バージョン

アンバインド列を WinGrid に追加

WinGrid にはアンバウンド列を追加できます。これは、行内の他のフィールドに基づいた計算を表示する場合や、グリッドにチェックボックスを配置してユーザーが複数行を選択できるようにする場合に便利です。

Note

:グリッドには最低 1 つのバウンド列が存在する必要があることに注意してください。グリッドにアンバウンド列のみを含めることはできません。このタスクでは、フォーム上にすでにバウンド WinGrid があることを前提とします。

計算列を WinGrid に追加する方法については、WinCalcManager チュートリアルの 「WinGrid での計算された列の作成」を参照してください。

グリッドにアンバウンド列を追加するには、次の手順に従ってください。

アンバウンド列をグリッドに追加するには、2 つの方法があります。デザインタイムには、カスタム プロパティ ページを使用することができます。ランタイムには、Band の Columns コレクションを使用して列を追加します。

プロパティ ページ(デザインタイム)

  1. グリッド上で右クリックし、コンテキスト メニューから UltraWinGrid デザイナを選択してグリッド デザイナを開きます。

  2. [バンドと列の設定] を展開します。

  3. 適切な Band のノードを展開し、そのバンドの下にある Columns ノードをクリックします。

  4. 列のリストが右側に表示されます。リストの下部に [アンバウンド列の追加] というラベルがついたボタンがあります。このボタンをクリックします。

コード(ランタイム)

コードで列を追加するには、新しい列のキー値を指定して Columns コレクションの Add メソッドにアクセスします。オプションとして、列ヘッダに表示する表題を指定できます。

Visual Basic の場合:

Me.UltraGrid1.DisplayLayout.Bands(0).Columns.Add("CalculatedColumn", "Calculated Value")

C# の場合:

this.ultraGrid1.DisplayLayout.Bands[0].Columns.Add("CalculatedColumn", "Calculated Value");

アンバウンド列を作成する際にもっともよく使うのは、他の列に基づく計算を実行し、アンバウンド列にその結果を表示することです。