バージョン

計算機ボタンの種類とイベント

次のリストは、WinCalculator ボタンの Type プロパティで使用可能な設定と、発生するイベントをまとめたものです。

ボタンのタイプ 説明 発生するイベント

Numeric Button

標準の数字ボタン(3、6、8 など)。

BeforeButtonClicked

ActionButton

計算機の標準的なボタンで、何らかのアクションを実行するものの、表示にはまったく影響を与えないボタン。たとえば、[MC]、[CE]、[C] ボタンなど。

BeforeButtonClicked

BeforeActionButtonPressed

AfterActionButtonPressed

演算子

演算子として動作します(+、-、/ など)。次の数字キーを押すと表示が消去されます。

BeforeButtonClicked

BeforeCalculatePending

AfterCalculatePending

OperatorImmediateAction

演算を即時に実行します。キューには入らず、他の演算子を消去することもありません。平方根ボタンがその一例です。

BeforeButtonClicked

BeforeCalculateImmediate

AfterCalculateImmediate

OperatorPerformImmediateThenPendingCalculations

演算を即時に実行する点は OperatorImmediateAction と同じですが、残りの演算もすべて実行します。たとえば、[%] キーがその例です。OperatorImmediateAction との違いを表す例としては、平方根ボタンと別の演算子を使用した場合が挙げられます。この場合は結果を得るために次のボタンを押す必要があります。

12 * 9Sqrt =

(結果は36)

それに対して、12 の 10% を計算する場合は次のボタンを押します。

12 * 10%

(結果は 1.2。= を押す必要はありません)

[%] キーは OperatorPerformImmediateThenPendingCalculations キーであるため、このキーを押すと保留中の演算がすべて実行されます。

BeforeButtonClicked

BeforeCalculateImmediate

AfterCalculateImmediate

BeforeCalculatePending

AfterCalculatePending

OperatorPerformPendingCalculations

保留中の演算を実行します([=] キーなど)。

BeforeButtonClicked BeforeCalculatePending AfterCalculatePending

以下はイベントとそれぞれの定義のリストです。

イベント 説明

BeforeButtonClickedEventHandler BeforeButtonClicked:

いずれかのボタンがクリックされる前に発生します。

System.EventHandler AfterCalculationComplete:

計算処理には複数の段階がある場合があるため、すべての計算処理が完了した後に発生します。

BeforeCalculatePendingEventHandler BeforeCalculatePending:

保留中の演算の前に発生します。これにより、ユーザーはデフォルトの演算をキャンセルしたり、値を変更したりできます。

System.EventHandler AfterCalculatePending:

保留中の演算の後に発生します。

BeforeCalculateImmediateEventHandler BeforeCalculateImmediate:

即時演算の前に発生します。これにより、ユーザーはデフォルトの演算をキャンセルしたり、値を変更したりできます。

System.EventHandler AfterCalculateImmediate:

即時演算の後に発生します。

DefaultCalculationFailEventHandler DefaultCalculationFail:

デフォルトの演算が失敗したときに発生します。

BeforeCalculateImmediateEventHandler BeforeActionButtonPressed:

アクションが起こる前に発生します。これにより、ユーザーはデフォルトの演算をキャンセルしたり、値を変更したりできます。

System.EventHandler AfterActionButtonPressed:

アクション ボタンが押された後に発生します。