OLAP データのバインディング

OLAP データを表示するために XamPieChart コントロールを構成する方法紹介します。

このトピックを理解するための必須条件となる資料。

タイプ	コンテンツ
概念	OLAP (オンライン分析処理)

トピック

トピック	目的
XamPieChart	これは、円をスライスに分割した円チャートを描画する特殊なコントロールです。スライスはそれぞれ円弧の長さが基になるデータ値に比例しています。
OLAP データの視覚化	このトピックでは、OLAP データを含む XamPieChart コントロール使用の詳細を説明します。

このトピックは、以下のセクションで構成されます。

OLAP データを含む XamPieChart の使用

XamPieChart を使用した OLAP データの可視化は、 OlapAxis と呼ばれる新しい軸タイプによって行います。

OlapAxis は DataSource および OlapAxisSource の 2 つの主要なプロパティで構成されています。

DataSoure はデータバインディングに使用し、OlapAxisSource はデータ描画の際の軸タイプを決定する場合に使用します。円チャートで OLAP データを視覚化するには、これらのプロパティを両方とも設定することが重要です。

軸タイプは Columns または Rows、つまりデータソースからの列または行になります。

データソースの各列は個別の円チャートとして描画され、円チャートの行は以下の図に示すようにスライスとして表されます。

XamPieChart コントロールは、複数の列を含むデータを複数の円チャートとして描画します。円チャートはデータソースから列ごとに 1 つあります。前述の例のように、列の行は、対応する円でスライスとして描画されます。この動作は以下のスクリーンショットで示しています。

デフォルトでは、円チャートは 1 方向の列と 1 方向の行を表示し、1 つの円チャートになります。列と行は展開されません。

以下のデータソースのタイプのみサポートされています。

OLAP データを使用して円チャートを表示するためのプロパティ設定に必要な最小要件です。

目的:	使用するプロパティ:	設定の選択肢:
OLAP データソースを使用してデータバインディングを設定します	DataSource	OLAP データ
軸タイプの指定	OlapAxisSource	列または行

このコーディング例は、OLAP データの表示に最低限必要な XamPieChart コントロールのプロパティ設定を示します。

XAML の場合:

<ig:XamOlapPieChart
    DataSource="{Binding DataSource}"
    OlapAxisSource="Columns" />

C# の場合:

XamOlapPieChart chart = new XamOlapPieChart();
chart.DataSource = new MainViewModel().DataSource;
chart.OlapAxisSource = OlapAxisSource.Columns;

Visual Basic の場合:

Dim chart As New XamOlapPieChart()
chart.DataSource = New MainViewModel().DataSource
chart.OlapAxisSource = OlapAxisSource.Columns