バージョン

機能の概要 (XamSpreadsheet)

トピックの概要

目的

このトピックでは、このコントロールでサポートする機能を開発者の観点から説明します。

前提条件

以下の表は、このトピックを理解するための前提条件となる概念とトピックを示します。

タイプ コンテンツ

概念

Infragistics Excel Engine

トピック 目的

このセクションでは、 Infragistics Excel Engine のオブジェクト モデルと機能をより深く理解するうえで役立つ情報を提供します。

このトピックの内容

このトピックは、以下のセクションで構成されます。

概要

以下のスクリーンショットは、複数のスプレッドシート データを表示する XamSpreadsheet コントロールを示します。

XamSpreadsheet の概要

XamSpreadsheet コントロールでは、 Infragistics Excel Engine でサポートされるデータ モデルによって表されるスプレッドシート データの表示と編集ができます。データ モデルには、 ワークブックワークシートセル数式などが含まれます。

以下のスクリーンショットは、複数のスプレッドシート データを表示する XamSpreadsheet コントロールを示します。

xamSpreadsheet 13.png

主要な機能

主要な機能の概要表

以下の表で、 XamSpreadsheet コントロールの主な機能を簡単に説明します。詳細は、概要表の後に記載されています。

機能 説明

コントロールは多数のセルのコンテンツの配置をサポートします。

コントロールはセル境界線をサポートします。

コントロールは異なったセルの塗りつぶしをサポートします。

コントロールは「インプレース」のセル編集をサポートします。

コントロールは多数のコマンドをサポートします。

コントロールはコンテキスト メニューをサポートします。

コントロールはクリップボードを完全にサポートします。

コントロールは、ユーザー入力のデータ検証をサポートします。

コントロールはテキスト フォントのスタイルをサポートします。

コントロールは、数式バーを使用するコンテンツの編集をサポートします。

コントロールは、先頭行 / 左の列のフリーズを可能にします。

コントロールは、セルの分離に使用されるグリッド線を表示できます。

コントロールは、列ヘッダーと行ヘッダーを表示できます。

コントロールは列と行の非表示をサポートします。

コントロールはハイパーリンクをサポートします。

コントロールは、セル、列、行の管理をサポートします。

コントロールは列と行のサイズ変更をサポートします。

コントロールは図形をサポートします。

コントロールは、プログラムまたはユーザーにより切り替えが可能な複数の選択モードをサポートします。

コントロールは、ワークシートを複数のペインに分割することをサポートします。

コントロールは、ワークシートを切り替えるための専用のタブ領域をサポートします。

コントロールは無制限の元に戻す / やり直し操作をサポートします。

コントロールは、ワークシートの背景画像をサポートします。

コントロールは、ワークシートのコンテンツのズームをサポートします。

セルの配置

コントロールは多数の水平および垂直のセルのコンテンツの配置をサポートします。段落、テキストの折り返し、セルに合わせた縮小、セルのマージもサポートされます。

注:

Note

回転はサポートされていません。

セル境界線

コントロールは、異なったスタイルと色を持つセルの境界線および端をサポートします。斜線もサポートします。ズーム操作中、コントロールは境界線を拡大縮小しません。

セルの塗りつぶし

コントロールは、塗りつぶし、グラデーションの塗りつぶし、パターン色、パターン スタイルなど、さまざまなセルの塗りつぶしをサポートします。

セルのインプレース編集

コントロールは、編集中のセルの上に配置されたエディターを使用する多機能の「インプレース」セル編集をサポートします。ユーザーは、セルの書式付き文字列または数式を編集できます。

コマンド

コントロールは、さまざまな機能を起動するためのコマンドを提供します。

コンテキスト メニュー

コントロールは、コンテキスト メニューを提供します。これにより、ユーザーは、選択された視覚要素に応じて、異なった操作を行うことができます。

コピー / 貼り付け

コントロールは、セル間、シート間、さらに外部のアプリケーション間 (MS Excel など) の情報のクリップボードによるコピーをサポートします。

データ検証

コントロールは、セルの検証ルール セットに基づいてユーザー入力の検証を可能にするデータ検証機能をサポートします。ルールの構成は、ユーザー入力が検証をパスしなかった場合に表示する入力メッセージとエラー メッセージ ダイアログも含みます。

フォント スタイル

コントロールがサポートするテキスト プロパティは、フォント ファミリ、フォント サイズ、太字、斜体、下線、二重下線、取り消し線およびカラーです。コントロールは、フォントの高さではなく、行全体の高さに基づいて、上付き文字と下付き文字を表示します。

注:

Note

下線、小さい上付き、または下付きテキストと大きいテキストが同じ行にある場合の、MS Excel との表示の違いを確認してください。

数式バー

コントロールにより、ユーザーはセル テキストと数式を編集できます。数式バーの名前ボックスを使用して、ユーザーは名前付き参照を定義し、適切なセルまたはセルの範囲に素早く移動できます。数式バーは、複数行のコンテンツの編集もサポートします。

ペインのフリーズ

コントロールは、先頭行 / 左の列のフリーズを可能にします。スクロール中、フリーズされた行 / 列は表示されます。

グリッド線

コントロールは、ワークシートのセルの分離に使用されるグリッド線を表示 / 非表示にできます。点線は、カスタム カラーがグリッド線の色として使用されている場合に描かれます。境界線または背景が存在する場合、グリッド線は表示されません。

ヘッダー

コントロールは、列ヘッダーと行ヘッダーを表示 / 非表示にできます。

非表示

コントロールは列と行の非表示をサポートします。ユーザーは列または行のサイズ変更を開始し、列 / 行が表示されなくなるまで縮小することができます。非表示になった列または行がある位置に、特別なインジケータが表示されるため、列 / 行を再び表示することができます。

ハイパーリンク

コントロールは、基本オブジェクト モデルで定義されるハイパーリンク、およびワークシートのセル数式で定義されるハイパーリンクをサポートします。

注:

Note

ハイパーリンクは図形でサポートされていません。

セル、列、行の挿入と削除

コントロールは、プログラムによってセル、列、行の管理をサポートします。

サイズ変更

コントロールは列と行のサイズ変更をサポートします。ユーザーは 2 つの列ヘッダーまたは 2 つの行ヘッダー の間の境界線にマウスをドラッグして、列と行のサイズを変更できます。また、自動サイズ変更は列ヘッダーの右の境界線をダブルクリック、または行ヘッダーの下の境界線をダブルクリックすることにより、サポートされます。

図形のサポート

コントロールはさまざまな種類のオブジェクト (図形、画像) をサポートします。オブジェクトは、独立した (セルのコンテンツから) 層で描画され、それらが置かれているセルに基づいて、移動 / サイズ変更を行うことができます。オブジェクトの回転および異なる変換 (左右反転または上下反転など) はサポートされます。

注:

Note

現在、ユーザー インターフェイスを使用して図形を操作することはできません。

選択

コントロールは、プログラムまたはユーザーにより切り替えが可能な複数の選択モードをサポートします。現在選択されているセルは、プログラムによって設定および取得できます。

ペインの分割

コントロールは、ワークシート ビューを複数のペインに分割することをサポートします。スクロール可能なペインの行と列には固有のスクロールバーがあります。

タブ バー領域

コントロールは、ワークシートを切り替えるための専用のタブ領域をサポートします。

元に戻す / やり直し

コントロールは、IG Undo/Redo Framework を使用して、無制限な元に戻す / やり直し操作を提供します。元に戻す /やり直しは有効 / 無効にできます。また、各 XamSpreadsheet コントロールに対して個別または共有のやり直しマネージャーを使用することもできます。

ワークシートの背景

コントロールは、ワークシートの背景画像の表示をサポートします。画像は、ワークシートの背景にタイル表示されます。ズーム機能は、背景画像に影響を与えます。ペインがスクロールすると、背景画像もスクロールします。

ズーム

コントロールは、コンテンツのズームをサポートします。ワークブックのコンテンツすべて (テキスト、画像、図形、図形の境界線) が拡大縮小されます。

注:

Note

セルの境界線とセルのグリッド線は拡大縮小されません。

関連コンテンツ

トピック

このトピックの追加情報については、以下のトピックも合わせてご参照ください。

トピック 目的

このトピックでは、コントロールの視覚要素についての概要を紹介します。

このトピックでは、ユーザーが実行できる操作を説明します。