
このトピックでは、xamPivotGrid™ に含まれているフィールド選択コントロールの概要について説明しています。
以下の表に、このトピックを理解するための前提条件として求められるトピックをリストします。
フィールド選択は xamPivotGrid の一部であり、ユーザーがピボット グリッドの行、列、フィルター、およびメジャーとして使用するために選択可能な項目を指定できます。フィールド選択は 4 つの ItemsControls
からなり、行、列、フィルター、およびメジャーについて選択可能な項目を指定できます。フィールド選択の目的は、xamPivotDataSelector™ の目的に少し似ています。
以下のスクリーンショットは、フィールド選択コントロールの視覚要素を示しています。設定可能な要素を図の後に示します。
構成可能な視覚要素:
1. FieldChooser ドロップダウン
これは、ドロップダウンを表示したときのフィールド選択の外観です。ドロップダウンを表示するには、その上のボタンを押します。
2. 行グループ ヘッダー
4 つの項目グループそれぞれに、任意のオブジェクトを設定できるヘッダーがあります。上のスクリーンショットでは、各グループの対応するテキスト (Rows、Columns、Filters、および Measures) が指定された TextBlocks
がヘッダーに設定されています。
3. 列フィールドの選択グループ
すべてのフィールド選択グループはオプションであり、グループに項目が追加されていない場合は表示されません。
以下の表に、フィールド選択コントロールの視覚要素とそれを設定するプロパティのマッピングを示します。
以下の表に、フィールド選択コントロールを設定するための主な方法を示します。
FieldChooserItem は ContentControl
であり、 FieldChooserGroups の項目のデフォルトの型です。FieldChooserItem
と FieldChooserGroup
の関係は、ComboBoxItem
と ComboBox
の関係に似ています。カスタム型からフィールド選択グループに項目を追加すると、それぞれの項目は FieldChooser``Item
に暗黙的にラップされます。
FieldChooserItem
クラスでは、項目が対応する階層/メジャーを決定する FieldUniqueName プロパティが公開されています。Measures 以外のすべてのグループについて、このプロパティに、対象とする Hierarchy
の UniqueName
を設定する必要があります。メジャーの場合、FieldUniqueName
は、対象とする Measure
の UniqueName
プロパティに一致する必要があります。
以下の表では、目的の構成をプロパティ設定にマップしています。
フィールド選択グループ中の項目でカスタム クラスを使用する場合、次の重要な要件があります。
クラスには、一意の名前の文字列を格納する文字列プロパティが必要です。
一意の名前プロパティのマッピングを作成する必要があります。そのためには、FieldChooser
の FieldUniqueNameMemberPath プロパティに、一意の名前文字列を保持しているクラスのプロパティ名を設定する必要があります。たとえば、HierarchyName
という文字列プロパティを持つ TestItem
クラスがあるとします。また、UniqueName
"[Seller].[Seller]"
を持つ Hierarchy
があるとします。ユーザーがこのフィールド選択を通じて xamPivotGrid の Columns 領域にこの階層を追加/削除できるようにするには、フィールド選択の FieldUniqueNameMemberPath
プロパティに HierarchyName
を設定する必要があります。その後、HierarchyName
に [Seller].[Seller]
を指定して TestItem
インスタンスを作成し、列フィールド グループに追加する必要があります。
以下の表では、目的の構成をプロパティ設定にマップしています。
以下のトピックでは、このトピックに関連する情報を提供しています。