UltraToolTipManager クラスは "UltraToolTip" というエクステンダ プロパティをコントロールに追加します。UltraToolTip プロパティは、WinToolTipManager でコントロールを管理することを目的とします。これにより、マウスがコントロールの上に置かれたときにツールヒントを自動的に表示できるようになります。
始めに、フォームにコントロールを配置します。
どのようなコントロールを配置してもかまいませんが、この例では TextBox を使用します。
UltraToolTipManager コンポーネントをフォームに配置します。
TextBox の ToolTipText プロパティを設定します。
デフォルトでは、WinToolTipManager は、コントロールの ToolTipText が有効な文字列に設定されている場合のみ、そのコントロールの上にマウスが置かれたときにツールヒントを表示します。
オプションのプロパティを設定します。
ToolTipText を設定したら、ランタイムに TextBox の上にマウスを置いたときに TextBox のツールヒントが表示されます。
ツールヒントにタイトルも表示する場合は、ToolTipTitle プロパティを設定します。
ツールヒントのタイトルにイメージを表示する場合は、ToolTipImage を設定します。ToolTipImage には一般的なイメージを表示するオプションがあります。カスタム イメージを表示するには、ToolTipImage プロパティを Custom に設定し、Appearance.Image プロパティまたは ToolTipTitleAppearance.Image プロパティを設定します。
この時点で、BackColor や ForeColor などの他の Appearance プロパティも設定できます。
アプリケーションを実行します。
アプリケーションを実行して TextBox の上にマウスを置きます。WinToolTipManager の InitialDelay プロパティで指定された遅延時間(デフォルトは 0.5秒)が経過した後、ツールヒントが表示されます。