あとはアプリケーションを実行するだけで、Grid が Categories テーブルのすべてのレコードを自動的に読み込みます。今回の例では、基になるデータ モデルに行を追加する手段として Grid の基本機能を使用します。そのため、用意された空の行に入力するだけで行が追加されます。行から移動したとき、入力された値がすべて有効であれば、その行が自動的にデータベースに挿入され、一時的な負のプライマリ キー値が実際のサーバー生成値に置き換えられます。
1 行または複数の行を選択してキーボードの [Delete] キーを押し、確認メッセージを了解すると、選択した行が Grid およびデータベースから削除されます。
セルを変更してその行から移動すると、既存のレコードが更新されます。
制約に違反した場合は、Grid によってユーザーにエラー メッセージが表示され、現在の操作がキャンセルされます。つまり、制約を持つ行を削除したり、数値フィールドに文字を入力したりすることはできません。
このサンプルを拡張してレコードの "Previous State" インスタンスを保持するようにすれば、さらに機能が向上します。こうすると、操作をキャンセルした場合、各行の値をすべて元に戻すことができます。また、現在のレコードに変更内容が含まれているか、つまり現在のレコードが "ダーティ" かどうかを確認するテストを提供すれば、データベースへのラウンド トリップを省略できます。
このサンプルは、前の 4 つの項目で説明した内容の実践的な実装を示します。その際、Form_Load イベントの接続文字列を、ご使用の SQL Server のインスタンスを指すように変更してください。