バージョン

地理比例シンボル シリーズの使用

トピックの概要

目的

このトピックは、 XamGeographicMap™ コントロールで GeographicProportionalSymbolSeries 要素を使用する方法を提供します。

前提条件

このトピックを理解するためには、以下のトピックを理解しておく必要があります。

トピック 目的

このトピックでは、XamGeographicMap コントロールをアプリケーション ページに追加する方法を示します。

このトピックでは、XamGeographicMap コントロールのマップ要素のレイアウトについての情報を提供します。

このトピックでは、マップおよび関連する地理的素材についてのリソースおよびシェープ ファイルの情報を提供します。これらのリソースを使用して、XamGeographicMap™ コントロールに地理データをバインドする前に編集で使用するツールおよびシェープ ファイルを取得します。

このトピックでは、XamGeographicMap コントロールに地理的データがあるシェープ ファイルをバインドする方法を提供します。

このトピックは、XamGeographicMap コントロールの地理的シリーズのサポートされているタイプについての情報を提供します。

地理比例シンボル シリーズ

概要

GeographicProportionalSymbolSeries はデータ駆動型の記号サイズを持つ散布シリーズです。 GeographicProportionalSeries を実装し、 XamDataChart コントロールの BubbleSeries の基本機能があります。

プレビュー

以下の画像は、XamGeographicMap コントロールで世界の人口密度の高い都市の位置を表示する GeographicProportionalSymbolSeries シリーズのプレビューです。記号の RadiusScale は、比例半径スケールを使用すると、人口に基づいて都市のサイズを表示します。

GeographicMap Using Geographic Proportional Symbol Series 1.png

データ要件

XamGeographicMap コントロールの地理的シリーズの他のタイプと同様、 GeographicProportionalSymbolSeries には、データ バインディングのための ItemsSource プロパティがあります。このプロパティは、 IEnumerable インターフェイスを実装するオブジェクトにバインドできます。

また、項目ソースの各の項目は、地理位置 (経度と緯度) を保存する 2 つの数値データ列を持ち、記号サイズを保存する数値列を持ちます。このデータ列は LongitudeMemberPathLatitudeMemberPath、および RadiusMemberPath プロパティにマップします。

データ バインディング

以下の表に、データ バインドに使用される GeographicProportionalSymbolSeries のプロパティをまとめています。

プロパティ名 プロパティ タイプ 説明

IEnumerable

項目のソースを取得または設定します。

String

記号の経度座標を設定します。

String

記号の緯度座標を設定します。

String

記号のサイズを設定します。

String

FillScale を使用して Brush へ変換する数値を含む ItemsSource 項目のプロパティの名前。

XAML の場合:

<ig:XamGeographicMap x:Name="map">
 <ig:XamGeographicMap.Series>
 <ig:GeographicProportionalSymbolSeries ItemsSource="{StaticResource sampleData}"
 LatitudeMemberPath="LatColumnName"
 LongitudeMemberPath="LongColumnName"
 RadiusMemberPath="RadiusColumnName"/>
 </ig:XamGeographicMap.Series>
</ig:XamGeographicMap>

Visual Basic の場合:

Imports Infragistics.Controls.Charts
Imports Infragistics.Controls.Maps
' GeographicProportionalSymbolSeries を作成して、データ バインディングを設定する
Dim geoSeries = New GeographicProportionalSymbolSeries()
geoSeries.ItemsSource = sampleData
geoSeries.LongitudeMemberPath = "LongColumnName"
geoSeries.LatitudeMemberPath = "LatColumnName"
geoSeries.RadiusMemberPath = "RadiusColumnName"
' GeographicProportionalSymbolSeries を XamGeographicMap に追加する
Me.GeoMap.Series.Add(geoSeries)

C# の場合:

using Infragistics.Controls.Charts;
using Infragistics.Controls.Maps;
using System.ComponentModel;
// GeographicProportionalSymbolSeries を作成して、データ バインディングを設定する
var geoSeries = new GeographicProportionalSymbolSeries();
geoSeries.ItemsSource = sampleData;
geoSeries.LongitudeMemberPath = "LongColumnName";
geoSeries.LatitudeMemberPath = "LatColumnName";
geoSeries.RadiusMemberPath = "RadiusColumnName";
// GeographicProportionalSymbolSeries を XamGeographicMap に追加する
this.GeoMap.Series.Add(geoSeries);

サイズ スケール

概要

SizeScale はシリーズの記号のサイズを決定します。 SizeScale 値が設定されていない場合には、各記号のサイズは RadiusMemberPath 列の値に等しくなります。 SizeScale を設定する場合、最小記号は MinimumValue と等しいで、最大記号は MaximumValue と等しいで、他の記号は範囲の間のスケールにサイズ変更されます。 SizeScale はリニアと対数のいずれかにすることができます。

以下のスクリーンショットは、以下の SizeScale 設定の結果として、XamGeographicMap コントロールの GeographicProportionalSymbolSeries がどのように描画されるかを示します。

プロパティ

5

70

GeographicMap Using Geographic Proportional Symbol Series 2.png

以下のコードはこの例を実装します。

XAML の場合:

<ig:SizeScale x:Key="sizeScale"
 MinimumValue="5"
 MaximumValue="70"
 LogarithmBase="10"
 IsLogarithmic="/>
 <ig:GeographicProportionalSymbolSeries
       ...
 RadiusScale="{StaticResource sizeScale}" />

塗りつぶしスケール

概要

塗りつぶしスケールは単一の GeographicProportionalSymbolSeries の色パターンを定義します。 GeographicProportionalSymbolSeries シリーズの FillScale プロパティは記号の色を設定します。各の色軸は Brush のコレクションを含みます。

GeographicProportionalSymbolSeries は 2 つの塗りつぶしスケールをサポートします。

  • CustomPaletteBrushScale - 記号マーカーのインデックスを使用して Brushes コレクションのブラシを選択します。

  • ValueBrushScale - ItemsSource の数値列からの値セットを使用してブラシを補間します。対数的な値セットが可能です。 GeographicProportionalSymbolSeries シリーズは、使用する値を決定する方法が 2 つあります。

以下のスクリーンショットは、以下の設定の結果として、XamGeographicMap コントロールの GeographicProportionalSymbolSeries がどのように描画されるかを示しています。

プロパティ

CustomPaletteBrushScale

GeographicMap Using Geographic Proportional Symbol Series 3.png

以下のコードはこの例を実装します。

XAML の場合:

<ig:CustomPaletteBrushScale x:Key="CustomPaletteBrushScale" >
 <ig:CustomPaletteBrushScale.Brushes>
 <SolidColorBrush Color="Red"/>
 <SolidColorBrush Color="Green"/>
 <SolidColorBrush Color="Blue"/>
 </ig:CustomPaletteBrushScale.Brushes/>
</ig:CustomPaletteBrushScale>
<ig:GeographicProportionalSymbolSeries
   ...
 FillScale="{StaticResource CustomPaletteBrushScale}" />

以下のスクリーンショットは、以下の設定の結果として、XamGeographicMap コントロールの GeographicProportionalSymbolSeries がどのように描画されるかを示しています。

プロパティ

ValueBrushScale

Population

GeographicMap Using Geographic Proportional Symbol Series 4.png

以下のコードはこの例を実装します。

XAML の場合:

<ig:ValueBrushScale x:Key="ValueBrushScale"
 MinimumValue="1000"
 MaximumValue="25000000"
 IsLogarithmic="
 LogarithmBase="10">
 <ig:ValueBrushScale.Brushes>
 <SolidColorBrush Color="#FFC6EEFB" />
 <SolidColorBrush Color="#FF08C3FE" />
 <SolidColorBrush Color="#FF08A5FE" />
 <SolidColorBrush Color="#FF086AFE" />
 <SolidColorBrush Color="#FF084CFE" />
 </ig:ValueBrushScale.Brushes>
</ig:ValueBrushScale>
<ig:GeographicProportionalSymbolSeries
   ...
 FillScale="{StaticResource ValueBrushScale}"
 FillMemberPath="Population" />

関連コンテンツ

このトピックにの追加情報については、以下のトピックも合わせてご参照ください。

トピック 目的

このトピックは、XamGeographicMap™ コントロールをアプリケーション ページに追加する方法を示します。

このトピックでは、 XamGeographicMap™ コントロールで要素を使用する方法を提供します。