バージョン

ID でツールにアクセス

Ribbon ツールの ID プロパティによって、一意のキーとツールを関連付けることができます。一意のキーと Ribbon ツールを関連付けたら、キーを使用してランタイムにツールへの参照を取得することができます。ただし、ID プロパティはツールのクラスレベル変数を作成しません。特定のツールへの参照を取得したい場合、xamRibbon の GetToolById メソッドを使用する必要があります。

ID プロパティでツールにアクセスするには、xamRibbon コントロールのインスタンスへの参照を持つ必要があります。これを達成するための最も簡単な方法は、コード ビハインドから直接コントロールにアクセスできるように、xamRibbon の Name プロパティを設定することです。xamRibbon への参照を持ったら、GetToolById メソッドを使用し、パラメーターとして Ribbon ツールの ID を渡します。

以下のコード例は、ランタイムに ID プロパティによってツールにアクセスする方法を示します。このコード例は、xamRibbon の Name プロパティが 'xamRibbon1'、 RibbonGroup 内の ButtonTool の Id プロパティが 'ButtonTool1' に設定されていることを前提とします。

Visual Basic の場合:

Imports Infragistics.Windows.Ribbon
...
Dim bt As ButtonTool = TryCast(Me.xamRibbon1.GetToolById("ButtonTool1"), ButtonTool)
If bt IsNot Nothing Then
        bt.Caption = "I found my ButtonTool"
End If
...

C# の場合:

using Infragistics.Windows.Ribbon;
...
ButtonTool bt = this.xamRibbon1.GetToolById("ButtonTool1") as ButtonTool;
if(bt != null)
{
        bt.Caption = "I found my ButtonTool";
}
...