バージョン

タスク関連機能

トピックの概要

目的

このトピックでは、 xamGantt™ コントロールを使用して使用可能な主要なタスク関連の機能の概要を提供します。

主要な機能の概要

主要な機能の概要表

以下の表に、 xamGantt コントロールの主要なタスク関連の機能をまとめました。追加の詳細情報はこのトピックの後で説明します。

機能 説明

xamGantt コントロールは自動/手動でタスクをスケジュール機能のいずれかを提供します。

xamGantt コントロールはプロジェクト タスクを非アクティブに設定するための機能を提供します。

xamGantt コントロールはタスク期間、タスク期間単位および期間の形式を設定するための機能を提供します。

xamGantt はプロジェクト タスク間の依存関係を作成するための機能を提供します。

xamGantt コントロールはタスクの制約のタイプと日付を指定するための機能を提供します。

xamGantt コントロールはタスクの期限を指定するための機能を提供します。

xamGantt はプロジェクト マイルストーンを作成するための機能を提供します。

xamGantt コントロールはプロジェクトのクリティカル タスクを計算および識別するための機能を提供します。

xamGantt コントロールはタスクの完了した作業を指定するための機能を提供します。

xamGantt コントロールはタスクのスラックを計算するための機能を提供します。

手動/自動でタスクをスケジュール

手動/自動でタスクをスケジュール

xamGantt コントロールは Microsoft Project™ 2010 で導入した「ユーザー指定のスケジュール」機能に基づいた機能を提供します。

xamGantt コントロールのタスクは自動と手動両方のスケジュールをサポートします。

手動スケジュールのタスク:

  • 一部のプロジェクトの詳細が不明な時にプロジェクト作成の初期段階で役に立ちます。

  • 開始、終了および期間フィールドに対して自由形式のテキストを入力できます。

xamGantt のスケジューリング エンジンは手動および自動タスクをそれぞれ管理します。

  • 手動スケジュールのタスク:

スケジューリング エンジンは開始日と終了日を計算しますが、対応する開始、終了および期間フィールドを変更しません。

  • 自動スケジュールのタスク:

エンジンはタスクの依存関係および制約情報に基づいて開始日と終了日を計算します。

アクティブ/非アクティブなタスク

アクティブ/非アクティブなタスク

xamGantt コントロールのタスクはアクティブと非アクティブを交互に切り替えることができます。この機能の基本は非アクティブなタスク機能で、Microsoft Project 2010 に初めて導入されました。

非アクティブなタスクはスケジューリング エンジンに無視されます。このため what-if 分析に役に立ちます。ここでタスクはスケジュールで考慮されませんが、その情報を保持して削除しません。

  • 先祖タスクを非アクティブ化すると、すべての子孫タスクも非アクティブ化されます。

  • アクティブなタスクを非アクティブなタスクに追加すると (たとえば、インデントする時)、アクティブなタスクの先祖がアクティブになります。これは非アクティブなサマリーがアクティブなタスクを含んではならないからです。

タスク期間と期間の形式

タスク期間と期間の形式

タスクの期間はタスクが完了するために必要とする時間です。これは異なる単位で表すことができます。ただし値は固定された作業時間の量を表します。

xamGantt コントロールは Microsoft Project 2010 と同じ単位タイプをサポートします。

タスクの依存関係

タスクの依存関係

xamGantt は 2 つのプロジェクト タスク間の依存関係を作成するための機能を提供します。

以下の 4 つのリンク タイプがあります:

リンク タイプ 説明

終了 - 開始リンク - FS

指定されていない場合これがデフォルトのリンク タイプになります。

後続処理の開始日は先行処理の終了日に依存します。

終了 - 終了リンク - FF

後続処理の終了日は先行処理の終了日に依存します。

開始 - 終了リンク - SF

後続処理の終了日は先行処理の開始日に依存します。

開始 - 開始リンク - SS

後続処理の開始日は先行処理の開始日に依存します。

依存関係のリード タイムとラグ タイムも指定できます。

  • リード タイムが負の期間の値の場合、タスクの重複を示します

  • ラグ タイムが正の期間の値の場合、タスクのリンク フィールド間の遅延を示します

タスクの制約

xamGantt コントロールは Microsoft Project 2010 と同じ制約タイプを公開します。

サポートされる制約は以下の通りです:

  • 弱い制約 (制約日を必要としません)

    • できるだけ早く (開始日からプロジェクトをスケジュールする時のデフォルト タイプ)

    • できるだけ遅く (終了日からプロジェクトをスケジュールする時のデフォルト タイプ)

  • 半ば柔軟

    • 指定日以後に開始

    • 指定日までに開始

    • 指定日以後に終了

    • 指定日までに終了

  • 強い

    • 指定日に開始

    • 指定日に終了

期限

期限

xamGantt コントロールはタスク期限の設定機能を提供します。

期限の日付は、タスクが完了するターゲットの日付を説明します。この日付はスケジューリング エンジンに影響を及ぼしますが、弱い制約と同様に扱われます。

マイルストーン

マイルストーン

xamGantt コントロールはプロジェクト マイルストーン作成機能を提供します。

マイルストーンはゼロ期間である重要な日付またはイベントをマークします。

クリティカル タスク

クリティカル タスク

xamGantt スケジューリング エンジンはタスクがクリティカル パスに沿って考慮されているかどうかに基づいてプロジェクト タスクのクリティカルな状態を計算します。期限、制約に違反する、またはプロジェクトの期間を増やすことなくタスクを遅延できない時にこれが発生します。

デフォルトで、 xamGantt エンジンは単一のクリティカル パスを計算します。ただしこの構成をカスタマイズできます。

クリティカルでないと考慮されるタスクに対して必要なスラックの量を決定するためにクリティカルなスラック制限を指定することも可能です。

いくつかのタスクは制約情報に基づいてクリティカルと見なされます。xamGantt のユーザー インターフェイスはタスクのクリティカルな状態を読み取り専用の値として計算します。さらに、 xamGantt はクリティカル タスクとその値の強調表示をサポートします。

タスクの進行状況

タスクの進行状況

xamGantt コントロールはタスクの完了した作業を指定するための機能を提供します。タスクの進行状況は完了している時間を表します。タスクの進捗状況への変更は子孫タスクに影響し、その逆、つまり子孫タスクの変更は祖先のサマリー タスクの進捗状況を更新します。

タスク スラック

タスク スラック

xamGantt スケジューリング エンジンはタスクのスラックを計算します。

スラックは、依存するタスクに影響を及ぼすことなくタスクが遅延する時間です。

スラック計算の情報は開始スラック、終了スラック、フリー スラック、合計スラック グリッド列に公開されます。

関連コンテンツ

トピック

このトピックについては、以下のトピックも参照してください。

トピック 目的

このトピックでは、 xamGantt コントロールを使用して使用可能な主要なプロジェクト関連の機能の概要を提供します。

このトピックでは、 xamGantt コントロールを使用して使用可能なその他の主要機能の概要を提供します。