バージョン

特定のエディター フィールドの構成 (xamDataGrid)

トピックの概要

目的

このトピックでは、xamDataPresenter™ コントロールのさまざまなデータ タイプに対し、特定のエディター フィールドを簡単に構成する方法を説明します。

前提条件

このトピックをより理解するために、以下のトピックを参照することをお勧めします。

トピック 目的

このセクションでは、Data Presenter Family のコントロールを構成する主要な要素を定義します。

このトピックでは、 xamDataGrid コントロールをページに追加する方法について説明します。

このトピックでは、 xamDataGrid コントロールで FieldLayout および Field を手動で指定する方法を説明します。

特定のエディター フィールドの概要

特定のエディター フィールドの概要

xamDataPresenter コントロールは、フィールドを自動または手動で定義する方法を提供しています。ほとんどの場合、特定のエディターを指定する方法をお勧めします。

さまざまなエディター フィールドは、特定のデータ タイプを処理するための特定のエディターを簡単に指定する手段となります。

特定のエディター フィールドの概要表

以下の表は、 xamDataPresenter コントロールで構成できるエディター フィールドを簡単に説明し、それらを関連するクラスにマップします。詳細は、表の後に記載されています。

構成可能な項目 詳細 クラス

CheckBoxField を使用して、ブール データ型を xamCheckEditor コントロールを介して編集します。

ComboBoxField を使用して、項目のコレクションを xamComboEditor コントロールを介して編集します。

CurrencyField を使用して、通貨データを xamCurrencyEditor コントロールを介して編集します。

DateTimeField を使用して、DateTime のデータ型を xamDateTimeEditor コントロールを介して編集します。

MaskedTextField を使用して、データを xamMaskedEditor コントロールを介して編集します。

NumericField を使用して、数値データを xamNumericEditor コントロールを介して編集します。

TextField を使用して、データを xamTextEditor コントロールを介して編集します。

チェックボックス フィールドの構成

概要

CheckBoxField は、 xamDataPresenter コントロールでブール値データを表すために使用します。

この場合、 xamCheckEditor コントロールが埋め込みエディターです。このコントロールの詳細は、 xamCheckEditor のトピックを参照してください。

基本的な Field プロパティの詳細は、 Fields のトピックを参照してください。特定のエディター フィールドの一部のプロパティを、以下のプロパティ設定 で説明します。

プロパティ設定

以下の表は、任意の構成とそれを管理するプロパティ設定のマップを示します。

目的: 使用するプロパティ: 設定値:

チェックボックス エディターで複数の選択状態を受け付けるかどうかの指定

bool?

デフォルトでは、定義済みの 2 つの状態 (選択および非選択) が使用できます。

以下のスクリーンショットは、 xamDataGrid コントロールで定義された CheckBoxField を示します。

Configuring Editor Specific Fields 1.png

以下のコードはこの例を実装します。

XAML の場合:

<igDP:CheckBoxField  Name="ReadyForSale" Label="Ready For Sale" />

コンボ ボックス フィールドの構成

概要

ComboBoxField は、 xamDataPresenter コントロールで項目コレクションを表すために使用します。

この場合、 xamComboEditor コントロールが埋め込みエディターです。このコントロールの詳細は、 xamComboEditor のトピックを参照してください。

基本的な Field プロパティの詳細は、 Fields のトピックを参照してください。特定のエディター フィールドの一部のプロパティを、以下のプロパティ設定 で説明します。

プロパティ設定

以下の表は、任意の構成とそれを管理するプロパティ設定のマップを示します。

目的: 使用するプロパティ: 設定値:

xamComboEditor でどの値を表示するかを示すデータ項目プロパティへのパスの指定

string

xamComboEditor の編集部分にテキストまたは値を表示するかどうかの指定

デフォルトでは、DisplayText が表示されます。

xamComboEditor のドロップダウン ボタンを表示するタイミングの指定

デフォルトでは、ドロップダウン ボタンの表示状態は Always に設定されています。他のオプションは、FocusedMouseOver および OnlyInEditMode です。

xamComboEditor ドロップダウンのサイズ変更を、ユーザーに許可するかどうかの指定

デフォルトでは、ユーザーはドロップダウンのサイズを水平方向と垂直方向の方向で変更できます。

xamComboEditor でテキストが編集できるかどうかの指定

bool?

xamComboEditor の項目コレクションの指定

IEnumerable

注:

Note

ComboBoxItemsProvider は、ルックアップが最適化されるようにItemsSource をラップするために、内部で作成されます。

項目ソースへの項目のユーザー入力を制限するかどうかの指定

bool?

xamComboEditor はデフォルトで編集できます。したがって、ユーザーは項目コレクションでは使用できない項目を入力できます。入力した項目が項目コレクションに有る場合は、選択されます。

ユーザー入力を制限するには、LimitToListtrue に設定します。ユーザーが無効な値でエディターを終了しようとしたときのエディターの動作を、 InvalidValueBehavior プロパティを使用して指定します。

値が null の場合に表示するテキストの指定

string

ドロップダウンの最大高さの指定

double?

ドロップダウンの最大幅の指定

double?

ドロップダウンの最小幅の指定

double?

項目が選択されたときにどの値を返すかを示すデータ項目プロパティへのパスの指定

string

表示テキストと値の変換に使用するコンバーターの指定

IValueConverter

以下のスクリーンショットは、 xamDataGrid コントロールで定義された ComboBoxField を示します。

Configuring Editor Specific Fields 2.png

以下のコードはこの例を実装します。

XAML の場合:

<igDP:ComboBoxField Name="Category" Label="Category"
                    ItemsSource="{Binding Source={StaticResource categories}}"
                    DisplayMemberPath="Name" />

通貨フィールドの構成

概要

CurrencyField は、 xamDataPresenter コントロールで通貨データを表すために使用します。

この場合、 xamCurrencyEditor コントロールが埋め込みエディターです。このコントロールの詳細は、 xamCurrencyEditor のトピックを参照してください。

基本的な Field プロパティの詳細は、 Fields のトピックを参照してください。

注:

Note

CurrencyFieldMaskedTextField から派生しているため、そのすべてのプロパティを継承します。

以下のスクリーンショットは、 xamDataGrid コントロールで定義された CurrencyField を示します。

Configuring Editor Specific Fields 3.png

以下のコードはこの例を実装します。

XAML の場合:

<igDP:CurrencyField Name="UnitPrice" Label="Unit Price" />

日付/時刻フィールドの構成

概要

DateTimeField は、 xamDataPresenter コントロールで DateTime データを表すために使用します。

この場合、 xamDateTimeEditor コントロールが埋め込みエディターです。このコントロールの詳細は、 xamDateTimeEditor のトピックを参照してください。

基本的な Field プロパティの詳細は、 Fields のトピックを参照してください。特定のエディター フィールドの一部のプロパティを、以下のプロパティ設定 で説明します。

注:

Note

DateTimeFieldMaskedTextField から派生しているため、そのすべてのプロパティを継承します。

プロパティ設定

以下の表は、任意の構成とそれを管理するプロパティ設定のマップを示します。

目的: 使用するプロパティ: 設定値:

日付の選択に使用するドロップダウン カレンダーの表示の指定

bool?

xamDateTimeEditor のドロップダウン ボタンを表示するタイミングの指定

デフォルトでは、ドロップダウン ボタンの表示状態は Always に設定されています。他のオプションは、FocusedMouseOver および OnlyInEditMode です。

以下のスクリーンショットは、 xamDataGrid コントロールで定義された DateTimeField を示します。

Configuring Editor Specific Fields 4.png

以下のコードはこの例を実装します。

XAML の場合:

<igDP:DateTimeField Name="SupplyDate" Label="Supply Date"  />

マスクされたテキスト フィールドの構成

概要

MaskedTextField は、 xamDataPresenter コントロールでマスクされたデータを表すために使用します。

この場合、 xamMaskedEditor コントロールが埋め込みエディターです。このコントロールの詳細は、 xamMaskedEditor のトピックを参照してください。

基本的な Field プロパティの詳細は、 Fields のトピックを参照してください。特定のエディター フィールドの一部のプロパティを、以下のプロパティ設定 で説明します。

プロパティ設定

以下の表は、任意の構成とそれを管理するプロパティ設定のマップを示します。

目的: 使用するプロパティ: 設定値:

文字を削除する場合に、セクションの境界を超えて文字を移動させるかどうかの指定

bool?

デフォルト値は true です。

ユーザーがエディターの終了を試行した場合に、空の日付を自動的に塗りつぶすどうかの指定

デフォルト値は None です。

データ マスキングが有効な場合に、エディターのコンテンツをどのようにクリップボードにコピーするかの指定

データ マスキングが有効な場合に、データ ソースがエディターのコンテンツを保存する方法の指定

コントロールが編集モードではなく、データ マスキングが有効な場合に、エディターのコンテンツをどのように表示するかの指定

値が null の場合に表示するテキストの指定

string

コントロール データに提供するマスクの指定

string

埋め込み文字として使用する文字の指定

char

デフォルトの埋め込み文字は、スペース文字 (「 」) です。

プロンプト文字の指定

char

デフォルトのプロンプト文字は、アンダースコア (_) です。

「すべてのテキストを選択する」操作を実行する場合に、入力した文字のみを選択、またはすべての文字 (プロンプト文字を含む) を選択のいずれかの指定

デフォルト値は SelectAllCharacters です。

エディターのスピン ボタンを表示するタイミングの指定

デフォルトでは、スピン ボタンは表示されません。他のオプションは、AlwaysMouseOverFocused および OnlyInEditMode です。

スピン アップ ボタンまたはスピン ダウン ボタンをクリックしたときに、エディターの値を増加 / 減少する値の指定

object

増加 / 減少のタイプは、コントロールで編集するデータ型に基づきます。

スピン ボタンがエディター値をラップするかどうかの指定

bool?

デフォルト値は False です。

数値マスクの少数部から不要なゼロをトリミングするかどうかの指定

bool?

デフォルト値は False です。

表示テキストと値の変換に使用するコンバーターの指定

IValueConverter

以下のスクリーンショットは、 xamDataGrid コントロールで定義された MaskedTextField を示します。

Configuring Editor Specific Fields 5.png

以下のコードはこの例を実装します。

XAML の場合:

<igDP:MaskedTextField Name="SKU" Label="SKU" Mask="########-###"/>

数値フィールドの構成

概要

NumericField は、 xamDataPresenter コントロールで数値データを表すために使用します。

この場合、 xamNumericEditor コントロールが埋め込みエディターです。このコントロールの詳細は、 xamNumericEditor のトピックを参照してください。

基本的な Field プロパティの詳細は、 Fields のトピックを参照してください。特定のエディター フィールドの一部のプロパティを、以下のプロパティ設定 で説明します。

注:

Note

NumericFieldMaskedTextField から派生しているため、そのすべてのプロパティを継承します。

以下のスクリーンショットは、 xamDataGrid コントロールで定義された NumericField を示します。

Configuring Editor Specific Fields 6.png

以下のコードはこの例を実装します。

XAML の場合:

<igDP:NumericField Name="UnitsOnOrder" Label="Units On Order"
                   SpinButtonDisplayMode="Always"
                   SpinIncrement="5"/>

テキスト フィールドの構成

概要

xamDataPresenter コントロールでデータを表すには、 TextField を使用します。

この場合、 xamTextEditor コントロールが埋め込みエディターです。このコントロールの詳細は、 xamTextEditor のトピックを参照してください。

基本的な Field プロパティの詳細は、 Fields のトピックを参照してください。特定のエディター フィールドの一部のプロパティを、以下のプロパティ設定 で説明します。

プロパティ設定

以下の表は、任意の構成とそれを管理するプロパティ設定のマップを示します。

目的: 使用するプロパティ: 設定値:

リターン キーを押した場合に改行を挿入するかどうかの指定

bool?

Tab キーを押した場合にタブ文字を挿入する、またはフォーカスを移動するのいずれかの指定

bool?

水平スクロール バーの可視性の指定

ScrollBarVisibility?

値が null の場合に表示するテキストの指定

string

水平方向のテキストの配置の指定

TextAlignment?

テキストの折り返す方法の指定

TextWrapping?

垂直スクロール バーの可視性の指定

ScrollBarVisibility

表示テキストと値の変換に使用するコンバーターの指定

IValueConverter

以下のスクリーンショットは、 xamDataGrid コントロールで定義された TextField を示します。

Configuring Editor Specific Fields 7.png

以下のコードはこの例を実装します。

XAML の場合:

<igDP:TextField Name="Name" Label="Name"/>

関連コンテンツ

トピック

このトピックの追加情報については、以下のトピックも合わせてご参照ください。

トピック 目的

このトピックでは、表示するフィールドを指定し、 xamDataPresenter コントロールでこれらのフィールドに関連するプロパティを設定するために、フィールドのレイアウトを定義する方法を説明します。

このトピックでは、カスタム表示のフィールドを作成し、 xamDataPresenter コントロールの TemplateField を使用してテンプレートを編集する方法を説明します。

このトピックでは、 xamDataPresenter コントロールによるフィールドの自動生成と手動生成の違いを説明します。

このトピックでは、 xamDataPresenter コントロールに対する複数の FieldLayouts を作成する方法を説明します。

このトピックでは、画像を表示させるフィールドを追加し、 xamDataPresenter コントロールで CellValuePresenter のテンプレートをオーバーライドする方法を説明します。

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このトピックでは、 xamDataPresenter コントロール用にカスタマイズされたフィールドを保存する方法を説明します。

このトピックでは、各フィールドの Row、Column、ColumnSpan または RowSpan をカスタマイズして、レコードを一層使いやすくなるようにレイアウトを変更する方法を説明します。

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このトピックでは、内容のフロー方向を変更する方法について説明します。

このトピックでは、データ プレゼンター フィールド エディターのコントロールを構成する方法を説明します。