バージョン

2010 Volume 3 の新機能

Test Automation for IBM Win-Forms (Rational Functional Tester) 2010.3 リリースには、WinToolbarsManager コンポーネントに追加された新機能に対するオートメーション テストがサポートされています。また、10.3 リリース以降、Infragistics は Infragistics バージョンフリー アセンブリを使用して構築されたテスト アプリケーションをサポートします。

WinToolbarsManager

UltraToolbarsDockAreaProxy では、Office 2010 Ribbon のオートメーション テストや 2010 のアプリケーション メニューのサポートが変更されました。

  • 新しいサブ項目の AtLocation(“RibbonPinButton”) が、リボンのピンボタンに追加されています。

リボンのピンボタンをクリックすると、次のように記録されます。

_TAForm_Toolbars_Dock_Area_Top().Click(AtLocation("RibbonPinButton"))

  • 既存のサブ項目の AtLocation(“ApplicationMenuButton”) は、ApplicationMenu2010 のボタンを補助する機能が拡張されました。ただし、アプリケーション メニューのクリックで記録されるアクションは、ScenicRibbon、Default または Office2010 などのアプリケーション メニューのボタンに適用したスタイルにかかわらず、変わることはありません。

アプリケーション メニューのボタンをクリックすると、次のように記録されます。

_TAForm_Toolbars_Dock_Area_Top().Click(AtLocation("ApplicationMenuButton"))

  • ApplicationMenu2010 の [ツール] をクリックすると、「Backstage」と呼ばれるルート位置のツール パスとして記録されます。

_Dock_Area_Top().Click(AtPath("->StateButtonTool1"))

_Dock_Area_Top().Click(AtPath("->PopupMenuTool3->ButtonTool6"))

Application Menu 2010 が表示されている場合のみ利用できる、新しい確認ポイントの リボン アプリケーション メニュー 2010 が追加されました。

Note

注: 一部のツールのプロパティは、UltraToolbarsManager のスタイルによって異なる場合があります。リボン アプリケーション メニュー 2010 の確認ポイントが、Office2010 スタイルの Ribbon に記録され、WindowsVista のスタイルで再生された場合は、一部のツール (Label Tool、StateButton Tool、Button Tool など) 間で Height Resolved 値と Width Resolved 値が異なるため、確認ポイントがエラーになります。この確認ポイントを ApplicationMenu を表示しないリボンで再生、またはデフォルト (標準) のアプリケーション メニューを表示するリボンで再生した場合、スクリプトは「UnsupportedActionException」をスローします。

既存の リボン階層 と Ribbon Items プロパティの確認ポイントには、設定時の ApplicationMenu または ApplicationMenu2010 が含まれます。リボン アプリケーション メニュー の確認ポイントは、デフォルトの ApplicationMenu が表示されている時のみ利用できます。

バージョンフリーの Test Automation アセンブリ名

2010 Volume 3 リリース以降、Infragistics は、Ultimate UI for Windows Forms のバージョンフリー アセンブリと互換性のあるバージョンフリー Windows Forms Test Automation アセンブリを提供しています。これらのアセンブリは、Infragistics バージョンフリー アセンブリで構築されたアプリケーションをテストする場合に必要です。アセンブリの使用方法の詳細は、「 バージョンフリー アセンブリ名」のトピックを参照してください。