ユーザー インターフェイスのデザインでは、イメージの拡大がよく行われます。Position を Stretch に設定すると、背景イメージが小さすぎるときに、Windows デスクトップがイメージを拡大します。しかし、イメージに境界線(写真のフレームの役割を果たしている)がある場合は、どうなるでしょうか。境界線も拡大されます。これによって、境界線は粗い粒度で表示され、特に塗りつぶされていない、装飾用の境界線の場合はその傾向が強くなります。
しかし、 Presentation Layer Framework™ の Appearance オブジェクトに新しく追加された ImageBackgroundStretchMargins プロパティを使用すると、イメージの上辺、右辺、底辺、左辺を識別し、境界線と実際のイメージの境目を識別することができます。このプロパティは、イメージを 9 つに分割します。隅の部分は不変で、拡大されません。中央の列の上と下の部分は、水平方向にのみ拡大され、中央の行の右と左の部分は垂直方向にのみ拡大されます。したがって、指定されたマージンにかかわらず、隅が拡大されて、粒度が粗く見えることはありません。