バージョン

TaskPane ツールバーの作成（パート 1）

このトピックでは、UltraTaskPaneToolbar を動的に作成する方法について説明します。

Ultimate UI for Windows Forms 2005 Volume 1 から、Microsoft Office のタスク ペイン スタイルに基づく新しいツールバー タイプ、UltraTaskPaneToolbar が導入されました。タスク ペインは UltraToolbar の派生クラスとして実装されており、ドラッグしてフローティング ウィンドウに表示できる点で標準のツールバーに似ています。UltraTaskPaneToolbar の内容領域は、選択されている TaskPaneTool に関連付けられたコントロールが占めます。

  1. 新しい Windows アプリケーションを作成します。

  2. この手順ではコントロールをフォームにドラッグしないため、参照が自動的に追加されません。したがって、使用する参照を手動でプロジェクトに追加する必要があります。次の参照をプロジェクトに追加します。

    • Infragistics.Shared.v24.1

    • Infragistics.Win.UltraWinToolbars.v24.1

    • Infragistics.Win.v24.1

  1. 項目を動的に作成するイベントとして、Form Load イベントを使用します。そのため、Form Load イベントに接続する必要があります。

C# では、フォームを選択して [イベント] ボタン（プロパティ グリッド上の稲妻アイコン）をクリックし、Load イベントをダブルクリックします。

これで、ソースコードに追加する Form Load イベントが取得されます。

Visual Basic では、ソースコードに移動して最初のドロップダウンから "Form Events" を選択し、2 番目のドロップダウンから "Load" を選択します。

これで、Form Load イベントがソースコードに追加されます。

  1. コード ビハインドに UltraWinToolbars 名前空間を含める必要があります。コード ビハインド ページの最上部に次のコードを配置します。

Visual Basic の場合：

Imports Infragistics.Win
Imports Infragistics.Win.UltraWinToolbars

C# の場合：

using Infragistics.Win;
using Infragistics.Win.UltraWinToolbars;

  1. 最初に UltraToolbarsManager を作成します。

Visual Basic の場合：

' UltraToolbarsManager を作成します。
Dim myToolbarManager As New UltraToolbarsManager
' UltraToolbarsManager を内部にドッキングするコンテナを設定します。
myToolbarManager.DockWithinContainer = Me

C# の場合：

// UltraToolbarsManager を作成します。
UltraToolbarsManager myToolbarManager = new UltraToolbarsManager();
// UltraToolbarsManager を内部にドッキングするコンテナを設定します。
myToolbarManager.DockWithinContainer = this;

  1. UltraToolbarsManager を作成したら、次に UltraTaskPaneToolbar を作成します。

Visual Basic の場合：

' 新しい UltraTaskPaneToolbar を作成します。
Dim myTaskPaneToolbar As New UltraTaskPaneToolbar("myTaskPane")
' UltraTaskPaneToolbar のドッキング位置を設定します。
myTaskPaneToolbar.DockedPosition = DockedPosition.Right
' コントロールのテキストを設定します。
myTaskPaneToolbar.Text = "myTaskPane"
' ツールバーを UltraToolbarsManager の Toolbars コレクションに追加します。
myToolbarManager.Toolbars.AddRange(New UltraToolbar() {myTaskPaneToolbar})

C# の場合：

// 新しい UltraTaskPaneToolbar を作成します。
UltraTaskPaneToolbar myTaskPaneToolbar = new UltraTaskPaneToolbar("myTaskPane");
// UltraTaskPaneToolbar のドッキング位置を設定します。
myTaskPaneToolbar.DockedPosition = DockedPosition.Right;
// コントロールのテキストを設定します。
myTaskPaneToolbar.Text = "myTaskPane";
// ツールバーを UltraToolbarsManager の Toolbars コレクションに追加します。
myToolbarManager.Toolbars.AddRange(new UltraToolbar[] {myTaskPaneToolbar});

  1. 上記が UltraTaskPaneToolbar を作成するための基本です。TaskPaneToolbar のヘッダに表示される矢印、またはその同じヘッダに表示されるドロップダウン メニューを追加するには、次のコード行をプロジェクトに追加します。

Visual Basic の場合：

' TaskPaneTool 間を移動することができる 2 つの矢印を表示します。
myTaskPaneToolbar.NavigationButtonStyle = NavigationButtonStyle.History
' TaskPaneToolbar のヘッダ領域にドロップダウン メニューを表示します。
myTaskPaneToolbar.AllowNavigationViaMenu = DefaultableBoolean.True

C# の場合：

// TaskPaneTool 間を移動することができる 2 つの矢印を表示します。
myTaskPaneToolbar.NavigationButtonStyle = NavigationButtonStyle.History;
// TaskPaneToolbar のヘッダ領域にドロップダウン メニューを表示します。
myTaskPaneToolbar.AllowNavigationViaMenu = DefaultableBoolean.True;