バージョン

数式バーのインタラクション (XamSpreadsheet)

トピックの概要

目的

このトピックでは、数式バーと対話する場合にユーザーが実行できる操作を説明します。

前提条件

以下の表は、このトピックを理解するための前提条件として必要な概念とトピックの一覧です。

タイプ コンテンツ

概念

インフラジスティックス Excel エンジン

トピック 目的

このセクションでは、 Infragistics Excel Engine のオブジェクト モデルと機能をより深く理解するうえで役立つ情報を提供します。

このトピックでは、 XamSpreadsheet コントロールの機能を開発者の観点から詳しく説明します。

このトピックでは、 XamSpreadsheet コントロールの視覚要素の概要を紹介します。

このトピックの内容

このトピックは、以下のセクションで構成されます。

概要

数式バーの概要

XamSpreadsheet コントロールは、セルのコンテンツを編集するために指定された領域をサポートします。この領域は、「数式バー」と呼ばれ、 XamSpreadsheet のセルの最上部に配置されています。

以下のスクリーンショットは、 XamSpreadsheet の 数式バーです。

xamSpreadsheet 12.png

数式バーには、以下の主要な領域が左から右に含まれています。

  • 名前ボックス - 現在の選択に関する情報を表示し、セルの移動と名前付き参照の作成をサポートします

  • 名前付き参照を選択するためのドロップダウン ボタン

  • スプリッター - 名前ボックスと他の要素の間の空間を分割するために使用されます

  • [キャンセル] および [確認] ボタン - 数式エディターに入力した情報を取り消すため、または確認するために使用されます。

  • 数式エディター - 現在選択されているワークシートのセルの値を編集するために使用されます

  • 1 行の高さと展開された最後の高さの間で数式バーの高さを切り替えるトグル ボタン

名前ボックス

名前ボックスは、現在選択されているワークシート セルのアドレスを表示します。また、ユーザーはセルのアドレス (たとえば、「C15」) を名前ボックスに入力し、Enter キーを押すことで、名前ボックスを素早いセル ナビゲーションのために使用できます。この場合、 XamSpreadsheet は、アドレスが「C15」のセルにナビゲートし、それを選択します。

注:

Note

ユーザーはセル範囲 (たとえば、「B5:E9」) を入力または複数のセル範囲 (たとえば、「B5:E9,G9:J12」) も入力できます。これにより、単一または複数のセル範囲が選択されます。

名前ボックスは、名前付き参照を作成するためにも使用できます。名前付き参照は、セル選択の構成 (これが単一セルの選択であるかどうかとは無関係に、単数または複数のセル範囲) のエイリアスとして使用されます。名前付き参照を作成するには、まず任意のセルを選択し、次に名前ボックスに名前付き参照を入力して、Enter キーを押す必要があります。特定の名前付き参照にナビゲートするには、名前ボックスのドロップ ダウンから名前を選択する必要があります。

数式エディター

数式バーの右側には、セルの値の編集に使用できるテキスト エディターが含まれています。

このエディターは常にアクティブ セルの生の値を表示します。つまり、

  • 計算された値の代わりに数式の文字列が表示されます。

  • セル値には文字列のフォーマットは表示されません

注:

Note

数式エディターは生のセル値を表示していますが、数式エディターで編集中に、フォーマットされた値が同時に XamSpreadsheet セルに表示されますたとえば、数式エディターでテキストを編集に、テキストを選択して CTRL+B キーを押しても、数式エディターのテキストのフォーマットは変化しません。ただし、関連するワークシートのセルの対応するテキストは太字 にフォーマットされます。

数式エディターの下端を上または下にドラッグして、1 つの手順で編集領域のサイズを変更して、エディター内のテキストの行の高さに等しくすることができます。数式エディターの右側のトグル ボタンで、数式エディターの単一の行の高さ、および最後に展開した高さを切り替えることができます。

ユーザー インタラクションと操作性

ユーザー インタラクションの概要表

以下の表に、 XamSpreadsheet の数式バーのコントロールのユーザー インタラクション機能を簡単に説明します。

目的 方法 詳細 構成可能

スプレッドシートのセルにナビゲートする

名前ボックスにアドレス (たとえば、「D5」) を入力します

コントロールはナビゲートし、セルを選択します

No.png

ワークシートのセル範囲にナビゲートし、選択します

名前ボックスにセル範囲 (たとえば、「D5:F10」) を入力します

コントロールは、範囲の左上のセルにナビゲートし、指定されたセル範囲を選択します

No.png

ワークシートのセル範囲にナビゲートし、選択する

名前ボックスにセル範囲 (たとえば、「D5:F10,H3:I5」) を入力します

コントロールは、最初の範囲の左上のセルにナビゲートし、指定されたすべてのセル範囲を選択します

No.png

名前付き参照を作成する

セル、1 つのセル範囲、または複数のセル範囲を選択し、名前ボックスに名前付き参照の名前を入力し、Enter キーを押します

コントロールは、選択されたセル、1 つのセル範囲、または複数のセル範囲を指定された名前に関連付けます

No.png

既存の名前付き参照にナビゲートする

名前ボックスのドロップ ダウンから名前付き参照を選択します

コントロールは、名前付き参照にナビゲートし、セル、 1 つのセル範囲、または複数のセル範囲を選択します

No.png

アクティブ セルの値の編集を開始する

数式エディターをクリックします

数式エディターが編集モードなります。名前ボックスは無効になり、[破棄] ボタンが有効になります

No.png

アクティブ セルの新しい値を確認する

  • [確認] ボタンをクリックします。

  • Enter キーを押します

コントロールは、新しい値でセルを更新します

No.png

アクティブ セルの新しい値を破棄する

  • [破棄] ボタンをクリックします。

  • Escape キーを押します

コントロールは数式エディターの新しい値を破棄し、編集を開始する前の値を使用します

No.png

関連コンテンツ

トピック

このトピックの追加情報については、以下のトピックも合わせてご参照ください。

トピック 目的

このトピックでは、コントロールのセルをナビゲートする場合にサポートされるユーザー操作を説明します。

このトピックでは、セルを編集する場合にユーザーが実行できる操作を説明します。

このトピックでは、ワークシートの行と列を操作する場合にユーザーが実行できる操作を説明します。

このトピックでは、セル、行、または列を選択する場合にサポートされるユーザー操作を説明します。