バージョン

レコード フィルタリングについて

DataPresenter コントロールは、エンドユーザーがレコードをフィルターしてデータをより小さいサブセットで表示できます。2 つの異なる方法 (フィルター レコードまたはフィールド ヘッダーのフィルター アイコン) でエンドユーザーにレコード フィルタリング機能を公開できます。

Note

注: xamDataCarousel コントロールではフィルター レコードとフィルター アイコンを使用できません。ただし、XAML またはプロシージャ コードでフィルター条件を xamDataCarousel に追加してデータをフィルターすることができます。

FieldLayoutSettings オブジェクトおよび FieldSettings オブジェクトで公開されたレコード フィルタリング関連のプロパティを設定することで、他のレコード フィルタリング動作と共にエンド ユーザーにレコード フィルタリング機能を表示する方法を変更できます。FieldLayoutSettings オブジェクトは、フィールド レイアウト全体に影響を及ぼすレコード フィルタリング関連のプロパティを公開します。一方、FieldSettings オブジェクトはフィールド レイアウト内の個々のフィールドに影響を及ぼすレコード フィルタリング関連のプロパティを公開します。レコード フィルタリングで作業する前に、以下のプロパティを学習してください。

FieldLayoutSettings オブジェクト

  • FilterAction - レコードがフィルター条件に一致しない時に取られるアクションを決定します。

  • FilterClearButtonLocation - フィルター条件をクリアするためのボタンを表示する場合、このプロパティはボタンがどこに置かれるかを決定します。フィルター レコードとこのプロパティを併用する必要があります。

  • FilterRecordLocation - レコードの上または下にフィルター レコードを配置したり固定することができます。フィルター レコードとこのプロパティを併用する必要があります。

  • FilterUIType - フィールド レイアウトがフィルター レコードまたはフィルター アイコンを使用するかどうかを決定します。

  • RecordFilterScope - レコード フィルターが子レコードにどのように適用されるかを決定します。このプロパティはルート レベルのレコードのフィルタリングに影響を及ぼしません。

  • RecordFiltersLogicalOperator - 'AND' または 'OR' 論理演算子を使用してフィールド レイアウトで複数のレコード フィルターを組み合わせることができます。

  • ReevaluateFiltersOnDataChange - セルの値が変わると xamDataPresenter または xamDataGrid がフィルター条件を再評価するかどうかを決定します。

  • ReevaluateFiltersOnRecordsAdded - xamDataPresenter または xamDataGrid は、新しいレコードがレコードの追加テンプレートに追加し、データ ソースに直接に追加されたときに、フィルター条件を再評価するかどうかを決定します。

注:

追加されたレコードにフィルター条件を適用するには、既存の DataRecord.RefreshFilters メソッドを使用できます。

FieldSettings オブジェクト

  • AllowRecordFiltering - レコード フィルタリングを有効にします。

  • FilterClearButtonVisibility - フィルター条件をクリアするためのボタンを表示または非表示にします。フィルター レコードとこのプロパティを併用する必要があります。

注:

Note

このプロパティを Visible に設定する場合、アクティブ フィルターに設定されずに、クリア フィルター ボタンが無効になります。

  • FilterEvaluationTrigger - フィルター レコードを使用すると、xamDataPresenter または xamDataGrid がエンド ユーザーのフィルター条件をいつ適用するかを決定できます。

  • FilterLabelIconDropDownType - FieldLayoutSettings.FilterUIType が LabelIcon に設定されているときに、エンド ユーザーがレコードをフィルターするために操作する DropDown コントロールのタイプを決定します。

  • FilterOperandUIType - エンド ユーザーがレコードをフィルターするために操作するコントロールのタイプを決定します。

  • FilterOperatorDefaultValue - フィルター条件にデフォルト演算子を設定できます。

  • FilterOperatorDropDownItems - フィルター レコードを使用する時にエンド ユーザーが選択できる演算子のリストを変更できます。

  • FilterStringComparisonType - フィルタリングが大文字小文字を区別するかどうかを決定します。