは、コントロールのタイトル領域の内部に配置されています。

タイトル領域は、リニア ゲージのタイトル / サブタイトルが表示される領域です。この領域はスケール (グラフ領域) と重ねることはできません。

デフォルト設定ではありませんが、水平方向のリニア ゲージの場合、タイトル領域はその幅をタイトルとサブタイトルの両方またはいずれか長い方に合わせて自動的に設定します。さらにタイトル領域の幅を明示的に設定することもできます。この機能は、互いに接するようには位置した複数の XamLinearGauge コントロールのタイトル領域を同じ幅にして、統一性のあるルック アンド フィールにする場合に役立ちます。

タイトル領域の幅を設定するには、 TitlesHorizontalRatio プロパティが使用されます。

XamLinearGauge Overview 4.png

タイトル領域とグラフ領域の配置は、位置の入れ替え (水平方向にグラフ領域が左側、タイトル領域が右側など) で設定できることに注意してください。この場合、タイトル領域はスケールの終点から開始されるため、グラフ領域はコントロールの端から始まりタイトル領域が始まる所で終了します。グラフ領域とタイトル領域の配置は TitlesPosition でスワップさせます。

Note
注:

グラフ領域とタイトル領域の配置を垂直方向にスワップ (グラフ領域がタイトル領域の上) すると、タイトルとサブタイトルも位置が入れ替わり、サブタイトルがタイトルの上になります。

スタイルをタイトル / サブタイトルに適用して外観をカスタマイズできます。

タイトル / サブタイトル構成の概要表

以下の表は、XamLinearGauge コントロールのタイトルおよびサブタイトルで構成できる要素を簡単に説明し、構成に使用するプロパティにマップします。

構成可能な点 プロパティ デフォルト値

タイトル領の域幅 (水平方向のみ)

設定なし

グラフ領域に対する タイトル領域の位置

TitlesPosition. ScaleStart

タイトル テキスト

null

ルック アンド フィール (スタイルによって構成可能)

設定なし

サブタイトル テキスト

null

ルック アンド フィール (スタイルによって構成可能)

設定なし

プロパティ設定

以下の表では、任意の動作と各プロパティ設定のマップを示します。

構成の目的: 詳細 使用するプロパティ: 設定の選択肢:

タイトル領域の幅 (水平方向のみ)

タイトル領域の幅この領域はタイトル / サブタイトルのみを表示します。

コントロールの幅の相対部分として望ましい値。小数で指定 (例: 0.2)

グラフ領域に対するタイトル領域の位置

水平方向で グラフ領域の左側または右側のタイトル領域の位置、または垂直方向でグラフ領域の上または下のタイトル領域の位置。

ScaleEnd または ScaleStart

タイトル テキスト

グラフのタイトルのテキスト。

グラフのタイトルに使用する文字列。

ルック アンド フィール (スタイルによって構成可能)

グラフ タイトルのテキストの書式設定。

TextBlockTargetType によるスタイル

サブタイトル テキスト

グラフのサブタイトルのテキスト。

TextBlockTargetType によるスタイル

ルック アンド フィール (スタイルによって構成可能)

グラフ サブタイトルのテキストの書式設定。

グラフのタイトルに使用する文字列。

以下のスクリーンショットは、下記設定の結果、XamLinearGauge の外観がどのようになるかを示しています。

プロパティ

"Temperature"

0.3

XAML の場合:

<Style x:Key="titleStyle" TargetType="TextBlock">
    <Setter Property="FontFamily" Value="Verdana"/>
    <Setter Property="FontSize" Value="11"/>
    <Setter Property="FontWeight" Value="Bold"/>
    <Setter Property="Foreground" Value="DarkBlue"/>
</Style>

"Celsius"

XAML の場合:

<Style x:Key="subtitleStyle" TargetType="TextBlock">
    <Setter Property="FontFamily" Value="Georgia"/>
    <Setter Property="FontSize" Value="11"/>
    <Setter Property="Foreground" Value="Blue"/>
</Style>
XamLinearGauge Configuring the Title Subtitle 1 17 1.png

以下のコードはこの例を実装します。

XAML の場合:

<ig:XamLinearGauge x:Name="linearGauge"
                   Height="70"
                   Width="300"
                   Title="Temperature"
                   TitleStyle="{StaticResource titleStyle}"
                   Subtitle="Celsius"
                   SubtitleStyle="{StaticResource subtitleStyle}"
                   TitlesHorizontalRatio="0.3"/>

関連コンテンツ

このトピックの追加情報については、以下のトピックも合わせてご参照ください。

トピック 目的

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