バージョン

Excel スタイル フィルタリングを有効にする (xamPivotGrid、xamPivotDataSelector)

トピックの概要

目的

このトピックでは、 xamPivotGrid™/ xamPivotDataSelector™ コントロールの Microsoft® Excel® スタイル フィルタリングを有効にする方法を説明します。

前提条件

このトピックを理解するためには、以下のトピックを理解しておく必要があります。

トピック 目的

このトピックでは、 xamPivotGrid コントロールとその主要機能を紹介します。

このトピックでは、 xamPivotGrid コントロールを使用して作業を開始する方法について説明するため、このコントロールを Silverlight® アプリケーションに追加するための手順を順を追って説明しています。

このトピックでは、 xamPivotDataSelector コントロールを紹介します。

このトピックでは、 xamPivotGrid の Excel スタイル フィルタリング機能とそのユーザー機能および操作を説明します。

本トピックの内容

このトピックには次のセクションがあります。

概要

Excel スタイル フィルタリングを有効にする概要

xamPivotGrid コントロールの Excel スタイル フィルタリングとデータ セレクターが有効な時、ユーザーはメジャー値と行および列階層からのメンバーのキャプションに対してカスタムのフィルター条件を追加できます。

デフォルトで、 xamPivotGrid の Excel スタイル フィルタリングは有効ではありません。したがって、 EnableAdvancedFiltering プロパティを True に設定することによって明示的に有効にする必要があります。このプロパティは、 xamPivotGridXamPivotDataSelector の両方に使用できます。

Excel スタイル フィルタリングを有効にする

プロパティ設定

以下の表では、目的の構成をプロパティ設定にマップしています。

目的: 使用するプロパティ: 次に設定:

ピボット グリッドで Excel スタイル フィルタリングの UI を有効にする

True

データ セレクターで Excel スタイル フィルタリングの UI を有効にする

True

考慮事項

Excel スタイル フィルタリングを使用する時に留意すべき点がいくつかあります。

  • Excel スタイル フィルタリングを有効にするために、ピボット グリッド/データ セレクターの DataSource プロパティとして設定されたデータ ソースは ISupportFilters インターフェイスを実装する必要があります。現在このインターフェイスは XmlaDataSource に実装されています。

  • EnableAdvancedFiltering のデフォルト値は False です。

  • 項目がピボット グリッドまたはデータ セレクターの列、行、フィルター、またはメジャーに追加される前に、EnableAdvancedFiltering プロパティを設定する必要があります。コード (XAML ではなく) でプロパティを設定したいが、列、行などに初期の項目がある場合、ピボット グリッドが初期化される前に設定する必要があります。たとえば、コードでプロパティを設定するのに適した場所は Page/UserControl のコンストラクターで、ここではピボット グリッドまたはデータ セレクターが使用されます。このプロパティの設定は、InitializeComponent() が呼び出された後でなければなりません。

  • ランタイムに EnableAdvancedFiltering プロパティの値を変更しても、グリッドまたはデータ セレクターで既存の UI フィルタリング コントロールを変更しません。ただし、その後で行、列、フィルター、メジャーに追加されるすべての階層は Excel スタイル フィルタリングをサポートし、EnableAdvancedFiltering に設定された値に基づきません。