バージョン

エディター定義の構成 (xamPropertyGrid)

トピックの概要

目的

このトピックでは、プロパティの値の編集に使用されるエディターのカスタマイズする方法を説明します。

前提条件

このトピックを理解するために、以下のトピックを参照することをお勧めします。

トピック 目的

このトピックでは、このコントロールでサポートする機能を開発者の観点から説明します。

このトピックでは、コントロールの視覚要素についての概要を紹介します。

このトピックの内容

このトピックは、以下のセクションで構成されます。

エディター定義の構成の概要

エディター定義の構成の概要

xamPropertyGrid は、プロパティのタイプに応じて、編集コントロールを各プロパティに自動的に割り当てます。同じタイプの読み取り専用プロパティと読み取り / 書き込みプロパティには同一の編集コントロールが割り当てられます。ただし、読み取り専用プロパティの編集コントロールは無効になっています。PropertyGridEditorDefinition を xamPropertyGrid の EditorDefinitions コレクションに追加すると、 xamPropertyGrid が任意のプロパティ (またはプロパティのグループ) のための既定のエディターの代わりに、異なったエディター コントロールを使用することを強制できます。

エディターをカスタマイズするプロパティ カテゴリ、プロパティ名 / プロパティ タイプを指定する PropertyGridEditorDefinition を作成すると、特定のプロパティ (またはプロパティのグループ) に割り当てられたエディターを変更できます。

Note
注:

カスタム エディターを持つすべてのプロパティがデフォルトで、展開可能な場合も展開可能として描画されません。カスタム エディターを持つ特定のプロパティを展開可能として構成する場合、関連付けられた PropertyGridPropertyItem の AllowExpansionWhenUsingCustomEditor プロパティを true に設定します。

エディター定義の構成の概要表

以下の表は、プロパティ エディターのカスタマイズを提供に使用される PropertyGridEditorDefinition オブジェクトの構成可能な項目を簡単に説明し、それらをプロパティにマップします。

構成可能な項目 詳細 プロパティ

カテゴリ別のターゲット プロパティ

指定されたカテゴリのすべてのプロパティにエディターを割り当てるために、カテゴリ名を提供します。

タイプ別のターゲット プロパティ

このタイプのすべてのプロパティにエディターを割り当てるために、タイプを提供します。

ターゲット プロパティ / 名前別のプロパティ

指定された名前のすべてのプロパティにエディターを割り当てるために、プロパティ名のリストを提供します。

編集するテンプレートの設定

編集するときに使用されるコントロールを含むテンプレートを提供します。

読み取り専用のテンプレートの設定

読み取り専用のプロパティを表示するときに使用されるコントロールを含むテンプレートを提供します。

注:

Note

テンプレートのデータ コンテキストは、 PropertyGridPropertyItem のインスタンスに設定されます。これによってプロパティ値は、「Value」に設定されたパスを持つバインディングを提供することで、アクセスできるようになります。

コード例:プロパティ名によるエディター定義のターゲティング

説明

以下のコード例では、「Level」という名前のプロパティを編集するためにエディターを定義する方法 (スライダーに基づく) を示します。

コード

XAML の場合:

Code
<ig:XamPropertyGrid>
  <ig:XamPropertyGrid.EditorDefinitions>
    <ig:PropertyGridEditorDefinition>
      <ig:PropertyGridEditorDefinition.TargetProperties>
        <sys:String>Level</sys:String>
      </ig:PropertyGridEditorDefinition.TargetProperties>
      <ig:PropertyGridEditorDefinition.EditTemplate>
        <DataTemplate>
          <Slider Minimum="0" Maximum="10" TickFrequency="1" IsSnapToTickEnabled="True"
            Value="{Binding Value}" />
        </DataTemplate>
      </ig:PropertyGridEditorDefinition.EditTemplate>
    </ig:PropertyGridEditorDefinition>
  </ig:XamPropertyGrid.EditorDefinitions>
</ig:XamPropertyGrid>

コード例:カテゴリとタイプによるエディター定義のターゲティング

説明

以下のコード例では、「Personal」カテゴリのタイプ Int32 のすべてのプロパティを編集するためにエディターを定義する方法 (スライダーに基づく) を示します。

コード

XAML の場合:

Code
<ig:XamPropertyGrid>
  <ig:XamPropertyGrid.EditorDefinitions>
    <ig:PropertyGridEditorDefinition Category="Personal" TargetType={x:Type sys:Int32}>
      <ig:PropertyGridEditorDefinition.EditTemplate>
        <DataTemplate>
          <Slider Minimum="0" Maximum="10" TickFrequency="1" IsSnapToTickEnabled="True"
            Value="{Binding Value}" />
        </DataTemplate>
      </ig:PropertyGridEditorDefinition.EditTemplate>
    </ig:PropertyGridEditorDefinition>
  </ig:XamPropertyGrid.EditorDefinitions>
</ig:XamPropertyGrid>

注:

Note

タイプまたはカテゴリのみによってエディター定義をターゲットにできます。

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トピック

このトピックの追加情報については、以下のトピックも合わせてご参照ください。

トピック 目的

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