Name プロパティをラベル テキストと同じ文字列に設定します。たとえば、「Browse」のラベルを持つボタン要素の Name を「Browse」に設定します。Name プロパティは、UI テキストの表現で下線されるニーモニック文字 (「&」) を含みません。画面に表示されるラベルの拡張バージョンや変更バージョンを Name プロパティに使用しないでください。名前とラベルで食い違いがあるとクライアント アプリケーションやユーザー間で混乱を生じるためです。
相対のラベル テキストが画面で表示されないか、変わりに画像が表示される場合、代替テキストを表示します。代替テキストは短い、直感的なテキストに設定します。アプリケーションの UI 言語またはオペレーティング システムのデフォルト UI 言語にローカライズします。代替テキストではビジュアルの詳細な説明は避けて、シンプルなテキスト ラベルのように UI の機能の簡単な説明にします。たとえば、Windows のスタート メニュー ボタンは、「青くて丸い球画上の Windows ロゴ」(ボタン) の代わりに「Start」 (ボタン) という名前になりました。詳細については、画像のテキスト表現を参照してください。UI ラベルがテキスト画像 (たとえば、左から右に項目を追加するボタンの「>>」) の場合、Name プロパティは「Add」などの代替テキストに設定します。ローカライズ化とユーザー補助のために、UI ラベルでテキスト画像の使用は推薦されていません。
Name プロパティはコントロール ロールまたはタイプ情報 (「button」など) を含みません。含む場合、LocalizedControlType プロパティのテキストと競合します。
Name プロパティは兄弟で一意識別子として使用できません。ただし、UI 表現と一致する場合、ピアで同じ Name 値を使用できます。テスト オートメーションでは、クライアントは AutomationId または RuntimeId プロパティを使用します。
Name プロパティには VT_BSTR のバリアント タイプがあります。デフォルト値は空の文字列です。