バージョン

WebWordExporter のセットアップ

このトピックでは、WebDataGrid™/WebHierarchicalDataGrid™ データの Microsoft® Word® ファイルへのエクスポートのセットアップ方法を示しています。

はじめに

WebDataGrid/WebHierarchicalDataGrid から MS Word® ファイル形式へのデータ エクスポートは WebWordExporter™ コンポーネントで行われます。このコンポーネントは、その型に関係なく WebDataGrid/WebHierarchicalDataGrid コントロールにバインドされたデータをエクスポートできます。(詳細は、 「サポート対象データ ソース」トピックを参照してください。)

WebWordExporter は、データ ソースで使用できるよう設定されたデータ全体または現在グリッドに表示されているデータだけエクスポートするよう構成できます。以下のプロシージャ例では、エクスポーターはデータ ソースのすべてのデータをエクスポートするよう構成されています。

このプロシージャは顧客の状態データ (County、City、Company、Contact、および Phone) をエクスポートします。必要な情報は、Northwind サンプル データベースの Cutomers テーブルから取得されます。例では WebDataGrid を使用していますが、WebHierarchicalDataGrid からのエクスポートも同様に動作します。

プレビュー

以下は最終結果のプレビューです。

WebWordExporter GettingStarted1.png

要件

  • WebDataGrid がデータ ソースにバインドされた Web ページ(ASP.NET Web フォーム)。詳細は、 「WebDataGrid の開始」を参照してください。この特定の例では、以下のコードを使用します。

HTML の場合:

<ig:WebDataGrid runat="server" ID="wdgCustomers"
        DataSourceID="SqlDsCustomers"
        DataKeyFields="CustomerID"
        AutoGenerateColumns="
        >
            <Columns>
                <ig:BoundDataField Key="Country" DataFieldName="Country" Header-Text="Country" />
                <ig:BoundDataField Key="City" DataFieldName="City" Header-Text="City" />
                <ig:BoundDataField Key="CompanyName" DataFieldName="CompanyName" Header-Text="Company" />
                <ig:BoundDataField Key="ContactName" DataFieldName="ContactName" Header-Text="Contact" />
                <ig:BoundDataField Key="Phone" DataFieldName="Phone" Header-Text="Phone" />
            </Columns>
        </ig:WebDataGrid>
        <asp:SqlDataSource runat="server"ID="SqlDsCustomers"ConnectionString="<%$ ConnectionStrings:NorthwindConnectionString %>" SelectCommand="SELECT * FROM [Customers] ORDER BY [Country]">
        </asp:SqlDataSource>

概要

以下はプロセスの概念的概要です。

  1. WebWordExporter コンポーネントの追加と構成

  2. データをエクスポートするボタンの追加と構成

  3. (オプション) 結果の検証

手順

  1. WebWordExporter コンポーネントの追加と構成。

    1. WebWordExporter コントロールを Visual Studio Toolbox からページにドラッグします。

    2. WebWordExporter の ExportMode プロパティを Download に設定します。

    3. コントロールの ID プロパティを WordExporter に設定します。

    4. コントロールの DownloadName プロパティを WebDataGridExport に設定します。

    5. コントロールの DataExportMode プロパティを AllDataInDataSource に設定します。

HTML の場合:

<ig:WebWordExporter ID="WordExporter" ExportMode="Download" runat="server"    DownloadName="WebDataGridExport" DataExportMode="AllDataInDataSource"
 />

C# の場合:

        WebWordExporter wordExporter = new WebWordExporter();
        wordExporter.ExportMode = Infragistics.Web.UI.GridControls.ExportMode.Download;
        wordExporter.ID = "WordExporter";
        wordExporter.DownloadName = "WebDataGridExport";
        wordExporter.DataExportMode = Infragistics.Web.UI.GridControls.DataExportMode.AllDataInDataSource;
  1. データをエクスポートするボタンの追加と構成。

    1. Button コントロールを Visual Studio Toolbox からページにドラッグします。

    2. ボタンの ID プロパティを btnExport に設定します。

    3. コントロールの Text プロパティを Export WebDataGrid に設定します。

    4. コントロールの OnClick を btnExport_Click に設定します。

    5. コード ビハインドで btnExport_Click ハンドラーを定義し、WebExcelExporter Export() メソッド オーバーロードのひとつを呼び出します。

HTML の場合:

<asp:Button runat="server" ID="btnExport" Text="Export Data" OnClick="btnExport_Click" />

C# の場合:

protected void btnExport_Click(object sender, EventArgs e)
{
    this.WordExporter.Export(this.wdgCustomers);
}
  1. (オプション) 結果を検証します。

    1. アプリケーションを実行します。

    2. グリッド データをエクスポートします。

データをエクスポートするには、Export WebDataGrid ボタンをクリックします。ブラウザーで WebDataGridExport.doc という名前のファイルを開くか保存するかを尋ねられます。

WebWordExporter GettingStarted.png
  1. Open ボタンをクリックし、エクスポート データを Word で開きます。

手順を正しく実装した場合、エクスポート データは上記のプレビューのように表示されるはずです。

関連トピック

以下は、その他の役立つトピックです。