チャート注釈レイヤー

タッチ操作は、シリーズ コレクションに追加されるシリーズであるタッチ操作レイヤーを介して実装されます。これらのレイヤーはタッチの位置に依存します。タッチ操作レイヤーを XamDataChart コントロールに追加すると、十字線および/またはヒントのデフォルト ビヘイビアが無効になります (追加されるレイヤーのタイプ)。

デフォルトのビヘイビアーは、タッチ操作レイヤーのタッチ ポイントを動かすときの組み込みビヘイビアーと視覚的な機能が似ているため無効にします。しかしこのビヘイビアは上書きし、タッチ操作レイヤーの機能に加えてデフォルトの十字線機能を実行できるようにできます。また、一度に 1 つのツールチップ レイヤーで 1 つのシリーズのみが対象になります。1 つのシリーズで複数のヒントレイヤーを目標にすると、ヒントを使用するタッチ操作レイヤーは期待通りに動作しなくなります。これは、シリーズのツールチップがビジュアル ツリーで単一の親のみが許可されるものです。シリーズに対してツールチップを複数の場所で使用することはできません。 これは、シリーズのツールチップがビジュアル ツリーに親は 1 つのみであるためです。 シリーズに対してツールチップを複数の場所で使用することはできません。

以下のスクリーンショットは、カテゴリ強調表示レイヤー、十字線レイヤー、および品目ツールチップ レイヤーが実装された XamDataChart コントロールを示しています。

タッチ操作レイヤーは Series オブジェクトから継承するため、 Series 基本クラスで利用可能な多くのプロパティおよびメソッドを取得します。しかし、 Series クラスからのすべてがホバー操作レイヤーで意味をなすわけではありません。たとえば、タッチ操作レイヤーはタッチ ポイントと対話するようには設計されておらずヒットでテストできません。従って、タッチ ポイント関連のイベントは起動されません。

共通のプロパティおよびメソッドの詳細は、共通のプロパティ トピックを参照してください。

現在、XamDataChart コントロールで利用可能なタッチ操作レイヤーは 5 種類あります。これらのタッチ操作レイヤーのそれぞれが、異なる強調表示、タッチおよびツールチップの操作を個別に、または組み合わせて提供し、強力なタッチ操作を実現します。

以下の表で、XamDataChart コントロールで利用可能な各レイヤー タイプを簡単に説明します。