バージョン

xamPivotGrid の印刷

トピックの概要

目的

このトピックでは、 xamPivotGrid™ を印刷する方法を説明します。

前提条件

このトピックをより理解するために、以下のトピックを参照することをお勧めします。

トピック 目的

このトピックでは、 xamPivotGrid コントロールを WPF アプリケーションに追加する手順を順を追って説明し、このコントロールで作業を開始する方法を説明します。コード例には、XAML およびプロシージャ コードのリストが含まれます。

このトピックでは、レポートを作成し印刷する方法を説明します。

このトピックでは、 xamReportPreview™ コントロールを使用して、エンド ユーザーによるレポートの印刷プレビューの表示方法を説明します。

このトピックの内容

このトピックは、以下のセクションで構成されます。

xamPivotGrid の印刷

概要

WPF レポート作成フレームワークを使用すると、 xamPivotGrid の印刷、または XPS ドキュメントへのエクスポートができます。以下の手順では、XPS ファイルをエクスポートする方法およびピボット グリッドを印刷する方法を説明します。

前提条件

この手順を実行するには、以下が必要です。

  • ページに追加された xamPivotGrid コントロール (xamPivotGrid の概要 トピックを参照)

  • プロジェクトに追加された Infragistics.WPF.Reporting NuGet パッケージへの参照

概要

以下はプロセスの概要です。

1.レポート プレビューのコントロールの追加

2. 新規レポートの作成

3.xamPivotGrid 用のセクションの追加

4.ピボット グリッド レポートへのテーマの適用 (オプション)。

5. レポート設定の構成 (オプション)。

6.プレビューの生成

7.レポートの印刷またはエクスポート

手順

以下の手順は、印刷プレビューを生成する方法およびxamPivotGrid を印刷する方法を示します。

1.レポート プレビューのコントロールの追加

xamReportPreview コントロールをページに追加します。x:Name プロパティを設定し、コード ビハインドからアクセスできるようにします。

XAML の場合:

<igRep:XamReportPreview xmlns:igRep="http://infragistics.com/Reporting" x:Name="xamReportPreview" />

2.新規レポートの作成

コード ビハインドで、新しい Report インスタンスを作成します。

C# の場合:

var report = new Report();

Visual Basic の場合:

Dim report = New Report()

3.xamPivotGrid 用のセクションの追加

1 つのレポートに複数の セクションを関連付けることができます。新しい EmbeddedVisualReportSection を作成し、 xamPivotGrid インスタンスをコンストラクターの引数として入力します。セクションをレポートに追加します。

C# の場合:

var section = new EmbeddedVisualReportSection(this.xamPivotGrid);
report.Sections.Add(section);

Visual Basic の場合:

Dim section = New EmbeddedVisualReportSection(Me.xamPivotGrid)
report.Sections.Add(section)

4.ピボット グリッド レポートへのテーマの適用 (オプション)。

アプリケーションのリリースに追加された xamPivotGrid テーマは、印刷されたピボット グリッドに自動的に適用されます。アプリケーションのリリースにテーマを追加しない場合、またはアプリケーションのいずれかの視覚要素に別の ResourceDictionary を追加する場合は、ピボット グリッドのレポート セクションのリリースに、テーマを明示的に追加する必要があります。

シンプルで印刷に適したテーマが、 xamPivotGrid レポートで使用できます。テーマは、製品のインストール パスの下の Themes フォルダーにあります。

印刷テーマを読み込むには、新しい ResourceDictionary を作成し、セクションのResourcesに追加します。この例では、 XamPivotGrid.Printing.xaml ファイルが Themes という名前のフォルダー内のプロジェクトに含まれ、そのビルド アクションが Page に設定されていることを前提としています。

C# の場合:

var printingTheme = new ResourceDictionary() {
    Source = new Uri("/AssemblyName;component/Themes/XamPivotGrid.Printing.xaml", UriKind.RelativeOrAbsolute) };
section.Resources.MergedDictionaries.Add(printingTheme);

Visual Basic の場合:

Dim printingTheme = New ResourceDictionary() With { _
      .Source = New Uri("/AssemblyName;component/Folder/XamPivotGrid.Printing.xaml", UriKind.RelativeOrAbsolute) _
}
section.Resources.MergedDictionaries.Add(printingTheme)

5.レポート設定の構成 (オプション)。

レポート設定は、2 つのレベルで構成できます。1 つは、 ReportReportSettings プロパティを使用し、もう 1 つは XamPivotGridReportSettings プロパティを使用します。

レポート レベルの設定には、ページ サイズ、向き、ページの印刷順序などの一般的なオプションがあります。

PivotReportSettings では、印刷されたピボット グリッドに固有の複数の構成が可能です。この中には、カスタム テンプレートの印刷や、各ページに印刷する列ヘッダーを制御するための設定が含まれますが、それ以外にもさまざまな設定があります。

以下の例では、前述した設定の一部を構成する方法を示します。

C# の場合:

report.ReportSettings.HorizontalPaginationMode = HorizontalPaginationMode.Mosaic;
this.xamPivotGrid.ReportSettings.ColumnHeaderCellSettings.RepeatHeaders = true;
this.xamPivotGrid.ReportSettings.RowHeaderCellSettings.RepeatHeaders = false;

Visual Basic の場合:

report.ReportSettings.HorizontalPaginationMode = HorizontalPaginationMode.Mosaic
Me.pivotGrid.ReportSettings.ColumnHeaderCellSettings.RepeatHeaders = True
Me.pivotGrid.ReportSettings.RowHeaderCellSettings.RepeatHeaders = False

6.プレビューの生成

レポートのプレビューを生成するには、 XamReportPreviewGeneratePreview メソッドを呼び出します。

C# の場合:

this.xamReportPreview.GeneratePreview(report, false, false);

Visual Basic の場合:

Me.xamReportPreview.GeneratePreview(report, False, False)

7.レポートの印刷またはエクスポート

レポートを XPS ドキュメントにエクスポートするには、 Export メソッドを呼び出します。または、 Print メソッドを呼び出してレポートを印刷します。

C# の場合:

report.Export(OutputFormat.XPS, "PivotReport", true);
// または
report.Print(true, false);

Visual Basic の場合:

report.Export(OutputFormat.XPS, "PivotReport", True)
' または
report.Print(True, False)

全コード

以下は、この手順の完全なコードです。

XAML の場合:

<igRep:XamReportPreview xmlns:igRep="http://infragistics.com/Reporting" x:Name="xamReportPreview" />

C# の場合:

var report = new Report();
var section = new EmbeddedVisualReportSection(this.xamPivotGrid);
report.Sections.Add(section);
var printingTheme = new ResourceDictionary()
{
    Source = new Uri("/AssemblyName;component/Folder/XamPivotGrid.Printing.xaml", UriKind.RelativeOrAbsolute)
};
section.Resources.MergedDictionaries.Add(printingTheme);
report.ReportSettings.HorizontalPaginationMode = HorizontalPaginationMode.Mosaic;
this.pivotGrid.ReportSettings.ColumnHeaderCellSettings.RepeatHeaders = true;
this.pivotGrid.ReportSettings.RowHeaderCellSettings.RepeatHeaders = false;
this.xamReportPreview.GeneratePreview(report, false, false);
report.Export(OutputFormat.XPS, "PivotReport", true);
report.Print(true, false);

Visual Basic の場合:

Dim report = New Report()
Dim section = New EmbeddedVisualReportSection(Me.xamPivotGrid)
report.Sections.Add(section)
Dim printingTheme = New ResourceDictionary() With { _
       .Source = New Uri("/AssemblyName;component/Folder/XamPivotGrid.Printing.xaml", UriKind.RelativeOrAbsolute) _
}
section.Resources.MergedDictionaries.Add(printingTheme)
report.ReportSettings.HorizontalPaginationMode = HorizontalPaginationMode.Mosaic
Me.pivotGrid.ReportSettings.ColumnHeaderCellSettings.RepeatHeaders = True
Me.pivotGrid.ReportSettings.RowHeaderCellSettings.RepeatHeaders = False
Me.xamReportPreview.GeneratePreview(report, False, False)
report.Export(OutputFormat.XPS, "PivotReport", True)
report.Print(True, False)

関連トピック

このトピックの追加情報については、以下のトピックも合わせてご参照ください。

トピック 目的

このグループのトピックでは、 xamPivotGrid の各機能を構成し使用する方法を説明します。