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機能の概要 (xamDiagram)

トピックの概要

目的

このトピックでは、 xamDiagram™ コントロールの主要な機能の詳細を説明します。

前提条件

このトピックをより理解するためには、以下のトピックを参照することをお勧めします。

トピック 目的

このトピックでは、 xamDiagram コントロールおよびその主要機能の概念的な概要を説明します。

xamDiagram の機能

xamDiagram 機能の概要

xamDiagram は、ダイアグラム作成ツールに必要なさまざまな機能を提供します。MVVM に対応するデータ バインドやコマンドをサポートし、複数のナビゲーション モードも利用できます。ユーザーは、ダイアグラム項目とそのビジュアル要素の選択、移動、サイズ変更、および編集ができます。Infragistics® Undo Redo Framework の最上部にビルドされた元に戻す / やり直し機能を使用できます。また、ナビゲーション ペインとツールボックス コントロールも提供されています。

xamDiagram 機能の概要表

以下の表で、 xamDiagram コントロールの主な機能を簡単に説明します。各機能の詳細は、このヘルプで確認できます。

機能 説明

多くのデータ モデルに対応する、柔軟なデータ バインディング メカニズムを使用できます。

パンとズームはどちらも、コードとユーザー インタラクションを使用して実行できます。

選択は複数の項目に対応し、コードまたはユーザー インタラクションを使用して変更できます。

ダイアグラムのノードは、移動やサイズ変更が可能です。接続の始点と終点は移動できます。ノードおよび接続のコンテンツ (ラベル テキスト) を編集できます。

xamDiagram は、すべてのフィッティング インタラクションのコマンドが定義済みです。

xamDiagram は、すべてのユーザー インタラクションおよびコードを使用したプロパティ変更に対して、元に戻す / やり直しをサポートしています。

コンテキスト オプション ペインを使用して、選択したノードや接続の外観を変更できます。

xamDiagram は、 xamOverviewPlusDetailsPane コントロールを統合してダイアグラムの概要を表示します。

xamDiagram コントロールは、もっとも人気の高い形状を備えたツールボックス コントロールを提供します。これらの形状は、ドラッグしてダイアグラムに入力できます。

ダイアグラム ノードにより、カスタム図形を指定できます。

xamDiagram のノードおよび接続は、その内容の表示や編集が可能なカスタム テンプレートをサポートしています。

xamDiagram は高性能で、数千の項目を処理できます。使用されている技術の 1 つは、現在表示されていない項目を仮想化する技術です。

データ バインディング

xamDiagram は以下のデータ バインディング スキームをサポートしています。

  • ノードのみ - データ オブジェクトには、ノードの相互接続方法についての情報が含まれています。各データ オブジェクトは、ダイアグラム内のノードとして表されます。データ オブジェクトにより定義された論理接続については、接続が自動的に表示されます。

  • ノードおよび接続 - 2 つのタイプのデータ オブジェクトがあります。1 つはノードを表し、もう 1 つは接続を表します。ノード オブジェクトには、ノードの相互接続方法についての情報はありません。各データ オブジェクトについて、ノードまたは接続がダイアグラムに表示されます。

  • 混合 - 前述の 2 つのスキームの組み合わせで、ノードのデータ オブジェクトにはノードの相互接続方法についての情報が含まれていますが、接続のデータ オブジェクトも追加して指定できます。

ナビゲーション

ユーザーは、マウスやキーボードを使用してダイアグラムの表示領域を変更および拡大 / 縮小できます。表示領域変更およびズームのすべての操作は、コードを使用してもコントロールできます。

選択

xamDiagram ではデフォルトで、ダイアグラム上でクリックや長方形範囲を選択することにより、1 つまたは複数のノードおよび接続を選択できます。プログラムで選択を管理するには、 XamDiagramSelectedItems プロパティおよび SelectedDataItems (データ バインドを使用する場合) プロパティ を使用するか、 DiagramItem クラス (DiagramNode および DiagramConnection の基本クラス) の IsSelected プロパティを使用します。

以下のスクリーンショットは、 xamDiagram の 選択された項目を示しています。

xamDiagram Features Overview 1.png

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項目のインタラクション

1 つまたは複数の項目を選択した場合、ユーザーはすべての項目を 1 つのグループとして同時に移動できます。プログラム的には、ノードの位置は Position プロパティで変更できます。接続の場合は、 StartNode / StartNodeKey または EndNode / EndNodeKey プロパティをノードの文字列識別子に設定することによって、または StartPosition および EndPosition プロパティを設定することによって特定の 2 点間に接続線を引いて実行できます。

1 つのノードを選択すると、そのサイズを変更できます。プロポーショナルおよびフリーの両方のサイズ変更をサポートしています。接続を 1 つ選択した場合は、その始点および終点を他のノードの始点または終点、またはダイアグラム上の任意の位置に変更できます。

以下のスクリーンショットは、ノードのサイズ変更の様子を示しています。

xamDiagram Features Overview 2.png

ダイアグラムの項目が選択されている場合は、ダブルクリックまたは F2 を押すとその内容を変更できます。

以下のスクリーンショットは、編集モードの接続を示しています。

xamDiagram Features Overview 3.png

コマンドのサポート

WPF 規格に準拠して、 xamDiagram はビューで使用できるコマンドを公開しています。状況に応じて、これらのコマンドは ApplicationCommands の各メンバーに限定されます。以下は、 xamDiagram が公開するコマンドのリストです。

  • すべて選択

  • コピー

  • 貼り付け

  • 切り取り

  • 削除

  • 編集

  • 元に戻す

  • やり直し

  • オプション ペインを表示

  • オプション ペインを閉じる

  • BringForward

  • BringToFront

  • SendBackward

  • SendToBack

元に戻す / やり直し

xamDiagram は、ユーザー インタラクションやコードを使用した結果生じた項目の状態の復元をサポートするために、独自の元に戻す / やり直しスタックを保持しています。元に戻す / やり直し機能は、 Infragistics Undo Redo フレームワーク を使用しているため、このフレームワークを使用していずれの既存アプリケーションにも簡単に組み込むことができます。元に戻す / やり直し機能を使用しない場合は、無効にします。

コンテキスト オプション ペイン

1 つまたは複数の項目を選択すると、コンテキスト オプション ペインを開くための設定ボタンが表示されます。ペイン内のオプションを使用して、ノードや接続の外観をカスタマイズできます。カスタマイズ可能な内容には、透明度、ストロークおよび塗りつぶしの色、線の太さおよび点線の種類、フォントおよびフォントのスタイルがあります。接続の場合は、線の種類 (直線または直角折れ線) を変更することができ、始点および終点の線端が選択できます。

以下のスクリーンショットは、選択した接続およびノードのストロークの色を編集している様子を示しています。

xamDiagram Features Overview 4.png

ナビゲーション ペイン

xamDiagramxamOverviewPlusDetailsPane コントロールを使用して、ダイアグラムの概要を表示し、クイック ナビゲーション オプションを提供します。

以下のスクリーンショットは、有効化されダイアグラムに表示されたナビゲーション ペインを示します。

xamDiagram Features Overview 5.png

形状が定義済みのツールボックス

xamDiagram は、ダイアログと一緒に使用すると、ダイアグラム作成に関する操作性を向上させるヘルパー ツールボックス コントロールを提供します。このツールボックスにはいくつかの定義済み図形があり、ダイアグラムにドラッグできます。また、これらは簡単にカスタム図形に拡張できます。

以下のスクリーンショットは、楕円形のノードをツールボックスから空のダイアグラムにドロップする様子を示しています。

xamDiagram Features Overview 6.png

カスタム ノードの図形

xamDiagram には、定義済みのノードの図形が複数あります。定義済みの図形に目的の図形がない場合は、 Geometry プロパティでカスタム図形を設定できます。

以下のスクリーンショットは、定義済みの図形の一部を示します。

xamDiagram Features Overview 7.png

カスタム項目テンプレート

ダイアグラムのノードおよび接続の内容が表示されるように、任意のカスタム データ テンプレートを指定できます。編集時には、個別のテンプレートを適用できます。

以下のスクリーンショットは、カスタム コンテンツ テンプレートを適用したノードおよび接続を示します。

xamDiagram Features Overview 8.png

仮想化

xamDiagram は、大量データをサポートしながら高いパフォーマンスを維持するために現在表示されていない項目を仮想化し、ビジュアル ツリーから削除します。これにより、パフォーマンスが向上します。

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トピック

以下のトピックでは、このトピックに関連する追加情報を提供しています。

トピック 目的

このトピックでは、 xamDiagram コントロールの視覚要素の概要を説明します。