バージョン

WcfListConnectorService クラス

WCF サービスの実行時にクライアントへスケジュール データを提供するために使用される WCF サービスの基本クラス。
シンタックス
'宣言
 
Public MustInherit Class WcfListConnectorService 
   Implements IWcfListConnectorService 
public abstract class WcfListConnectorService : IWcfListConnectorService  
解説

この基本クラスからは 2 つのクラスが派生します。この 2 つの派生クラスを使用すれば、ほとんどのシナリオに対処できます。WcfListConnectorServiceSingle は、単一インスタンス、単一スレッドの WCF サービスです。サービスの呼び出しを行うクライアントの数が比較的少ない場合には、このサービスの使用が理想的です。サービスの初回利用時にデータ ソースを一度初期化することができるため、それ以降のリモート呼び出しにおけるパフォーマンスが大幅に向上します。ただし、すべての呼び出しが同じスレッドで処理されることになるため、クライアントの数が多すぎる場合、特に大量のサービス データを要求するクライアントがある場合、それがボトルネックになることもあります。サービスに接続するクライアントの数が多い場合には、WcfListConnectorServiceMulti を使用した方が良いでしょう。各リモート呼び出しが別個のサービス インスタンスによって別々のスレッドで処理されます。したがって、このサービスには、SQL データベースなどのスレッド セーフなデータ ソースを提供する必要があります。また、呼び出しごとにサービス インスタンスの新規作成が必要になるため、リモート呼び出しごとにデータ ソースへのフックを行うために一定の内部処理が必要とされます。この結果、WcfListConnectorServiceSingle では呼び出しのパフォーマンスが若干低下します。

参照