カルーセルビューをサポートするすべてのコントロールは、共通のアーキテクチャの基盤上に構築されています。適切なコントロールを適切なタスクに選択するためには、これを理解する必要があります。
これらのコントロールは、デフォルトでカルーセル レイアウトを使用して項目を表示しますが、定義する任意のパスに基づいて項目の柔軟なレイアウトを可能にするために設計されてます。この パスはこれらのコントロールで作業する上で最も基本的な原則のひとつです。コントロールは項目が移動して自らを整列し、 パスエフェクトが発生するガイドとしてパスを使用するからです。
4 つのコントロールの一番の基本は xamCarouselPanel™ です。これはコンテンツがパスを辿ることを可能にするコンテナです。これは、他のコントロールのエンジンです。パスに沿った項目のレイアウトをサポートするために必要なすべてのプロパティ、メソッド、イベントを提供します。その他の各コントロールは、カルーセル ビューでの項目のプレゼンテーションを処理するために、内部で xamCarouselPanel を使用します。コントロール間の関係は、継承ではなくデリゲーションのひとつです。
これによって、コントロールは機能に関して最大のメリットを提供することができる最も適切な基本クラスから自由に継承します。xamDataCarousel™ と xamDataPresenter™ の両コントロールは、 DataPresenterBase クラスから派生しており、 レコードと フィールドに基づいたより強力なデータ管理の実行を可能にします。
CarouselViewSettings クラスは、xamCarouselPanel コントロールが公開する最も重要なプロパティのひとつです。このコントロールのプロパティは、上記の図に示した 3 つのカテゴリーに分類されます。これによって項目の配置とプレゼンテーションに対して詳細な制御を実行することができます。カルーセルビューで表示する機能を持っているあらゆるコントロールは、コントロール上の ViewSettings という名前のプロパティを介してこのタイプのオブジェクトを公開します。
以下の表は、カルーセル ビューをサポートするコントロールの機能を要約し、これらのコントロールが適用する使用のシナリオについて説明しています。