バージョン

タイムラインのタスク配置

トピックの概要

目的

このトピックは、 WinGanttView™ コントロールのタスクの配置、サイズ、およびタイムラインを構成する方法の概要を提供します。

前提条件

このトピックを理解するためには、以下のトピックを理解しておく必要があります。

トピック 目的

WinGanttView  コントロールおよびその主要な特性と機能について解説しています。

このセクションでは、 WinGanttView コントロールに関連する特定のタスクを実行する方法を簡潔に説明するタスク ベースのトピックを紹介します。

はじめに

WinGanttView の概要

WinGanttView™ の 13.1 リリースで期間に比較してタスクの配置およびサイズを構成するプロパティを追加しました。構成時にタイムスロットの幅に対するタイムラインの配置の精度を確認してください。

タスクに関連するインターフェイス パラメーターをカスタマイズできます。配置変更およびサイズ変更の制限はありません。マウスの左ボタンを使用してドラッグ操作でプロジェクトのタスク インターフェイスをカスタマイズできます。

タイムライン プロパティ リファレンス

はじめに

以下の表は、タイムラインのタスクのサイズ変更および配置変更機能をサポートするために Timeline クラスに追加されたプロパティをリストします。

タイムライン プロパティ リファレンス表

プロパティ 説明 デフォルト値

TaskPositioning

TaskUIElement のサイズおよび配置は、タスクの開始日/終了日および交差するタスク要素の TimeSlotUIElement の開始日/終了日の変更によって調整するかどうかを決定する値を取得または設定します。 利用可能な値:

  • FillTimeSlots

  • Proportional

FillTimeSlots

MinimumTaskWidth

TaskUIElement の最小幅 (ピクセル単位) を定義する値を取得または設定します。

Note
注:

このプロパティは、TaskPositioning プロパティが Proportional に設定されている場合にのみ影響します。

10 ピクセル

TaskDragIncrement

タスク ドラッグ操作の移動の (日、時、分などの) 増加を定義する値を取得または設定します。

Note
注:

このプロパティは、TaskPositioning プロパティが Proportional に設定されている場合にのみ影響します。

TimeSpan.Zero

新しい機能の動作と構成

新機能の概要表

以下の表は、 WinGanttView コントロールの新機能の概要を説明します。その他の詳細情報については、以下の要点チャートの後を参照してください。

機能 説明

AutoAdjust モードのタイムライン配置

デフォルト設定を使用してタイムライン配置を表示します

Manual モードのタイムライン配置

ユーザー定義のプロパティ設定を使用してタイムライン配置を表示します

パーセンテージ要素のタスク配置

タスクの PercentComplete 要素の構成を紹介します

タスク期限の配置

タスクの Deadline 要素の構成を紹介します

タスク開始日の配置

タスクの StartDateTime 要素の構成を紹介します

タスクの稼働時間の配置

稼働時間範囲のすべてのタスクの稼働時間の構成を紹介します

稼働時間の AutoAdjust モードでタイムラインの配置の構成

AutoAdjust モードのタイムライン配置

タイムラインのドラッグ操作でカーソルが移動すると、カーソルがタイム スロットの端にない場合もタスクの右端の配置を変更します。 TaskDragIncrement は 1 日のプライマリ間隔の 1 時に解決するため、 TaskElementDragging イベントを発生します。カーソルがタイムスロットの幅の 24 分の 1 を移動するときに、タスク要素の幅は変更します。 EndDateTime および Duration プロパティは各のマウス移動で 1 時間変更します。

プロパティ設定

TaskWorkingHourMode = AutoAdjust

TaskPositioning = FillTimeSlots

TaskDragIncrement = 2h (2 時間)

PrimaryInterval = Days

Note
注:

TaskDragIncrement のデフォルト値は PrimaryInterval に基づいて設定されます。

以下の表は対応する PrimaryInterval タイプの TaskDragIncrement 値をリストします。

間隔 ドラッグ増分

7 日間

月/週

1 日

1 日

1 時間

15 分

10 分以上

タイム スロットの範囲の 4 分の 1

10 分より小さい

1 分間

コード

コードのプロパティ設定。

C# の場合:

----ultraCalendarInfo1.TaskWorkingHourMode = TaskWorkingHourMode.AutoAdjust;
ultraGanttView1.TimelineSettings.TaskPositioning = TimelineTaskPositioning.FillTimeSlots;
ultraGanttView1.TimelineSettings.PrimaryInterval = new DateInterval(1, DateIntervalUnits.Days);
ultraGanttView1.TimelineSettings.TaskDragIncrement = TimeSpan.FromHours(2);
----

Visual Basic の場合:

----ultraCalendarInfo1.TaskWorkingHourMode = TaskWorkingHourMode.AutoAdjust
ultraGanttView1.TimelineSettings.TaskPositioning = TimelineTaskPositioning.FillTimeSlots
ultraGanttView1.TimelineSettings.PrimaryInterval = New DateInterval(1, DateIntervalUnits.Days)
ultraGanttView1.TimelineSettings.TaskDragIncrement = TimeSpan.FromHours(2)
----

手順

タイムラインをドラッグする の画像。

WinGanttView Task And TimeLine Positioning 1.png

1.タスクの右側を 1 つ以上のタイム スロットにドラッグします。

タイムラインをドラッグした の画像。

WinGanttView Task And TimeLine Positioning 2.png

稼働時間の Manual モードでタイムラインの配置の構成

Manual モードのタイムライン配置

タイムラインのドラッグ操作でカーソルが移動すると、カーソルがタイム スロットの端になくてもタスクの右側が配置を変更します。 TaskDragIncrement が明示的に 4 時間に設定されるため、 TaskElementDragging イベントが発生されます。カーソルがタイムスロットの幅を 6 分の 1 移動するときに、タスク要素の幅が変更します。 EndDateTime および Duration プロパティは各のマウス移動で 4 時間変更します。

プロパティ設定

TaskWorkingHourMode = Manual

TaskPositioning = Proportional

TaskDragIncrement = 4h (4 時間)

PrimaryInterval = Days

コード

コードのプロパティ設定

C# の場合:

----ultraCalendarInfo1.TaskWorkingHourMode = TaskWorkingHourMode.Manual;
ultraGanttView1.TimelineSettings.TaskPositioning = TimelineTaskPositioning.Proportional;
ultraGanttView1.TimelineSettings.PrimaryInterval = new DateInterval(1, DateIntervalUnits.Days);
ultraGanttView1.TimelineSettings.TaskDragIncrement = TimeSpan.FromHours(4);
----

Visual Basic の場合:

----ultraCalendarInfo1.TaskWorkingHourMode = TaskWorkingHourMode.Manual
ultraGanttView1.TimelineSettings.TaskPositioning = TimelineTaskPositioning.Proportional
ultraGanttView1.TimelineSettings.PrimaryInterval = New DateInterval(1, DateIntervalUnits.Days)
ultraGanttView1.TimelineSettings.TaskDragIncrement = TimeSpan.FromHours(4)
----

手順

タイムラインをドラッグする の画像

WinGanttView Task And TimeLine Positioning 3.png

1.タスクの右側を 1 つ以上のタイム スロットにドラッグします。

タイムラインをドラッグした の画像

WinGanttView Task And TimeLine Positioning 4.png

パーセンテージ要素のタスク配置の構成

パーセンテージ要素のタスク配置

このセクションはパーセンテージ要素の動作と構成を紹介します。

カーソルが移動すると、達成率バーの幅が大きくなります。カーソルの位置まで描画されます。カーソルがタイムスロットの幅を 12 分の 1 移動するときに、 TaskElementDragging イベントを発生します。ドラッグ操作では、イベントは 14 回に実行します ( 開始フェーズ に 1 回、 移動フェーズ に 12 回、および 終了フェーズ に 1 回)。

プロパティ設定

パーセンテージ要素のユーザー定義のプロパティ設定は:

TaskWorkingHourMode = Manual

TaskPositioning = Proportional

TaskDragIncrement = 2h (2 時間)

PrimaryInterval = Days

タスクは 1 日をまたがります。

コード

コードのプロパティ設定

C# の場合:

----ultraCalendarInfo1.TaskWorkingHourMode = TaskWorkingHourMode.Manual;
ultraGanttView1.TimelineSettings.TaskPositioning = TimelineTaskPositioning.Proportional;
ultraGanttView1.TimelineSettings.PrimaryInterval = new DateInterval(1, DateIntervalUnits.Days);
ultraGanttView1.TimelineSettings.TaskDragIncrement = TimeSpan.FromHours(2);
----

Visual Basic の場合:

----ultraCalendarInfo1.TaskWorkingHourMode = TaskWorkingHourMode.Manual
ultraGanttView1.TimelineSettings.TaskPositioning = TimelineTaskPositioning.Proportional
ultraGanttView1.TimelineSettings.PrimaryInterval = New DateInterval(1, DateIntervalUnits.Days)
ultraGanttView1.TimelineSettings.TaskDragIncrement = TimeSpan.FromHours(2)
----

手順

達成率バーをタイムラインの上にドラッグする の画像

WinGanttView Task And TimeLine Positioning 5.png

1.達成率のカーソル インジケーターを表示するまでにマウス カーソルをタスク要素の左側の上に移動します。

2.マウスの左ボタンを押して達成率バーを右にドラッグします。

達成率バーをタイムラインの上にドラッグした の画像

WinGanttView Task And TimeLine Positioning 6.png

タスク期限の配置の構成

タスク期限の配置

このセクションはタスク期限インジケーターの動作と構成を紹介します。

カーソルが移動すると、期限インジケーターは期間および達成率のドラッグ操作と同じように移動します。この場合は、4 つのマウス移動はインジケーターを 1 つのタイム スロットに移動します。

タスクの Deadline プロパティを使用すると、開始日を設定して、タスクに制限を追加できます。

[タスク名].Deadline = [タスク名].StartDateTime.AddDays([n 日]);

プロパティ設定

制限インジケーターのユーザー定義のプロパティ設定は:

TaskWorkingHourMode = Manual

TaskPositioning = Proportional

TaskDragIncrement = 6h (6 時間)

PrimaryInterval = Days

コード

コードのプロパティ設定

C# の場合:

----ultraCalendarInfo1.TaskWorkingHourMode = TaskWorkingHourMode.Manual;
ultraGanttView1.TimelineSettings.TaskPositioning = TimelineTaskPositioning.Proportional;
ultraGanttView1.TimelineSettings.PrimaryInterval = new DateInterval(1, DateIntervalUnits.Days);
ultraGanttView1.TimelineSettings.TaskDragIncrement = TimeSpan.FromHours(6);
----

Visual Basic の場合:

----ultraCalendarInfo1.TaskWorkingHourMode = TaskWorkingHourMode.Manual
ultraGanttView1.TimelineSettings.TaskPositioning = TimelineTaskPositioning.Proportional
ultraGanttView1.TimelineSettings.PrimaryInterval = New DateInterval(1, DateIntervalUnits.Days)
ultraGanttView1.TimelineSettings.TaskDragIncrement = TimeSpan.FromHours(6)
----

手順

制限インジケーターをドラッグする の画像

WinGanttView Task And TimeLine Positioning 7.png

1.制限インジケーターにマウスの左ボタンを押します。

image::images/WinGanttView_Task_And_TimeLine_Positioning_8.png[]右にドラッグします。

制限インジケーターをドラッグした の画像

WinGanttView Task And TimeLine Positioning 9.png

タスク開始日の配置の構成

タスク開始日の配置

このセクションはタスク開始日の動作と構成を紹介します。

各のマウス移動で、タスクの左端はタイムラインのドラッグ位置と一致するようスナップします。マウス ドラッグ増分によってカーソルが移動すると、 StartDateTime および EndDateTime プロパティ値も変更します。

プロパティ設定

タスクの開始日のユーザー定義のプロパティ設定は:

TaskWorkingHourMode = Manual

TaskPositioning = Proportional

TaskDragIncrement = 6h (6 時間)

PrimaryInterval = Days

コード

コードのプロパティ設定

C# の場合:

----ultraCalendarInfo1.TaskWorkingHourMode = TaskWorkingHourMode.Manual;
ultraGanttView1.TimelineSettings.TaskPositioning = TimelineTaskPositioning.Proportional;
ultraGanttView1.TimelineSettings.PrimaryInterval = new DateInterval(1, DateIntervalUnits.Days);
ultraGanttView1.TimelineSettings.TaskDragIncrement = TimeSpan.FromHours(6);
----

Visual Basic の場合:

----ultraCalendarInfo1.TaskWorkingHourMode = TaskWorkingHourMode.Manual
ultraGanttView1.TimelineSettings.TaskPositioning = TimelineTaskPositioning.Proportional
ultraGanttView1.TimelineSettings.PrimaryInterval = New DateInterval(1, DateIntervalUnits.Days)
ultraGanttView1.TimelineSettings.TaskDragIncrement = TimeSpan.FromHours(6)
----

手順

タスクの開始日をドラッグする の画像

WinGanttView Task And TimeLine Positioning 10.png

1.タスク要素の中央にマウスの左ボタンを押して、右にドラッグします。

タスクの開始日をドラッグした の画像

WinGanttView Task And TimeLine Positioning 11.png

タスクの稼働時間の動作

タスクの稼働時間の配置

このセクションはタスクの稼働時間の動作を紹介します。

TaskWorkingHourModeAutoAdjust と同じように、タスクの幅はマウスのドラッグ移動に増分します。各ドラッグ移動で、期間は 2 時間づつ増分します。ドラッグ操作は 0:00 に完了しますが、稼働時間を確認するために右端は 17:00 にスナップします。

プロパティ設定

タスクの稼働時間のユーザー定義のプロパティ設定は:

TaskWorkingHourMode = AutoAdjust

TaskPositioning = Proportional

TaskDragIncrement = 2h (2 時間)

PrimaryInterval = Days

Note
注:

就業時間 = 08:00 – 17:00。12:00 に開始する 1 時間のランチの予定があります。

コード

コードのプロパティ設定

C# の場合:

----ultraCalendarInfo1.TaskWorkingHourMode = TaskWorkingHourMode.AutoAdjust;
ultraGanttView1.TimelineSettings.TaskPositioning = TimelineTaskPositioning.Proportional;
ultraGanttView1.TimelineSettings.PrimaryInterval = new DateInterval(1, DateIntervalUnits.Days);
ultraGanttView1.TimelineSettings.TaskDragIncrement = TimeSpan.FromHours(2);
----

Visual Basic の場合:

----ultraCalendarInfo1.TaskWorkingHourMode = TaskWorkingHourMode.AutoAdjust
ultraGanttView1.TimelineSettings.TaskPositioning = TimelineTaskPositioning.Proportional
ultraGanttView1.TimelineSettings.PrimaryInterval = New DateInterval(1, DateIntervalUnits.Days)
ultraGanttView1.TimelineSettings.TaskDragIncrement = TimeSpan.FromHours(2)
----

手順

タスクの稼働時間を 08:00 – 17:00 に変更する の画像

WinGanttView Task And TimeLine Positioning 12.png

1.タスク要素の右端 (17:00 に開始) をタイム スロットの右端 (23:59:59) にドラッグして、ドラッグ操作を完了するためにマウスの左ボタンを解放します。

タスクの稼働時間の変更は 16:59 に変更した の画像稼働時間以外にドラッグしても、タスクは稼働時間の終了にまたがります。

WinGanttView Task And TimeLine Positioning 13.png

関連コンテンツ

トピック

以下のトピックでは、このトピックに関連する追加情報を提供しています。

トピック 目的

このセクションは、コントロールについての概要からアプリケーションで使用する理由、コントロールを使用して共通タスクを達成するための方法の手順などの WinGanttView についての有益な情報を含んでいます。