GroupByRowExpansionStyle プロパティを使用すると、エンド ユーザーが GroupBy 行を展開する方法を指定できます。デフォルトで、GroupBy 行の展開インジケータをクリックする、GroupBy 行をダブルクリックする、またはキーボードを使用するのいずれかを実行することによって、GroupBy 行を展開できます。これらすべての展開オプションによって、ユーザーは "Disabled" を除きキーボードで展開を切り替えることができます。
デザインタイムに WinGrid を右クリックして、コンテキスト メニューから [UltraWinGrid デザイナ] を選択します。
デザイナの左側で、[コントロール設定] オプションを選択します。下にスクロールして DisplayLayout プロパティを展開します。Override プロパティが表示されるまで下スクロールして、プロパティを展開します。Override プロパティの中で GroupByRowExpansionStyle プロパティが表示されるまで下にスクロールします。
このプロパティには 4 つの設定があります。
ExpansionIndicatorAndDoubleClick - 展開インジケータを使用するか、GroupBy 行をダブルクリックすることによって、グループ行を展開/縮小できます。これがデフォルトの動作です。
ExpansionIndicator - GroupBy 行の展開インジケータを使用してグループ行を展開/縮小できます。
DoubleClick - グループ行をダブルクリックすることによってグループ行を展開/縮小できます。この設定を使用した場合、グループ行の展開インジケータは表示されません。
Disabled - エンド ユーザーはマウスとキーボードのどちらによってもグループ行を展開/縮小できません。
GroupByRowExpansionStyle を "Disabled" に設定すると、エンド ユーザーはグループ行を展開/縮小できなくなります。この場合、GroupByRowInitialExpansionState プロパティは "Expanded" に解決されます。これは、列がグループ化されている場合、すべての GroupBy 行が初期状態で展開されることを意味します。GroupByRowExpansionStyle の設定にかかわらず、GroupByRowInitialExpansionState プロパティを設定することで、グループの作成時に GroupBy 行をどのように表示するかを指定できます。
GroupByRowExpansionStyle を DoubleClick に設定し、列でグループ化を実行すると、WinGrid は次のスクリーンショットのようになります。GroupBy 行に展開インジケータがないことに注意してください。