バージョン

テーブルをワークシートに追加 (Infragistics Excel Engine)

トピックの概要

目的

このトピックでは、Infragistics Excel Engine を使用してワークシートにワークシート テーブルを追加する方法について、手順を追って説明します。

前提条件

このトピックを理解するために、以下のトピックを参照することをお勧めします。

トピック 目的

このセクションでは、 Infragistics Excel Engine のオブジェクト モデルと機能をより深く理解するうえで役立つ情報を提供します。

Infragistics Excel Engine を使用し素早く起動して実行するために、このトピックではワークブックを作成する方法を説明します。

このトピックの内容

このトピックは、以下のセクションで構成されます。

テーブルをワークシートに追加

概要

ワークシート テーブルは、ワークシート内で列および行の形式で表示される一連のデータです。ワークシート テーブル内のデータは、ワークシート内の他の列や行のデータとは独立して管理できます。Infragistics Excel Engine のワークシート テーブルは、 WorksheetTable クラスによって表示され、ワークシートの Tables コレクションに追加されます。この手順では、ワークシートにワークシート テーブルを追加する方法を紹介します。

前提条件

この手順を実行するには、以下が必要です。

「ws」と名付けられた少なくとも 1 つのワークシートを持つ初期化されたワークブック。

概要

以下はプロセスの概要です。

1.ワークシートの Table コレクションの Add メソッドの呼び出し

2.テーブル領域の指定

3.テーブル データにヘッダーを含むかどうかの指定

4.テーブル スタイルの指定 (オプション)。

手順

以下のステップでは、ワークシートにテーブルを追加する方法を紹介します。

1. ワークシートの Table コレクションの Add メソッドの呼び出し

ワークシートの Tables コレクションの Add メソッドを呼び出します。次のステップでは、メソッドの引数に関する詳細を指定します。

2. テーブル領域の指定

最初の引数はテーブルが配置される領域を指定します。例: "F16:T29"データにヘッダーがある場合は、領域にヘッダーのセルも含めます。

3. テーブル データにヘッダーを含むかどうかの指定

2 番目の引数は、指定された領域にテーブル ヘッダーとして使用されるセルを含むかどうかを指定します。領域内にヘッダー セルがある場合は、この引数を true に設定します。

4. テーブル スタイルの指定 (オプション)。

3 番目のオプションの引数では、テーブルに適用する WorksheetTableStyle オブジェクトを指定できます。

完全なコード

以下のコードは、ワークシート テーブル (領域 "F16:T29" に配置され、この領域の最上部のセルにヘッダー セルを含む) を "ws" という名前のワークシートの Tables コレクションに追加する方法を示します。

Visual Basic の場合:

Dim wt As WorksheetTable = Me.ws.Tables.Add("F16:T29", True)

C# の場合:

WorksheetTable wt = this.ws.Tables.Add("F16:T29", true);
Note
注:

Add メソッドによって返される参照を使用して、ワークシート テーブルを操作できます。たとえば、テーブル名の設定、領域の取得、または並べ替え設定の指定などができます。

テーブルの列と行の変更

以下の表では、ワークシート テーブルの列と行に実行できる変更操作を簡単に説明し、構成するメソッドにそれらをマップします。

変更操作 詳細 メソッド

列の挿入

このメソッドは、1 つまたは複数の列の挿入に使用します。

データ行の挿入

このメソッドは、1 つまたは複数のデータ行の挿入に使用します。

列の削除

このメソッドは、1 つまたは複数の列の削除に使用します。

データ行の削除

このメソッドは、1 つまたは複数のデータ行の削除に使用します。

新しいテーブル範囲の設定

このメソッドは、WorksheetTable オブジェクトに新しいセルの領域を割り当てる場合に使用します。たとえば、以下を呼び出すことによって、セルの領域 C26:G32 に割り当てられた WorksheetTable オブジェクトがある場合、その WorksheetTable オブジェクトをセルの領域 J6:O15 に再割り当てすることができます。

Visual Basic の場合:

worksheetTable.Resize("J6:O15")

C# の場合:

worksheetTable.Resize("J6:O15");

位置 C26:G32 のセルの領域は、コンテンツとスタイルを維持しますが、再割り当て後は WorksheetTable オブジェクトとの関連付けが失われます。

関連コンテンツ

トピック

このトピックの追加情報については、以下のトピックも合わせてご参照ください。

トピック 目的

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このトピックは、Microsoft Excel ファイルを読み込むときにテーブルの書式設定を保持できる方法を説明します。

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