バージョン 24.2 (最新)

データ スライサー

目的

このトピックの目的は、フィルタリング機能の強化されたピボット グリッドの DataSlicer 機能を紹介することにあります。データ スライサにより、列、行およびフィルター領域で選択された階層をピボット グリッドの測定値と併せてフィルタリングできます。

本トピックの内容

このトピックには次のセクションがあります。

前提条件

まず以下のトピックを読む必要があります。

DataSlicer の構成

データ バインディング

データ バインドについての詳細は、 データのバインド (既存) を参照してください。

DataSlicer の追加

ピボット グリッド上に表示されるデータは、選択されたスライサー項目および、ピボット グリッドの階層に追加されるフィルターの両方に関係します。

各スライサーは、任意の階層レベルを表示し、操作します。利用可能な階層およびそのレベルについての情報は、XamPivotDataSlicer.SlicerProvider に設定されるインスタンスから取得されます。データ スライサーは、XmlaDataSource と FlatDataSource の両方のインスタンスをサポートします。

XAML の場合:

<igPivot:XamPivotGrid
            x:Name="pivotGrid"
            Grid.Column="1"
            DataSource="{StaticResource DataSource}"
            AllowCompactLayout="True">
</igPivot:XamPivotGrid>
<igSlicer:XamPivotDataSlicer
            Grid.Column="0"
            SlicerProvider="{StaticResource DataSource}"
            TargetHierarchyName="[Date].[Calendar]"
            TargetLevelIndex="1"
            SlicerItemsColorScheme="Green"
            IsHeaderAreaExpanded=">
</igSlicer:XamPivotDataSlicer>

DataSlicer の視覚要素

視覚要素表

以下の表は、データ スライサーの異なる視覚要素を説明します。

要素 説明

ヘッダー領域

階層名のリストを表示します。

拡張されたヘッダー領域

  • 階層

  • レベル:

階層のターゲット名

ターゲット名階層のレベルを定義します。

例: ターゲット階層が年、四半期、月または曜日からなる日付フィールドの場合、レベルは、データ スライス項目が「すべての期間」または「年」など選択的になります。

[フィルターを削除] トグルボタン

フィルターされた選択内容を削除するために使用します。フィルタリングは、自動的に項目の選択について設定されます。フィルターを消去するために[フィルターを削除] ボタンをクリック

項目

選択された階層内の項目リストを表示します。

以下のスクリーンショットは、IGTheme を使用した DataSlicer を表示します。ユーザー エクスペリエンスを高めるため、各スライサーに異なる色も適用できます。

Note

注: 隣接する、または隣接しない複数の項目を選択するには、 Ctrl + Click を押します。すべての適用されたフィルターは、[フィルターを削除] トグルボタンを使用して削除できます。

xamPivotGrid DataSlicer  01.png

図 SEQ 図 1: ヘッダー領域が折り畳まれた DataSlicer

xamPivotGrid DataSlicer  02.png

図 SEQ 図 2: ヘッダー領域が展開された DataSlicer

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