サイズとコンテンツが可変のチャートを生成するアプリケーションで、チャートに使用可能なスペースに適合するように、軸ラベルが適切に調整できることが重要です。
これを実行するために最も効果的な方法は、レベルをレイアウトする方法を決定するルール セットを規定しておくことです。使用可能なスペースでラベルがはっきりとレイアウトできるようになるまで、フォントのスケーリング、テキストの折り返し、回転、テキストの切り取りのような動作が使用されます。
link:Infragistics.webui.ultrawebchart~infragistics.ultrachart.resources.appearance.axislabelappearancebase~layout.html[AxisLabelAppearanceBase.Layout] プロパティは、このような動作が適用される方法を定義します。このプロパティは、以下のプロパティを使用して外観オブジェクトを公開します。これらは以降のセクションで説明します。
この列挙体によって、軸ラベル レイアウトのモードを設定することができます。以下のモードを使用できます。
AxisLabelLayoutBehaviors.Auto — これは推奨モードです。レイアウト アルゴリズムが自動的に選択されます。軸レベルを表示するために適度なスペースがある場合には軸ラベルの衝突は発生しません。
Visual Basic の場合:
Imports Infragistics.UltraChart.Shared.Styles ... Me.UltraChart1.Axis.X.Labels.Layout.Behavior = AxisLabelLayoutBehaviors.Auto
C# の場合:
using Infragistics.UltraChart.Shared.Styles; ... this.ultraChart1.Axis.X.Labels.Layout.Behavior = AxisLabelLayoutBehaviors.Auto;
AxisLabelLayoutBehaviors.None — ラベルの重複や衝突が防止されません。
AxisLabelLayoutBehaviors.UseCollection — BehaviorCollection を使用して、レイアウト アルゴリズムを決定します(以下のセクションを参照してください)。
軸ラベルのレイアウト アルゴリズムを生成するために必要とされるルール セットとして、BehaviorCollection プロパティが使用されます。このオプションによって最大限のカスタマイズが可能ですが、アプリケーション開発者の多大な努力を必要とします。詳細は、 「Behavior コレクションを使用」を参照してください。
このプロパティを使用して、軸とラベルの間にスペースを追加できます。値はピクセルで表す必要があります。