バージョン

ワークシートのズーム レベルの設定 (Infragistics Excel Engine)

トピックの概要

目的

このトピックでは、ワークシートのズーム レベルをプログラムで設定する方法を説明します。

前提条件

このトピックを理解するために、以下のトピックを参照することをお勧めします。

トピック 目的

このセクションでは、Infragistics Excel Engine のオブジェクト モデルと機能をより深く理解するうえで役立つ情報を提供します。

概要

ズームの概要

ワークシートでは、拡大 (ズーム) レベルを制御できます。xamSpreadsheet コントロールは、一貫してビューのコンテンツ表示 (テキスト、画像、図形) を拡大縮小します。ただし、セルの境界線は拡大縮小されません。

ズーム レベル構成の概要

ヘッダーの構成の概要表

以下の表は、ワークシートのズーム機能の構成可能な要素を簡単に説明しています。

構成可能な項目 詳細 プロパティ / コマンド

ワークシートのズーム レベルを特定の値に設定します。

ズーム レベルを 10% ずつ増減します。

  • ZoomIn

  • ZoomOut

ズーム レベルを 100% に設定します。

ZoomTo100

選択されたすべてがビューに収まるようにズーム レベルを設定します。

ZoomToSelection

ズーム レベルの設定

概要

各ワークシートのズームは、 DisplayOptions オブジェクトの MagnificationInNormalView プロパティを使用して個別に変更できます。このプロパティの値の範囲は 10 から 400 です。

プロパティ設定

以下の表は、任意の構成とそれを管理するプロパティ設定のマッピングを示します。

目的: 使用するプロパティ: 設定値:

ズーム レベルを変更する

MagnificationInNormalView

10 ~ 400 の int 型の値。

以下のコードは、ズーム レベルを 150% に設定する方法を示します。

C# の場合:

this.spreadsheet1.Workbook.Worksheets[0].DisplayOptions.MagnificationInNormalView = 150;

ズーム レベルの増減

概要

ワークシートのズーム レベルは、コマンドにより増減できます。ZoomIn コマンドは、ズーム レベルを 10% ずつ増やし、ZoomOut コマンドはズーム レベルを 10% ずつ減らします。

プロパティ設定

以下の表は、任意の動作とそれを管理するコマンドとの対応表です。

目的: 使用するコマンド:

ズーム レベルを上げる

ZoomIn

ズーム レベルを下げる

ZoomOut

以下のコードは、ズーム レベルを増減するための 2 つのボタンを作成する方法を示します。

XAML の場合:

<Button Content="Zoom In"
    ig:Commanding.CommandTarget="{Binding ElementName=xamSpreadsheet1}">
    <ig:Commanding.Command>
        <igPrim:SpreadsheetCommandSource
            EventName="Click" CommandType="ZoomIn" />
    </ig:Commanding.Command>
</Button>
<Button Content="Zoom Out"
    ig:Commanding.CommandTarget="{Binding ElementName=xamSpreadsheet1}">
    <ig:Commanding.Command>
        <igPrim:SpreadsheetCommandSource
            EventName="Click" CommandType="ZoomOut" />
    </ig:Commanding.Command>
</Button>

ズーム レベルを 100% に設定

概要

ズーム レベルは、ZoomTo100 コマンドを使用して 100% に設定できます。

プロパティ設定

以下の表は、任意の動作とそれを管理するコマンドとの対応表です。

目的: 使用するコマンド:

ズーム レベルを 100% に設定する

ZoomTo100

以下のコードは、ズーム レベルを 100% に設定するためのボタンを作成する方法を示します。

XAML の場合:

<Button Content="Zoom To 100%"
    ig:Commanding.CommandTarget="{Binding ElementName=xamSpreadsheet1}">
    <ig:Commanding.Command>
        <igPrim:SpreadsheetCommandSource
            EventName="Click" CommandType="ZoomTo100" />
    </ig:Commanding.Command>
</Button>

選択に対応したズーム レベルの設定

概要

ワークシートのズーム レベルは、ZoomToSelection コマンドを使用して、選択されたすべてのセルが見えるレベルに設定できます。

プロパティ設定

以下の表は、任意の動作とそれを管理するコマンドとの対応表です。

目的: 使用するコマンド:

ズームを選択された内容に対応するレベルに設定する

ZoomToSelection

以下のコードは、ズーム レベルを選択された内容に対応するように設定するボタンを作成する方法を示します。

XAML の場合:

<Button Content="Zoom To Selection"
    ig:Commanding.CommandTarget="{Binding ElementName=xamSpreadsheet1}">
    <ig:Commanding.Command>
        <igPrim:SpreadsheetCommandSource
            EventName="Click" CommandType="ZoomToSelection" />
    </ig:Commanding.Command>
</Button>

関連コンテンツ

トピック

このトピックの追加情報については、以下のトピックも合わせてご参照ください。

トピック 目的

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