private void ultraButton1_Click(object sender, EventArgs e) { ultraSpreadsheet1.PerformAction(UltraSpreadsheetAction.Paste); }
このトピックでは、クリップボードの操作を実行する方法を説明します。
以下の表は、このトピックを理解するための前提条件として必要な概念とトピックの一覧です。
UltraSpreadsheet コントロールは、クリップボード操作 (Cut
、Copy
、Paste
) を実装し、セル間、ワークシート間、 UltraSpreadsheet コントロールまたは Microsoft の Excel の別のインスタンスなどの外部ソース間で、ユーザーが情報をコピーできるようにします。
クリップボードの情報をコピーする場合、以下の形式がサポートされます。
BIFF8
CSV (カンマで区切られた値)
TSV (タブで区切られた値)
これに加え、情報をクリップボードにコピーする場合に使用される内部形式もあります。この形式は、 UltraSpreadsheet コントロールの 2 つのインスタンス間で情報をコピーするときに使用します。
UltraSpreadsheet で情報を貼り付ける場合、クリップボードに存在する形式に応じて、コントロールはワークシートのセルを更新します。単純なテキスト (メモ帳のテキストなど) を貼り付ける場合、Microsoft の Excel の場合と同様に、テキストはタブで区切られた値として扱われ、選択対象の左上のセルに対応したセルに適用されます。 UltraSpreadsheet は、文字列の数値を決定するために各セルの値を解析し、セルの編集時と同様に、セルの数値書式を判断します。
注:
UltraSpreadsheet のクリップボード サポート機能には、以下の制限があります。
重複する範囲は選択できません。ただし、同じ最上行または先頭列を共有し、高さまたは幅が同じ範囲 (B2:C3,E2:G3,B7:C9,E7:G9 など) を複数選択することができます。
形式 (テキストや CSV など) によっては、これらの領域の結合を表すセルをクリップボードにコピーします。また、 UltraSpreadsheet 内部でのコピーや貼り付けに使用する内部形式などのように、選択されたセルをコピーするのみの形式もあります。
列や行を選択する場合、選択された列や行と、一部のコンテンツとの公差部 (値または書式設定) のみがクリップボードにコピーされます。
以下のコードは、ボタンを使用して UltraSpreadsheet コントロールに対してクリップボード コマンドを呼び出す方法を示します。このコードは、「UltraSpreadsheet1」という名前の UltraSpreadsheet のインスタンスへの参照があることを前提としています。
以下のコードはこの例を実装します。
C# の場合:
private void ultraButton1_Click(object sender, EventArgs e) { ultraSpreadsheet1.PerformAction(UltraSpreadsheetAction.Paste); }
VB の場合:
Private Sub ultraButton1_Click(sender As Object, e As EventArgs) Handles UltraButton1.Click ultraSpreadsheet1.PerformAction(UltraSpreadsheetAction.Paste); End Sub
このトピックの追加情報については、以下のトピックも合わせてご参照ください。