このトピックは WinGridFilterUIProvider とその拡張されたフィルタリング機能を紹介します。
WinGridFilterUIProvider™ コンポーネントは、UltraGrid™ 列のために拡張されたフィルタリングのユーザー インターフェイス (UI) を提供します。これは Microsoft Excel® のフィルタリング機能を真似て、UltraGrid 列データに適したさまざまな定数 (Text Filters、Number Filters および Date Filters) を表示します。たとえば、日付の列で、次の週、月、四半期および日付の範囲でも値をフィルターすることが可能です。WinGrid™ コントロールの FilterUIProvider プロパティを UltraGridFilterUIProvider に設定することによって、WinGrid 列のデータは WinGridFilterUIProvider の拡張されたフィルタリング UI を使用してフィルタリングできます (図 1) 。
図 1: WinGrid で UltraGridFilterUIProvider が有効になり、ドロップダウンされている
WinGridFilterUIProvider コントロールによって提供されるフィルタリング インターフェイスに示されるすべてのフィルタリング比較演算子 (たとえば、Equals、DoesNotEqual、Begins With など) は、FilterTool の概念を通して作成された、メニューとして表示されるツールです (図 1) 。これらのツールは再配置、削除することができますが、新しいツールは BeforeMenuPopulate イベントと AfterMenuPopulate イベントを処理することで追加できます。
Microsoft Excel では、セル値のリストがフィルターされ、他の列にフィルター アウトされていない値のみが表示されます。WinGridFilterUIProvider のデフォルト動作はこの動作を真似ています。
このコントロールの 2011 Volume 2 以前のバージョンは、フィルター アウトされたかどうかにかかわらず、フィルタリング ドロップダウンに値を表示しました。古い機能との後方互換性のために、UltraGridFilterUIProvider では OperandListFilterBehavior という名前の新しいプロパティが使用可能になりました。