バージョン

2010 Volume 3 の新機能

Test Automation for Micro Focus Win-Forms (Unified Functional Testing) ソフトウェア 2010 Volume 3 リリースでは、WinGrid と WinToolbarsManager のオートメーション テストのサポートが改善されています。また、10.3 リリース以降、Infragistics は Infragistics バージョンフリー アセンブリを使用して構築されたテスト アプリケーションをサポートします。

WinToolbarsManager

WinToolbarsManager コンポーネントは、新しい Office2010 リボンとアプリケーション メニュー 2010 機能のオートメーション テストをサポートしています。新しいタスク中心のビューのアプリケーション メニュー 2010 を識別するため、新しい tbmgrAppMenu2010 定数が QTPToolRegion 列挙型に追加されました。

記録と再生可能な、以下の 2 つの新しいアクションが追加されました。

PerformToolAction - 提供されたツールに基づき、指定されたツール操作を実行します。以前は、ハードコードされた 73 のアクションがあり、各アクションは、GeneralActionName (Click、DropDown、Set、Select)、ToolRegion (Menu、Toolbar、QAT、ApplicationMenu、Ribbon、MiniToolbar、tabItem、NavToolbar、NavMenu)、ActionQualifier (Font、Combo、ColorPicker、TextBox、MaskedEdit) で表示されていました。

現在、73 の操作は 1 つの PerformToolAction に置き換えられています。必要なパラメータを指定するのみで PerformToolAction を使用できます。ツール 領域とツール操作で、パラメータはQTPToolRegion 列挙型の値と QTPToolAction 列挙型の値を渡します。以前の操作は、引き続き既存のスクリプトを再生します。

  • RibbonApplicationMenuCloseUp - リボンのアプリケーション メニューを閉じます。

既存の RibbonApplicationMenuDropDown 操作は、標準アプリケーション メニューとアプリケーション メニュー 2010 の両方で利用できます。

WinGrid プロキシの改善

WinGrid コントロールでは、現在、再生できる 2 つの新しいアクションにより、WinGrid の行とセルの外観プロパティのテストに対するサポートが強化されています。

  • GetRowAppearance - 指定された行の要求された外観プロパティを返します。

  • GetCellAppearance - 指定された行と列の位置にあるセルの要求された外観プロパティを返します。

これら 2 つのアクションは、任意の外観プロパティの現在の値を要求できる新しい QTPAppearanceProperty 列挙型を利用します。

バージョンフリー アセンブリ名

2010 Volume 3 リリース以降、Infragistics は、Ultimate UI for Windows Forms のバージョンフリー アセンブリと互換性のあるバージョンフリー Windows Forms Test Automation アセンブリを提供しています。これらのアセンブリは、Infragistics バージョンフリー アセンブリで構築されたアプリケーションをテストする場合に必要です。アセンブリの使用方法の詳細は、「 バージョンフリー アセンブリ名」のトピックを参照してください。