バージョン

TimeXAxis の使用

このトピックは、コード例を示して、TimeXAxis を XamDataChart™ コントロールで使用する方法を説明します。TimeXAxis を使用する利点は、データのズームで動的にラベル書式設定を変更できることです。また、軸ブレークを構成すると、範囲内の日付を除外できます。たとえば、週末を非表示できます。

トピックは以下のとおりです。

注: 次のセクションは、デフォルトのラベル (書式設定および間隔) を変更する場合のみ必須です。

概要

TimeXAxis を以下のシリーズと使用できます。

特定のシリーズで必要となる軸タイプの詳細については、「シリーズ要件」のトピックを参照してください。

Note
注:

軸線にラベル表示するには、すべてのカテゴリ軸にデータ バインディングおよびデータ マッピングが必要です。カテゴリにデータをバインドする方法については、「データ チャートを使用した作業の開始」トピックのコード例を参照してください。

timeXAxis.png

図 1: TimeXAxis の実装例

軸ブレーク

TimeXAxisBreaks を使用してデータの間隔を除外するオプションがあります。その結果として、ラベルは除外された間隔で表示されません。たとえば、稼動日/非稼動日、休日、または週末。

TimeAxisBreak のインスタンスを Breaks プロパティに追加し、一意の StartEnd、 および Interval プロパティを使用して構成できます。

以下のコード スニペットは、XamDataChart で TimeXAxis に年範囲のラベルをスキップする方法を紹介します。間隔は不均一に表示されます。この結果は、以下の図 2 に示されます。

timeXAxis Breaks.png

図 2: 2010 年の月曜日~金曜日のデータを表示する TimeXAxis

XAML の場合:

<ig:XamDataChart x:Name="DataChart" >
    <ig:XamDataChart.Axes>
        <ig:TimeXAxis x:Name="xAxis" ItemsSource="{StaticResource data}" DateTimeMemberPath="Date" >
            <ig:TimeXAxis.Breaks>
                <ig:TimeAxisBreak
                        Start="2009-12-26T00:00:00"
                        End="2009-12-27T23:59:59.99"
                        Interval="7:00:00:00.00"/>
            </ig:TimeXAxis.Breaks>
        </ig:TimeXAxis>
    </ig:XamDataChart.Axes>
</ig:XamDataChart>

軸ラベル書式のプロパティ

TimeXAxisLabelFormats プロパティは TimeAxisLabelFormat 型のコレクションです。コレクションに追加された各 TimeAxisLabelFormat は一意の Format および Range を割り当てます。データを年からミリ秒にドリルダウンする際にチャートで表示される時間範囲に基づいてラベルが更新されます。

名前 タイプ 説明

string

表示範囲に使用する書式を指定します。

TimeSpan

軸ラベル書式を他の書式へ変更するための表示範囲を指定します。たとえば、範囲が 10 日間および 5 時間に設定された 2 つの TimeAxisLabelFormat がある場合、軸の表示範囲が 10 日間より短くなると 5 時間書式に変更されます。

Note
注:

表示範囲は軸ブレークによって削除される日付を除外して軸で表示されている日付に基づいて決定されます。

以下はビューで時間の範囲に基づいたラベル書式の一般的な例です。

  1. 1825 日以上 (5 年間) の書式設定は "yyyy" になります。

  2. 365 日以上 (1 年間) の書式設定は "MMM yy" になります。

  3. 1 日以上の書式設定は "MMM dd" になります。

  4. 5 時間以上の書式設定は "hh:mm" になります。

  5. 5 時間以下の書式は "hh:mm:ss" になります。

timeXAxis Formats.png

図 3: "hh:mm:ss" のカスタム TimeAxisLabelFormat を持つ XamDataChart コントロール

軸間隔のプロパティ

TimeXAxis は、規格の Interval プロパティを TimeAxisInterval 型の Intervals コレクションと変換します。コレクションに追加された各 TimeAxisInterval は一意の IntervalRange、 および IntervalType を割り当てます。データを年からミリ秒にドリルダウンする際にチャートで表示される時間範囲に基づいてラベル間のスペースが更新されます。

名前 タイプ 説明

double

使用する間隔を指定します。これは IntervalType プロパティに関連付けられます。IntervalTypeDays に設定した場合、Interval に指定される数値も日単位になります。

TimeSpan

軸間隔を他の間隔に変更するための表示範囲を指定します。たとえば、範囲が 10 日間および 5 時間に設定された 2 つの TimeAxisInterval がある場合、軸の表示範囲が 10 日間より短くなる際に 5 時間範囲の間隔に変更します。

この間隔の時間単位を指定します。

Note
注:

表示範囲は軸ブレークによって削除される日付を除外して軸で表示されている日付に基づいて決定されます。

以下の画像およびコード スニペットは、XamDataChart コントロールで複数の TimeAxisInterval を実装する方法を紹介します。

timeXAxis Intervals.png

図 4: 12 日の Interval を持つ TimeAxisInterval を使用する TimeXAxis

XAML の場合:

<ig:XamDataChart x:Name="DataChart" >
    <ig:XamDataChart.Axes>
       <ig:TimeXAxis x:Name="xAxis" ItemsSource="{StaticResource data}" DateTimeMemberPath="Date" >
           <ig:TimeXAxis.Intervals>
              <ig:TimeAxisInterval
                  Range="0.00:00:00"
                  Interval="36"
                  IntervalType="Seconds" />
              <ig:TimeAxisInterval
                  Range="0.00:30:00"
                  Interval="5"
                  IntervalType="Minutes" />
              <ig:TimeAxisInterval
                  Range="0.05:00:00"
                  Interval="1"
                  IntervalType="Hours" />
              <ig:TimeAxisInterval
                  Range="1.00:00:00"
                  Interval="12"
                  IntervalType="Days" />
              <ig:TimeAxisInterval
                  Range="365.00:00:00"
                  Interval="1"
                  IntervalType="Months" />
              <ig:TimeAxisInterval
                  Range="1825.0:00:00"
                  Interval="1"
                  IntervalType="Years" />
            </ig:TimeXAxis.Intervals>
        </ig:TimeXAxis>
    </ig:XamDataChart.Axes>
</ig:XamDataChart>