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印刷時に DataPresenter 設定を除外

Report オブジェクトの Print または Export メソッドを呼び出すと、WPF Reporting エンジンは DataPresenter コントロールの状態を正確にそのまま印刷/エクスポートします。プリントアウトまたはエクスポートされたファイルは、印刷またはエクスポート前にエンドユーザーが DataPresenter コントロールをどのように操作するのかに基づいています。たとえば、エンドユーザーがフィールドを並べ替える場合、WPF Reporting エンジンは現在の並べ替え順序を使用してレコードを印刷します。ただし、レポートを印刷またはエクスポートする時に特定の DataPresenter コントロール設定を排除できます。

DataPresenter コントロールは TabularReportView クラスのインスタンスに設定できる ReportView プロパティを公開します。TabularReportView クラスは、特定の DataPresenter 設定を印刷から排除するために設定できる "Exclude"という語で始まる Boolean プロパティを公開しています。

レポートを印刷する時に DataPresenter コントロールの設定を排除するのは以下の 4 つの手順です。

  1. TabularReportView オブジェクトをインスタンス化します。

  2. TabularReportView オブジェクトから DataPresenter 設定を排除する TabularReportView オブジェクトのプロパティを設定します。

  3. DataPresenter コントロールの ReportView プロパティを TabularReportView オブジェクトに設定します。

  4. DataPresenter コントロールを使用してレポートを作成し印刷します。

以下の例のコードは、レポートを印刷する時に xamDataGrid™ コントロールの並べ替え順序を排除する方法を示します。例のコードが xamDataGrid コントロールを使用しているとしても、任意の DataPresenter コントロールを代わりに使用できます。

Visual Basic の場合:

Imports Infragistics.Windows.DataPresenter
...
Dim reportView1 As New TabularReportView() With { .ExcludeSortOrder=True }
Me.xamDataGrid1.ReportView = reportView1
'TODO: xamDataGrid コントロールの使用でレポートを作成し、印刷する。
...

C# の場合:

using Infragistics.Windows.DataPresenter;
...
TabularReportView reportView1 = new TabularReportView()
{
        ExcludeSortOrder = true
};
this.xamDataGrid1.ReportView = reportView1;
//TODO: xamDataGrid コントロールの使用でレポートを作成し、印刷する。
...