バージョン

xamCurrencyInput コントロールの代わりに xamCurrencyEditor コントロールを使用してください。xamCurrencyInput は数年以内に廃止する予定のため、新しい機能の追加はありません。xamCurrencyInput のサポートおよび重要なバグ修正は廃止時まで提供されます。コードベースの xamCurrencyEditor への移動に関する質問は、サポートまでお問い合わせてください。

xamCurrencyInput の使用

目的

このトピックでは、xamCurrencyInput コントロールをアプリケーションに追加し、より重要ないくつかのプロパティの使用方法を示します。

前提条件

まず以下のトピックを読む必要があります。

xamCurrencyInput 構成の概要

コントロールの構成チャート

以下の表は、xamCurrencyInput コントロールの構成可能な動作の一部を説明しています。

構成可能な動作

構成の詳細

構成プロパティ

xamCurrencyInput を アプリケーションに追加

xamCurrencyInput コントロールをアプリケーションに追加するために必要な手順。

none

xamCurrencyInput の修正

コントロールの主なプロパティの一部を構成します。

xamCurrencyInput を アプリケーションに追加

  1. Infragistics 名前空間を追加します。

    1. 必要な参照を追加します。

xamCurrencyInput コントロールをアプリケーションに追加するには、以下の NuGet パッケージへの参照をプロジェクトに追加する必要があります。

  • Infragistics.WPF.Controls.Editors.XamMaskedInput

NuGet フィードのセットアップと NuGet パッケージの追加の詳細については、NuGet フィード ドキュメントを参照してください。

  1. Infragistics 名前空間を追加します。

XAML の場合:

xmlns:ig="http://schemas.infragistics.com/xaml"

Visual Basic の場合:

Imports Infragistics.Controls.Editors

C# の場合:

using Infragistics.Controls.Editors;
  1. xamCurrencyInput コントロールを追加します。

XAML の場合:

<ig:XamCurrencyInput/>

Visual Basic の場合:

Dim input As XamCurrencyInput = New XamCurrencyInput()

C# の場合:

XamCurrencyInput currencyInput = new XamCurrencyInput();

xamCurrencyInput の詳細の修正

  1. Mask の設定

入力コントロールの設定の最も重要な要素は、Mask プロパティの構成です。によって、自分のニーズに合ったマスクを設定します:

XAML の場合:

<ig:XamCurrencyInput Mask="[Your Mask]"/>

Visual Basic の場合:

currencyInput.Mask = "[Your Mask]"

C# の場合:

currencyInput.Mask = "[Your Mask]";

マスクの作成方法の詳細は、 マスク を参照してください。

  1. 無効な値が入力されたときにエラー メッセージを表示します。

ユーザーが無効な値を入力した場合の xamCurrencyInput コントロールの動作方法には、いくつかの選択肢があります。InvalidValueBehavior プロパティを DisplayErrorMessage に設定した場合、ユーザーが無効な値を入力して、コントロールを終了しようとすると、エラーの詳細が含まれるエラー メッセージが表示されます。

  1. ユーザーに、実際の値のみをクリップボードにコピーさせます。

ClipMode プロパティを Raw に設定することで、ユーザーが入力の内容をクリップボードにコピーすると、プロンプト文字やマスク リテラルはコピーされず、コントロールに含まれる実際の数字のみがコピーされます。

  1. 値が null の場合、特定の文字列を表示します。

コントロールに値が入力されない場合、または値が null 値にバインドされている場合、表示される文字列を設定することができます。NullText プロパティを希望の文字列に設定することで、これを実行することができます。このように、入力内容や、値が入力されていないことを明示的にユーザーに知らせることができます。

  1. 下線以外の様々なプロンプト文字を表示します。

xamCurrencyInput で使用されるデフォルトのプロンプト文字は下線ですが、PromptChar プロパティを希望の文字に設定することで、この動作を変えることができます。

  1. 値を増加/減少するためのボタンを表示します。

xamCurrencyInput コントロールの値を増加または減少するためのボタンを表示したい場合は、SpinButtonDisplayMode を Always、Focused、または MouseOver に設定する必要があります。

  1. 増加値の変更。

SpinIncrement プロパティを指定しない場合は、SpinButtons がクリックされたときに使用されるデフォルトの増加/減少値は 1 になります。ただし、別の値を使用したい場合は、SpinIncrement として希望の値を設定することによって、値を変えることができます。

  1. 入力を設定して、値の最後にある仮数部のゼロを削除します。

xamCurrencyInput の値の仮数部分の最後のゼロを表示したくない場合は、TrimFractionalZeros プロパティを True に設定します。

  1. 元に戻す/やり直し操作を有効/無効にします。

xamInputs は CTRL + Z および CTRL + Y キーの組み合わせによってトリガーされた元に戻す/やり直し操作をデフォルトでサポートします。この機能を無効にするには、IsUndoEnabled プロパティを False に設定します。

注:

Note

IsUndoEnabled プロパティを無効にすると、元に戻す/やり直すスタックをクリアします。元に戻す/やり直すを無効にした後に再び有効にする場合、元に戻す/やり直すの履歴がクリアされるためコマンドは実行されません。

xamCurrencyInput の修正例

次の画像は、以下の設定の結果としての、編集モードおよび表示モードの xamCurrencyInput コントロールを示しています。

プロパティ

設定

€ nnn,nn

DisplayErrorMessage

Raw

NetProfit

*

Always

10

True

編集モード:

表示モード:

xamInputs xamCurrencyInput Using 2.png
xamInputs xamCurrencyInput Using 1.png

xamCurrencyInput プロパティの参照の修正

これらのプロパティの詳細情報は、プロパティ参照セクションのリストを参照してください。