ここでは、コード例とともに、XamFinancialChart コントロールのツールチップを無効にする方法およびカスタム ツールチップを作成する方法を説明します。
XamFinancialChart コントロールで、マウス カーソルがシリーズ上にホバーするときにツールチップは表示されます。
XamFinancialChart コントロールは、各データ シリーズにデフォルト ツールチップを提供します。デフォルト ツールチップは、特定の項目 (時間、開値、高値、低値、終値、出来高など) に関するすべての情報を表示し、シリーズ スタイルに一致するためにスタイルが設定されます。
デフォルト ツールチップが適さない場合、カスタム ツールチップを設定することもできます。ツールチップは次の特性をカスタマイズできます。
ツールチップのコンテンツ
ツールチップのルック アンド フィール
デフォルトのツールチップを使用する場合、ツールチップの構造は、XamFinancialChart コントロールの ToolTipStyle プロパティプロパティにカスタム コンテンツ を提供してカスタマイズできます。
さらに、各シリーズで使用されるツールチップの制御を強化するために、各シリーズに追加されたイベントを使用して、個々のシリーズの ツールチップ プロパティを更新できます。
以下のスクリーン ショットは、XamFinancialChart のデフォルト ツールチップについて紹介します。
この例は、任意のデータ ポイントの売上高の開値、高値、低値、および終値に関する情報をツールチップで表示する方法を示します。
図 1: カスタム ツールチップを持つ XamFinancialChart コントロール
ツールチップ プロパティのコンテンツの変更
XAML の場合:
<ig:XamFinancialChart ToolTipType="Item" ZoomSliderType="Area" YAxisAbbreviateLargeNumbers="False" >
<ig:XamFinancialChart.ItemsSource>
<local:StockPriceData />
</ig:XamFinancialChart.ItemsSource>
<ig:XamFinancialChart.ToolTips>
<col:ArrayList>
<StackPanel>
<StackPanel Margin="0,5,5,5">
<TextBlock Text="{Binding Item.Label}"/>
<TextBlock Foreground="{Binding Series.ActualBrush}" Text="{Binding Series.Title}" />
</StackPanel>
<UniformGrid Columns="2">
<TextBlock Text="Open:" />
<TextBlock Text="{Binding Item.Open}"/>
<TextBlock Text="High:" />
<TextBlock Text="{Binding Item.High}" />
<TextBlock Text="Low:" />
<TextBlock Text="{Binding Item.Low}" />
<TextBlock Text="Close:" />
<TextBlock Text="{Binding Item.Close}" />
<TextBlock Text="Volume:" />
<TextBlock Text="{Binding Item.Volume}" />
</UniformGrid>
</StackPanel>
</col:ArrayList>
</ig:XamFinancialChart.ToolTips>
</ig:XamFinancialChart>ツールチップを表示しないために空の ControlTemplate を設定します。 XAML の場合:
<ig:XamFinancialChart x:Name="chart" ToolTipType="None">
</ig:XamFinancialChart>