バージョン

ワークシートの保護 (Infragistics Excel Engine)

トピックの概要

目的

このトピックでは、ワークシートの保護を設定、削除、構成する方法を説明します。

前提条件

このトピックを理解するために、以下のトピックを参照することをお勧めします。

トピック 目的

このセクションでは、 Infragistics Excel Engine のオブジェクト モデルと機能をより深く理解するうえで役立つ情報を提供します。

Infragistics Excel Engine を使用し素早く起動して実行するために、このトピックではワークブックを作成する方法を説明します。

このトピックの内容

このトピックは、以下のセクションで構成されます。

ワークシートの保護

概要

ワークシートの保護機能により、以下のユーザー操作を保護できます 。

  • 列の挿入、削除、書式設定

  • 行の挿入、削除、書式設定

  • ハイパーリンクの挿入

  • オブジェクトの編集 (この設定は、形状、コメント、チャートの編集や、コントロールの作成または編集を許可または制限します)

  • シナリオの編集 (この設定は、既存のシナリオを許可または制限します)

  • データのフィルタリング (この設定は、自動フィルタリングの使用を許可または制限します)

  • セルの書式設定 (この設定は、セルの書式設定の変更をユーザーに許可または制限します)

  • データの並べ替え

  • ピボット表 (この設定は、ピボット表の変更をユーザーに許可または制限します)

  • セル編集(この設定は、保護されたモードのときに編集できるセル範囲を指定することにより、セル値の編集をユーザーに許可または制限します)

  • セル選択 (この設定は、すべてのセルに対する選択、ロック解除されたセルのみの選択、または選択なしをユーザーに許可または制限します)

Note
注:

Infragistics Excel Engine のオブジェクト モデルから保護が強制されることはありません。これらの保護設定を履行し、対応する操作の実行をユーザーに許可または制限することは、このオブジェクト モデルを表示する UI の責任です。

構成チャート

以下の表は、ワークシートの保護機能の要素を簡単に説明し、それらを操作するプロパティとメソッドにマップします。

作業 詳細 プロパティ

ワークシートの保護を設定する

ワークシートを保護するには、Protect メソッドを使用できます。このメソッドの引数は、前述で説明した各保護設定の指定に使用されます。

ワークシートの保護を解除する

Unprotect メソッドを使用して、パスワード付きまたはパスワードなしで設定したワークシートの保護を解除できます。

ワークシートの保護の有無をチェックする

Tこの読み取り専用プロパティは、ワークシートに Protect メソッドを使用して設定された保護がある場合、True を返します。

ワークシートがパスワード保護されているかどうかをチェックする

この読み取り専用プロパティは、ワークシートがパスワード保護されている場合に True を返します。

ワークシートの保護を取得する

この読み取り専用プロパティは、各保護設定を個別に取得するためにプロパティを含む WorksheetProtection 型のオブジェクトを返します。

関連コンテンツ

トピック

このトピックの追加情報については、以下のトピックも合わせてご参照ください。

トピック 目的

このトピックは、パスワードで暗号化されたファイルを操作する方法について説明します。

このトピックでは、ワークブックの保護を設定、削除、構成する方法を説明します。