バージョン

xamDataGrid でフィールドとして xamCurrencyEditor を使用

xamCurrencyEditor コントロールの重要な機能は、xamDataGrid Field に組み込むことができることです。この機能によって、セルの値を修正する間にエンドユーザーはエディターの機能を十分に活用することができます。xamCurrencyEditor はまた、マスクを使って値をフォーマットし、通貨記号を追加できるため、視覚的により目立ちます。

これらの手順に従って、xamDataGrid の Field に xamCurrencyEditor を表示します。

  1. Microsoft® Windows® Presentation Foundation Window または Page プロジェクトを作成します。

  2. 以下の名前空間宣言を開始の Page タグまたは Window タグに配置します。これらの宣言によって、 xamDataGrid、xamCheckEditor を参照してタイプを定義することができます(つまり Int32、Boolean)。

XAML の場合:

xmlns:igDP="http://infragistics.com/DataPresenter"
xmlns:igEditors="http://infragistics.com/Editors"
xmlns:sys="clr-namespace:System;assembly=mscorlib"
  1. XmlDataProvider を定義するリソース セクションを作成します。XmlDataProvider は Orders XML ファイルを参照します。Grid パネル内に以下の XAML を配置します。

XAML の場合:

<Grid.Resources>
        <XmlDataProvider Source="../Data/Orders.xml"
          x:Key="OrderData" XPath="/Orders" />
</Grid.Resources>
  1. XamDataGrid のインスタンスを作成して名前を指定し、前述の手順で作成された XmlDataProvider に DataSource プロパティを設定します。

XAML の場合:

<igDP:XamDataGrid x:Name="XamDataGrid1"
  DataSource="{Binding Source={StaticResource OrderData}, XPath=Order}">
        ...
</igDP:XamDataGrid>
  1. FieldLayoutSettings オブジェクトの AutoGenerateFields プロパティを False に設定します。前述の手順で作成されたタグの間に以下の XAML を配置します。

XAML の場合:

...
<igDP:XamDataGrid.FieldLayoutSettings>
  <igDP:FieldLayoutSettings AutoGenerateFields="False" />
</igDP:XamDataGrid.FieldLayoutSettings>
...
  1. Field のカスタム エディターを定義する時に、そのエディターのスタイルを指定するように EditorStyle プロパティを設定しなければならない場合があります。これによって、マスクなどのエディターにプロパティを設定することも可能です。以下のXAML は XamCurrencyEditor のインスタンスをターゲットとするスタイルを設定し、このスタイルを EditorStyle に設定します。エディターの Mask プロパティを設定するために setter を使用します。このコードを前述の手順のコードの下に配置します。

Note

注: Mask を指定する時には、{} で {…​} をエスケープする必要があります。

XAML の場合:

...
<igDP:XamDataGrid.FieldLayouts>
  <igDP:FieldLayout>
    <igDP:FieldLayout.Fields>
                <igDP:Field Name="ProductName" />
                <igDP:Field Name="CostPerUnit" >
                  <igDP:Field.Settings>
                        <igDP:FieldSettings
                          EditAsType="{x:Type sys:Double}">
                                <igDP:FieldSettings.EditorStyle>
                                  <Style
                                        TargetType="{x:Type igEditors:XamCurrencyEditor}" >
                                        <Setter Property="Mask" Value="{}{currency:7.2:c}" />
                                  </Style>
                                </igDP:FieldSettings.EditorStyle>
                        </igDP:FieldSettings>
                  </igDP:Field.Settings>
                </igDP:Field>
          </igDP:FieldLayout.Fields>
  </igDP:FieldLayout>
</igDP:XamDataGrid.FieldLayouts>
...
  1. プロジェクトをビルドして実行します。以下の画像のように、CostPerUnit 列に通貨のマスクを使用してフォーマットされた値が表示されます。

xamdatagrid フィールドでの xamcurrencyeditor の使用