2005 Volume 1 では、WinDataSource コンポーネントの Add メソッドと Insert メソッドに新しいオーバーロードが追加されました。新しいオーバーロードでは、セル値の配列を渡して新しい行を初期化できます。このトピックでは、この機能について説明します。
新しい C# または VB.NET Windows アプリケーションを作成します。デザイン ビューで UltraGrid コントロールと UltraDataSource コンポーネントをフォームに追加します。
UltraDataSource を右クリックして、コンテキスト メニューから [UltraDataSource デザイナ] を選択します。次のスクリーンショットのような UltraDataSource デザイナが表示されます。
[データ列] というラベルの付いた 2 番目のペインで列の追加ボタンをクリックします。これで新しい列が追加されます。一番右のペインで "Key" を選択し、「Last Name」と入力します。同じ操作を繰り返して、「First Name」という新しい列を作成します。
フォームのコード ファイルで、Form_Load イベントのハンドラを作成します。ここで、UltraDataSource にデータを追加する Add および Insert メソッドを呼び出します。
まず、新しい Add メソッドのオーバーロードについて見てみます。各オーバーロードの説明はコメントを参照してください。
Visual Basic の場合:
' 値の配列のみを渡して行を作成します。 Me.UltraDataSource1.Rows.Add(New Object() {"Mize", "Rachel"}) Me.UltraDataSource1.Rows.Add(New Object() {"Jones", "William"}) ' ブール値は、Add メソッドを呼び出したときに ' UltraDataSource で Add イベントを発生させるフラグです。 Me.UltraDataSource1.Rows.Add(True, New Object() {"Craft", "Joe"})
C# の場合:
// 値の配列のみを渡して行を作成します。 this.ultraDataSource1.Rows.Add(new object[] {"Mize", "Rachel"}); this.ultraDataSource1.Rows.Add(new object[] {"Jones", "William"}); // ブール値は、Add メソッドを呼び出したときに // UltraDataSource で Add イベントを発生させるフラグです。 this.ultraDataSource1.Rows.Add(true, new object[] {"Craft", "Joe"});
The Insert method also has similar new overloads. The comments explain the two new overloads.
Visual Basic の場合:
' 値の配列を渡し、指定した位置に挿入します。 Me.UltraDataSource1.Rows.Insert(2, New Object() {"Crump", "Bethany"}) ' ブール値は、Add メソッドを呼び出したときに ' UltraDataSource で Insert イベントを発生させるフラグです。 Me.UltraDataSource1.Rows.Insert(0, True, New Object() {"Hill", "Elizabeth"})
C# の場合:
// 値の配列を渡し、指定した位置に挿入します。 this.ultraDataSource1.Rows.Insert(2, new object[] {"Crump", "Bethany"}); // ブール値は、Add メソッドを呼び出したときに // UltraDataSource で Insert イベントを発生させるフラグです。 this.ultraDataSource1.Rows.Insert(0, true, new object[] {"Hill", "Elizabeth"});
プロパティ グリッドで UltraGrid の DataSource を、作成した UltraDataSource に設定します。プロジェクトをビルドして実行すると、次のスクリーンショットのようなフォームが表示されます。