バージョン

ノードでの複数行テキストの表示

WinTree のバージョン 3 から、ツリー ノードの編集機能が大幅に強化されています。ツリー ノードの編集は、Infragistics.Win アセンブリの埋め込みエディタ テクノロジーによって処理されるようになりました。拡張編集機能を補うため、ツリー ノードに複数行のテキストを表示する機能も組み込まれました。

ノードでの複数行テキストの表示を切り替えるときは、Override オブジェクトの MultiLine プロパティを主に使用します。このプロパティを True に設定すると、Override によって制御される 1 つまたは複数のノードで複数行のテキストが有効になります。複数行テキストの操作に利用できる他のプロパティには、同じく Override オブジェクトの MaxLabelHeight プロパティと MaxLabelWidth プロパティがあります。特に、MaxLabelWidth は複数行テキストの折り返し場所を指定します。

複数行テキストをグリッド レベルで有効にするには、次のようなコードを使用します。

Visual Basic の場合:

Imports Infragistics.Win
...
Me.UltraTree1.Override.Multiline = DefaultableBoolean.True

C# の場合:

using Infragistics.Win;
...
this.ultraTree1.Override.Multiline = DefaultableBoolean.True;
WinTree Display Multiple Lines of Text in Nodes 01.png

1 つのノードの Override を使用して、そのノードでのみ複数行テキストを有効にすることもできます。例:

Visual Basic の場合:

Imports Infragistics.Win
...
Me.UltraTree1.Nodes(3).Override.Multiline = DefaultableBoolean.True

C# の場合:

using Infragistics.Win;
...
this.ultraTree1.Nodes[3].Override.Multiline = DefaultableBoolean.True;