ColumnStyle 列挙体

UltraGridColumn.Style プロパティを指定する列挙体。

シンタックス

Visual Basic

'宣言
 
Public Enum ColumnStyle 
   Inherits System.Enum

C#

public enum ColumnStyle : System.Enum 

メンバ

メンバ	解説
Button	セルの領域全体を占めるボタンのあるボタンスタイル。ユーザーがボタンをクリックすると、ClickCellButtonイベントが発生します。
CheckBox	チェックボックススタイル。
Color	色の入力を可能にするスタイル。
Currency	通貨値の入力を可能にするスタイル。注: このスタイルはマスキング機能を使用します。全体の桁数と小数点以下の桁数は CurrentCulture を使用して決定されます。UltraGridColumn.MaskInput プロパティを設定することによって、全体の桁数や小数点以下の桁数などを制御することができます。Infragistics.Win.EditorWithMask が使用されます。
CurrencyNonNegative	負の値を入力できない点以外は Currency スタイルと同じです。
CurrencyPositive	ゼロと負の値を入力できない点以外は Currency スタイルと同じです。
Date	日付の入力を可能にするスタイル。ドロップダウンカレンダーを表示するためのドロップダウンボタンが表示されます。日、月、および年部分の順序を制御するには、UltraGridColumn.MaskInput プロパティを設定します。入力可能な最小値と最大値を制御するには、UltraGridColumn.MaxValue プロパティと the UltraGridColumn.MinValue プロパティを使用します。注: このスタイルはマスキング機能を使用します。
DateTime	日付と時刻の入力を可能にするスタイル。時刻部分には短い形式の時刻パターンが使用されます。ドロップダウンカレンダーを表示するためのドロップダウンボタンも表示されます。日付と時刻の書式をさらに制御するには、UltraGridColumn.MaskInput プロパティを設定します。入力可能な最小値と最大値を制御するには、UltraGridColumn.MaxValue プロパティと the UltraGridColumn.MinValue プロパティを使用します。注: このスタイルはマスキング機能を使用します。
DateTimeWithoutDropDown	ドロップダウン ボタンが表示されない点以外は DateTime スタイルと同じです。
DateTimeWithSpin	ドロップダウン ボタンが表示されない点と、所定の位置にスピン ボタンが表示される点以外は、DateTime スタイルと同じです。スピン ボタンは日付の各部分を増加または減少させるのに使用できます。
DateWithoutDropDown	ドロップダウン ボタンが表示されない点以外は Date スタイルと同じです。
DateWithSpin	ドロップダウン ボタンが表示されない点と、所定の位置にスピン ボタンが表示される点以外は、Date スタイルと同じです。スピン ボタンは日付の各部分を増加または減少させるのに使用できます。
Default	デフォルトスタイルを使用します。デフォルトスタイルは、列のデータ型とその他の列プロパティ設定に基づきます。
Double	倍精度浮動小数点値の入力を可能にするスタイル。注: このスタイルはマスキング機能を使用します。全体の桁数と小数点以下の桁数は CurrentCulture の NumberFormatInfo を使用して決定されます。UltraGridColumn.MaskInput プロパティを設定することによって、全体の桁数や小数点以下の桁数などを制御することができます。入力可能な最小値と最大値を制御するには、UltraGridColumn.MaxValue プロパティと the UltraGridColumn.MinValue プロパティを使用します。Infragistics.Win.EditorWithMask が使用されます。
DoubleNonNegative	ユーザーが負の数値を入力できない点以外は Double スタイルと同じです。注: このスタイルはマスキング機能を使用します。
DoubleNonNegativeWithSpin	スピン ボタンが表示される点以外は DoubleNonNegative スタイルと同じです。
DoublePositive	ユーザーがゼロまたは負の数値を入力できない点以外は Double スタイルと同じです。注: このスタイルはマスキング機能を使用します。
DoublePositiveWithSpin	スピン ボタンが表示される点以外は DoublePositive スタイルと同じです。
DoubleWithSpin	スピン ボタンが表示される点以外は Double スタイルと同じです。
DropDown	コンボボックススタイルのドロップダウンです。 ユーザーは テキストボックスの横にある小さなドロップダウンボタンをクリックすることにより、ドロップダウン一覧から 項目を選択します。UltraGridColumn.ValueList プロパティを、ドロップダウンに表示する項目のリストに設定する必要があります。項目リストがなければこのスタイルは効果がありません。
DropDownCalendar	ドロップダウン矢印のあるドロップダウン カレンダー スタイル。ユーザーがドロップダウン矢印をクリックするとドロップダウン カレンダーが表示され、そこから日付を選択できます。
DropDownList	リストスタイルのドロップダウンです。 ユーザーは 小さなドロップダウンボタンをクリックすることにより、ドロップダウンリストから項目を選択します。UltraGridColumn.ValueList プロパティを、ドロップダウンに表示する項目のリストに設定する必要があります。項目リストがなければこのスタイルは効果がありません。
DropDownValidate	ユーザーがコンボボックスの編集ボックスに値リストの値のいずれとも一致しないテキストを入力できない点以外はDropDownスタイルと同じです。UltraGridColumn.ValueList プロパティを、ドロップダウンに表示する項目のリストに設定する必要があります。項目リストがなければこのスタイルは効果がありません。
Edit	テキストボックススタイル。
EditButton	テキストボックスとユーザーがクリックできるボタンのある編集ボタンスタイル。
Font	フォントの選択を可能にするスタイル。Infragistics.Win.FontNameEditor が使用されます。
FormattedText	列データを書式設定されたテキストとして表示するスタイル。これは編集を許可しません。Infragistics.Win.FormattedLinkLabel.FormattedLinkEditor が使用されます。
FormattedTextEditor	これが同様に編集可能である点を除いて FormattedText と同じです。Infragistics.Win.FormattedLinkLabel.FormattedLinkEditor が使用されます。
Image	Infragistics.Win.EmbeddableImageRenderer を使用してイメージを表示するスタイル。
ImageWithShadow	イメージが影付きで表示される点以外は Image スタイルと同じです。
Integer	整数値の入力を可能にするスタイル。桁数を制御するには、UltraGridColumn.MaskInput プロパティを設定します。Infragistics.Win.EditorWithMask が使用されます。
IntegerNonNegative	ユーザーが負の数値を入力できない点以外は Integer スタイルと同じです。
IntegerNonNegativeWithSpin	スピン ボタンが表示される点以外は IntegerNonNegative スタイルと同じです。
IntegerPositive	ユーザーがゼロまたは負の数値を入力できない点以外は Integer スタイルと同じです。
IntegerPositiveWithSpin	スピン ボタンが表示される点以外は IntegerPositive スタイルと同じです。
IntegerWithSpin	スピン ボタンが表示される点以外は Integer スタイルと同じです。
RadioButtonByBand	バンド全体で 1 つのセルのみが「チェック」される、列をオプション ボタンとして表示するスタイル。
RadioButtonByRowsCollection	各行コレクション バンドで 1 つのセルのみが「チェック」される、列をオプション ボタンとして表示するスタイル。
Time	時刻の入力を可能にするスタイル。現在のカルチャの短い形式の時刻パターンが使用されます。時刻書式のさまざまな側面を制御するには、UltraGridColumn.MaskInput プロパティを設定します。入力可能な最小値と最大値を制御するには、UltraGridColumn.MaxValue プロパティと the UltraGridColumn.MinValue プロパティを使用します。注: このスタイルはマスキング機能を使用します。
TimeWithSpin	スピン ボタンが表示される点以外は Time スタイルと同じです。スピン ボタンは時刻の各部分を増加または減少させるのに使用できます。
TimeZone	タイムゾーンの選択を可能にするスタイル。Infragistics.Win.TimeZoneEditor が使用されます。
TrackBar	TrackBar として列を表示するスタイル。
TriStateCheckBox	３ステート チェックボックス スタイル。
URL	列データをURLとして表示するスタイル。Infragistics.Win.FormattedLinkLabel.FormattedLinkEditor が使用されます。

解説

このプロパティは便利です。これを使用すると、列の編集スタイルを一般的に使用される編集スタイルのひとつに設定できます。このリストには、使用可能なすべてのスタイルが網羅されているわけではありません。この列挙型に含まれていないスタイルについては、UltraGridColumn.Editor プロパティと、UltraGridColumn オブジェクトが公開しているその他のプロパティ (UltraGridColumn.MinValue 、 UltraGridColumn.MaxValue、UltraGridColumn.MinValueExclusive 、UltraGridColumn.MaxValueExclusive 、UltraGridColumn.MaskInput、UltraGridColumn.FormatInfo、UltraGridColumn.Format、UltraGridColumn.MaxLength、UltraGridColumn.RegexPattern など) を使用することで目的の列スタイルを実現できます。実際一部のスタイルは、これらのプロパティを設定することで目的の動作を実現しています。たとえば、CurrencyPositive スタイルは、UltraGridColumn.Editor を Infragistics.Win.EditorWithMask インスタンスに設定し、UltraGridColumn.MinValueExclusive を 0 に設定します。列スタイルをもっと細かくカスタマイズするのに、このプロパティを設定できます。これは、これらのプロパティが Style プロパティより優先されるためです。

使用例

Visual Basic

Imports Infragistics.Shared
Imports Infragistics.Win
Imports Infragistics.Win.UltraWinGrid

  Private Sub Button9_Click(ByVal sender As Object, ByVal e As System.EventArgs) Handles button9.Click

      ' If the value list has already been created, then return since we
      ' don't want to recreate it again.
      If Me.ultraGrid1.DisplayLayout.ValueLists.Exists("VL1") Then Return

      ' Create a value list with the key of VL1.
      Dim valueList As valueList = Me.ultraGrid1.DisplayLayout.ValueLists.Add("VL1")

      ' Add some items to it. Here the items added have numeric data values and
      ' associated display texts. What the user sees in the cells is the display 
      ' text for these underlying numeric data value. Also when the user modifies
      ' a cell and selects one of the item, what goes in the data source is the
      ' associated numeric value.
      valueList.ValueListItems.Add(1, "One")
      valueList.ValueListItems.Add(2, "Two")
      valueList.ValueListItems.Add(3, "Three")
      valueList.ValueListItems.Add(4, "Four")
      valueList.ValueListItems.Add(5, "Five")

      ' Get the column you want to use the value list in.
      Dim column As UltraGridColumn = Me.ultraGrid1.DisplayLayout.Bands(0).Columns(0)

      ' Now assign the value list to that column.
      column.ValueList = valueList

      ' Optionally set the style of that column to an appropriate drop down style.
      ' DropDownValidate style ensures that the user enters only the values found 
      ' in the value list. 
      column.Style = ColumnStyle.DropDownValidate

      ' When AutoEdit is turned on on a column with value list assigned to it, the
      ' UltraGrid auto-completes the text in the cell as the user types to a matching
      ' item in the value list. This is enabled by default, however you can turn it
      ' off by setting AutoEdit to false.
      column.AutoEdit = False

  End Sub

C#

using Infragistics.Shared;
using Infragistics.Win;
using Infragistics.Win.UltraWinGrid;
using System.Diagnostics;

private void button9_Click(object sender, System.EventArgs e)
{		
	
	// If the value list has already been created, then return since we
	// don't want to recreate it again.
	if ( this.ultraGrid1.DisplayLayout.ValueLists.Exists( "VL1" ) )
		return;

	// Create a value list with the key of VL1.
	ValueList valueList = this.ultraGrid1.DisplayLayout.ValueLists.Add( "VL1" );
	
	// Add some items to it. Here the items added have numeric data values and
	// associated display texts. What the user sees in the cells is the display 
	// text for these underlying numeric data value. Also when the user modifies
	// a cell and selects one of the item, what goes in the data source is the
	// associated numeric value.
	valueList.ValueListItems.Add( 1, "One" );
	valueList.ValueListItems.Add( 2, "Two" );
	valueList.ValueListItems.Add( 3, "Three" );
	valueList.ValueListItems.Add( 4, "Four" );
	valueList.ValueListItems.Add( 5, "Five" );

	// Get the column you want to use the value list in.
	UltraGridColumn column = this.ultraGrid1.DisplayLayout.Bands[0].Columns[0];

	// Now assign the value list to that column.
	column.ValueList = valueList;
	
	// Optionally set the style of that column to an appropriate drop down style.
	// DropDownValidate style ensures that the user enters only the values found 
	// in the value list. 
	column.Style = ColumnStyle.DropDownValidate;

	// When AutoEdit is turned on on a column with value list assigned to it, the
	// UltraGrid auto-completes the text in the cell as the user types to a matching
	// item in the value list. This is enabled by default, however you can turn it
	// off by setting AutoEdit to false.
	column.AutoEdit = false;

}