UltraGridBand オブジェクトは、階層的なレコードセットのひとつのレベルですべてのレコードを表します。バンドはUltraWinGrid内の階層的なデータの基礎です。レコードセットにバインドされる場合、各バンドはひとつのコマンドに対応します。 (バンドは、データベース内の組織のテーブルまたはクエリレベルにほぼ相当すると見なすこともできます) バンドの行が視覚的に分離することができる (階層で次に高いバンドの行の下にグループ化されて表示される) としても、それらは実際はレコードのセットです。グリッドのデータ階層では、バンドはグリッド自体の後でありますが行およびセルの前にきます。
シングルレベル (フラット) レコードセットを表示しているときでさえ UltraWinGrid に少なくともひとつの UltraGridBand が常に存在しています。コントロールではなくバンドがデータのプライマリコンテナーオブジェクトであるので、最上位 (グリッド) レベルにあるコントロールに適用されるプロパティのほとんどは、UltraGridBandオブジェクトにも適用されます。異なる書式や動作属性を個々のバンドに適用するための広範なサポートもあります。バンドは「グリッド内のグリッド」で効果的であるので、ユーザーは明らかにひとつひとつが異なるバンドを希望しています。たとえば、ひとつのバンドはレコードの各グループに対する列ヘッダーや行セレクターを表示し、他のバンドはデータ セルだけを表示します。
ViewStyleBandプロパティの設定に基づき、バンドはグリッド内で水平または垂直のいずれかで表示できます。UltraGridBand オブジェクトの Hiddenプロパティを設定することで、表示からバンド全体を隠すこともできます。