UltraDataPieChart の「その他」カテゴリには、OthersCategoryType、OthersCategoryThreshold、OthersCategoryText という 3 つの主要な構成可能なプロパティがあり、これらを使用して、チャート内の「その他」スライスの表示方法を構成できます。これらについては、それぞれ以下で説明します。
OthersCategoryType プロパティは、UltraDataPieChart の OthersCategoryThreshold プロパティと連動して機能します。OthersCategoryType では、OthersCategoryThreshold を数値として評価するか、パーセンテージとして評価するかを定義できます。たとえば、数値を選択し、OthersCategoryThreshold を 5 に設定すると、5 未満の値を持つスライスはすべて「その他」カテゴリの一部になります。パーセント タイプで同じ値 5 を使用すると、UltraDataPieChart の合計値の 5 パーセント未満の値はすべて「その他」カテゴリの一部になります。
チャートの「その他」スライスに含まれる基礎データ項目を取得するには、チャートの GetOthersContext メソッドを利用できます。このメソッドの戻り値のタイプは、Items プロパティを公開する OthersCategoryContext です。Items プロパティは、Others スライス内の項目を含む object[] を返します。さらに、「その他」スライスをクリックすると、SeriesClick イベントのイベント引数の Item プロパティもこの OthersCategoryContext を返します。
デフォルトでは、「その他」スライスは「その他」というラベルで表されます。チャートの OthersCategoryText プロパティを変更することでこれを変更できます。
UltraDataPieChart に「その他」カテゴリが表示されないようにするには、OthersCategoryThreshold を 0 に設定します。