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バージョン

WinToolbarsManager

WinToolbarsManager ツールに関連する以下の既知の問題に注意してください。

  • フォームに 1 つ以上のドッキング領域が存在し、その領域のために 1 つ以上のカスタム サーバーが初期化されている場合は、DropdownContext アクションと ClickMenuTool アクションのインスタンスの複製が記録されています。アクションの複製は、手動で削除する必要があります。

  • コンテキスト メニューのドロップダウン リストが開いている場合、DropdownContext アクションはそのサブメニューに対して記録されます。このアクションは不要なため、テスト スクリプトから手動で削除する必要があります。

  • 新しい ShortcutKey メソッドの記録を開始するには、ツールバーにマウス クリックを記録させる必要があります。

  • WinGridColumnChooser のアクションを記録する場合は、列チューザーを使用する前に、WinGridColumnChooser コントロールに関連付けられたグリッド上のアクションを記録する必要があります。グリッドを HP QuickTest Professional オブジェクト リポジトリに追加するように要求されます。

  • WinToolbarsManager リボンが表示されている場合は、フォームのActivate アクションにより、実行時エラー「Object not visible」がスローされます。これは、リボンで非表示にされたフォームのキャプション領域を、Activate アクションがクリックしようとしているために発生します。

この問題は、以下のように関数ライブラリ (FL) を使用してActivate アクションをオーバーライドすると回避できます。

  1. HP QuickTest Professional で新しい関数ライブラリ (FL) を作成します。

  2. 関数ライブラリに以下のスクリプトを追加します。

Public Function Activate(test_object)
        test_object.object.Activate
                Reporter.ReportEvent micDone, test_object.object.Text +".Activate", ""
End Function
RegisterUserFunc "SwfWindow", "Activate", "Activate", True
  1. FLを保存し、テストに関連付けます。

この問題は、HP QuickTest Professional パッチ QTPNET91P2204 で解決します。 * PopupControlContainer 内部でコントロールするユーザーの操作は記録されません。WScriptShell オブジェクトを使用して、テスト スクリプトを手動で有効なオブジェクトにキー ストロークを送るように修正し、操作をシミュレートする必要があります。WScriptShell の使用の詳細は、HP QuickTest Professional ヘルプを参照してください。 * WinToolbarsManager コントロールで、Office2007Compatibility プロパティが「True (または True に変化する既定値)」に設定されている場合に MDI マージを使用すると、同じキーを持つリボン タブとグループが両方とも WinToolbarsManger のリボンに表示されます。これは、WinToolbarsManager コントロールに RecordByText 設定を使用している場合、リボン タブとグループを識別する際に問題が発生します。この問題を回避するには、以下のいずれかを実行する必要があります。

  • 設定ユーティリティを使用して、WinToolbarsManager コントロールで RecordItemsByIndex 設定に切り替えます。

  • 記録されたアクションを手動で変更し、リボン タブとグループのキーをインデックスで切り替えます。

    • WinToolbarsManager コントロールで Office2007Compaitibility プロパティが「False」に設定されている場合に、MDI マージを使用すると、記録されたスクリプトの再生中に、同じキー持つリボン タブと異なるコンテキスト タブ グループで問題が発生する場合があります。これは、キーを使用して記録する WinToolbarsManager に RecordByText 設定を使用していることが原因です。この問題は、 設定ユーティリティを使用して、記録設定を ToolbarsManager の RecordByIndex に変更することで回避できます。

    • MiniToolbar 上の操作を記録する前に、リボンまたはツールバーにマウス クリックを記録させる必要があります。リボンまたはツールバーがフォームに表示されていない場合は、MiniToolbar が表示されているフローティング ドック領域以外のアクションを MiniToolbar に記録してしまいます。

    • ClickMiniToolbarTool アクションがフローティング ドック領域以外の MiniToolbarに記録される場合、再生中に「廃棄されたオブジェクトにアクセスできません」というエラー メッセージが表示されることがあります。このエラーは、MiniToolbar が 1 回以上表示された場合にスローされます。このエラーの発生理由は、HP QuickTest Professional がMiniToolbar の複数の出現を 1 つのオブジェクトとして取得し、2 回目の出現の再生中に、HP QuickTest Professional がすでに廃棄された MiniToolbar の最初のインスタンスでアクションを再生しようとするためです。この問題を回避するには、HP QuickTest Professional に MiniToolbar の各インスタンスを異なるオブジェクトとして強制的に認識させます。そのために、Infragistics AppStylist for Windows Forms で指定されている回避策を実装できます。

    • リボンやツールバーなしに、自身でフォームに存在する MiniToolbar 上でアクションが再生され、右クリックで表示させると、一般的なラン エラーが発生する場合があります。この問題を解決するには、SwfToolbar オブジェクト用のオブジェクト リポジトリで、swftypename プロパティをテスト オブジェクトの詳細に追加します。swftypename プロパティの値は、「Infragistics.Win.UltraToolbars.UltraToolbarsDockArea」に設定する必要があります。